歌をうまくしたい!
といっても何をすればいいかわかりませんよね。
今回は段階的にうまい歌についてなにをすればいいかしっかり確認していきましょう!
なぜ歌の基礎練習が重要なのか?
ここではまず歌の基礎練習の大切さについて話していきましょう。
基礎を固めることで確実に歌唱力が向上する
正しい発声やリズム感を身につけることで、無理なく上達でき、発声練習の基礎を磨くことで、歌唱力を確実にあげていくことができます。
あとで伸び悩まないためにも、しっかりと基礎力を鍛えておきましょう。
基礎を固めることでテクニックが安定する
基礎が整っていると、応用技術(高音・ビブラート・ミックスボイスなど)が習得しやすいというメリットもあります。
いろいろなジャンルのものに言えることですが、その場でなんとなくテクニックを習得しても実践で使えないといったことは多いです。
基礎力の上にしっかりテクニックや技術を積み上げることにより、確実な歌唱力を手に入れていくことができます。
歌の基礎練習に取り組む前に知っておくべきポイント
ここでは練習に取り組む前の、知っておくべきポイントを確認していきましょう。
姿勢が悪いと息の流れが悪くなる
まずは練習する際の身体の姿勢に関してです。
筋トレで正しいポーズでないと鍛えられる場所が変わってしまうように、歌も姿勢やすこしの身体の使い方で効果を得られるかそうでないかが決まってきます。
姿勢が悪いと横隔膜を正確に下げることができなくなり、声が響かず息の流れも悪くなります。
歌の練習の前には歌うときは、背筋を伸ばし、リラックスした状態で歌うようこころがけましょう。
腹式呼吸には様々なメリットがある
歌を歌う際には息を安定して吐く必要があります。
このために大事な呼吸法、それが「腹式呼吸」です。
普段私達が会話などで使う呼吸法は胸式呼吸です。
胸式呼吸は肋骨の内側だけを使ってする呼吸法です。
これは呼吸が浅くなりやすく、多くの息を必要とする「歌う」ときには息が続かなくなりがちです。
一方腹式呼吸は胸式呼吸に比べたくさんの息を吸い込むことができます。
腹式呼吸を会得することで声の安定感だけでなく、声量などもコントロールできるようになってきます。
「深く息を吸い、お腹からしっかり吐く」感覚を身につける。
このことが歌う練習をする際には非常に大事になってきます。

喉は発声練習で鍛えることができる
発声練習を行うことで、声帯の周りの筋肉、ひいては喉をきたえていくことができます。
いい声を出すためには声帯を間接的に喉の筋肉でコントロールする必要があるので、発声練習により次第に喉が鍛えられていくというわけです。
正確に鍛えていくために、無理に大声を出さず喉に負担をかけない発声を意識しましょう。
ジムでのトレーニングで正しい姿勢でないと筋肉が正しくつかないのと同じで、正しい音でないとこの筋肉を正しく鍛えていくことができません。
その際、ウォーミングアップとして、軽くハミングを行うのも効果的です。
実践!歌の基礎練習メニュー
それでは続いて基礎練習メニューに移りたいと思います。
この練習を行っていくことでしっかりと自分の基礎力を固めていくことができます。
音程を安定させる練習
まず歌においては音程を合わせることが非常に大事になってきます。
カラオケアプリなどで音程バーが出るものがあります。
こういったアプリで自分の音程がどれほどあっているのか、どれほど外れているのかをしっかりとチェックすることができます。
しっかりと正しい音程を意識して歌うことで、回数を重ねるごとに音程を修正していくことができるようになります。
またピアノなどで「ドレミファソラシド」をゆっくりと鳴らしながら歌うことで、音程のズレを確認することも有効です。
音がしっかり合っているときはきれいに重なって聞こえます。
逆に複数の音が聞こえるときは音が一致していない証拠です。
こういったトレーニングを行うことで確実に音程に対する感覚を磨いていくことができます。
リズム感を養うトレーニング
歌がうまくなるためには、リズムに対する感覚も磨いていく必要があります。
まずは歌やアプリを使ってリズム感を磨いていきましょう。
歌いたい歌にはテンポ(BPM)というものがあります。
自分が好きな歌手の曲を歌うときにこのテンポを調べてメトロノームを使って正確に歌うことで、確実にリズム感をやしなっていくことができます。
例えば宇多田ヒカルさんのFirst LoveのテンポはBPM90です。
このテンポに合わせてメトロノームを鳴らし何度も歌ってあげると、全体の歌のテンポ感が身体にしみついていくことになります。
この際、手拍子や体の動きを使って、リズムを体で感じる練習をしてあげるのも、また身体にリズムを染み込ませる上で有効な練習でしょう。
滑舌を改善する発声トレーニング
歌を歌う際にリズムを染み込ませるといいましたが、リズム感を感じれない要因の一つに「滑舌」というものがあります。
日本語は子音と母音で構成されています。
例えば「は」という言葉は「h」という子音と「a」という母音で構成されています。
この母音を強化した上で子音という小さい音を足してあげることでリズムが生まれます。
まずは母音からです。
「あえいうえおあお」などの母音発声練習を行い、ピアノのスケールに合わせて音を上下させてあげます。
次第に母音をはっきり発音できるようになったら、口の開き方などで子音をはっきり足していってあげます。
そうすることではっきりとした発音で、リズム感のある歌声が生まれるというわけです。
他に自分が苦手な母音だけトレーニングしてあげるという手段もあります。
例えば「い」の母音が苦手な人は「い」を重点的にピアノのスケールと合わせて上下してあげることで、苦手な発音の強化につなげることができます。
声量をアップさせる練習
最後に声量をアップさせる練習についてです。
「大きな声」といわれるとどんな歌い方を想像するでしょうか。
身体に力が入っていて、遠くにめがけて力強く発する声を想像していませんか?
