そう考えた時に全員が心の中で「○○が出来るようになりたい」と感じているはずです。
その時は、「こうすると出来るようになるよ」というレッスンがされているはずです。
もちろんイラストの分野でもそういったレッスンが多いのですが、
たまに変わった質問を受けることがあります。
「描かなくても良い方法ありませんか?」
不思議な質問に思えますよね。
もう少し具体的にすると、
「キャラクターは描けるんですけど、背景が苦手なので描きたくありません。
背景を描かなくても良い方法ありませんか?」
「手を描くのが苦手なので、描かなくても見栄えのする絵に出来ませんか?」
のような質問です。
イラストに真面目に取り組んでいる人ほど、
「いやいや、そこは頑張って描けるようになろうよ!」
と思うところでしょうが、実は可能なんです。
描けないものが描けるようになる技術は山ほどありますが、
苦手なものを描かないようにする技術というのは、知らない方が多いです。
私は「逃げの技術」と読んでいますが、
逃げの技術を上手く使いこなしている方の作品を見ると、
「なるほど、やられた。」と感心します。
そういった作品は、大抵作者の「好き」にあふれたものになっているので、
心に大きく響く作品であることが多いです。
今回はそんな「逃げの技術」の中から1つ、
『注目させる技術』について紹介します。
同じ太さ、同じ色の縦線が描かれた画像を用意しました。
これを見せられてもなんとも思わないと思いますが、
この画像に「ここに注目して欲しい」という私の意図を込めます。
ほぼ全員が見ないように意識をしても、注目してしまう部分があるはずですので御覧ください。
●注目させる技術その1:太さ(大きさ)を極端に変化させる
●注目させる技術その2:明るさや色を極端に変える
●注目させる技術その3:ぼかす
●注目させる技術その4:密集させる
いかがでしょうか?
「やられた」と感じて目線を反らしても気がついたら特定の部分に注目してしまうはずです。
これは「絵を上手く描く技術」とは異なり、
「人間の習性/心理」を利用した表現方法になります。
注目させることが出来るということは、
注目させたくない部分にはこういった技術を「あえて使わない」ようにすることで
目線を反らすことが可能になります。
過去の作品を例に特定の部分に注目せるように加工してみました。
画面の端から端までびっしりと描くことが出来るようになった方にも、
「逃げの技術」はすごく役立ちます。
イラストコースでは、
「描けるようになる技術」から「描かなくてもよくなる技術」まで幅広くレッスンが可能です。
まずは体験レッスンから、お待ちしておりますね。
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