実際歌を歌うときにはこれと真逆のことが行われています。
つまり身体の力は抜け、リラックスした状態で息が一定に出ているような状態です。
「え?力が入っていないと歌って大きな声は出せないんじゃないの?」
シャウトや一部のロックミュージックを除き、それは全くの勘違いです。
息がしっかり出ていて、そこに響きがあれば、声というのは自然に響いてくれるものです。
「じゃあ私でも大きな声だせるじゃん!」
そう思ったそこのあなた、大正解です!
それでは実際に響く声を出していきましょう。
まずは息を一定に吐く練習をしていきます。
ロングトーンと言われる練習をしていきます。
同じ音を長く伸ばすことで、安定した声を目指ことができます。
なるべく同じ量の息を吐いていくようにしましょう。
こうしたトレーニングをしていくことで息のコントロールを鍛えることができるようになり、強弱をつけた表現が可能になります。
次に口の形を作って響く声を作ってあげます。
あくびをするときのような喉の奥の形を作ってあげて、力を抜いて口の中に音を響かせて上げます。
すこし響きがかわりませんでしたか?
このような形ですこしずつ前に声を飛ばしてあげる意識で声を出して上げると、力まずに大きな声が出せるようになってきます。
歌唱力をさらに伸ばすための応用練習
これまでは基礎の練習について見ていきましたが、ここからは更に応用編として、実践的な歌唱力を伸ばすためのトレーニングについて見ていきましょう。
表現力を高めるテクニックの練習
「表現力」とひとことで言ってもいろいろな表現力があります。
たとえばテクニック一つとっても「エッジボイス」というしゃがれた声「ウィスパー」という囁くような声などです。
しかしそのもっと手前でいうと、そういったテクニックを「どこ」で「どれくらい」使うかというのが大切になってきます。
このさじ加減が難しく、やりすぎてしまうと野暮に聞こえてしまうこともしばしばです。
このバランスをまさに知るためには、歌詞の意味を理解し、感情を込めて歌うことが大切になってきます。
歌詞の意味を知ることで、極端にいえば「囁く」という歌詞のところはウィスパーボイスにしてあげたり、泣くような心の叫びをつたえる「どうして!?」という歌詞に対してはシャウトするような歌い方をしてあげるなど、適切に声の強弱や抑揚をつけることができるようになり、より魅力的な歌声をだすことができるようになります。
ミックスボイスやビブラートの練習
更に1段上の歌い方になるために欠かせない歌い方、テクニックを見ていきましょう。
まず1つ目が「ミックスボイス」です。
ミックスボイスは裏声と地声の中間の声です。
まず裏声、地声それぞれを上下してあげて鍛えてあげます。
その後地声と裏声を行き来しながら、すこしずつつなげてあげます。
このときに大事なのは、まず力まないことです。
力まずに地声と裏声をつなげることで、ミックスボイスが出しやすくなります。
もう1つが「ビブラート」です。
ビブラートは声帯の閉鎖をすることで起こすことができる、音のゆらぎです。
まず声帯の閉鎖の練習をした後に喉をリラックスさせた状態でビブラートをかける練習を行うことでより自然なビブラートがかかるようになってきます。
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まとめ:歌の基礎練習で確実に上達しよう!
いかがだったでしょうか。
基礎練習にまさる近道はない、ということがわかってもらえたでしょうか。
正しい発声・リズム感・表現力を鍛えることで、確実に歌唱力を向上させることができます。
独学ではわからない基礎練習のやり方も、プロの指導を受けることでより正しく、また効率的に上達していくことができます。
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