ボイトレを行うときに独学でやる方もいるでしょう。
そんなときにははじめの選択肢としてカラオケを使った練習があるかもしれません。
今回はそのカラオケを使った独学でのボイトレのやり方と、その上達の限界についてお話していきましょう!
カラオケでボイトレを独学するメリット
カラオケのボイストレーニングは、多くの人にとって馴染みがないかもしれません。
ところがどっこい。
カラオケは賢く使えば楽しく・気軽に続けやすい、ボイトレの場としてかなり優秀な場所です!
ここでは、カラオケを活用した独学ボイトレのメリットを3つの視点からご紹介していきます。
好きな曲で楽しく練習できる
ボイトレの一番の敵は「飽き」です。
どんなに正しいトレーニングをしていても、継続ができなければ意味がありません。
継続ができなければトレーニングを身体に落とし込むことができず、歌も上達することがないのです。
その点、カラオケでの練習は「好きな曲を思いっきり歌える」ので、モチベーションの維持に最適です。
好きなアーティストの曲や、憧れの高音バラードに挑戦することで、自然と高音域や抑揚などの技術が身についていきます。
僕も好きなBruno Marsの曲を歌っていたら、気づいたら音域が広がっていたりしました!
そういった意味でカラオケは最適な練習場所といえるでしょう。

音程やリズムをリアルタイムで確認できる
多くのカラオケでは「採点」することができたり、「音程バー」をみながら歌うことができます。
音程バーを見ながら歌えば、「どこで音がズレたか」がすぐに分かりますし、リズムのズレや強弱の不足もグラフで表示されるため、客観的な分析が可能です。
手軽に採点機能を使用して、客観的な練習法を取り入れましょう。
例えば音程の上がり下がりが細かいYOASOBIの曲なんかも、音程バーを見ながらならどこが外れているかひとめでわかりやすいです。
間違えた箇所を重点的になんども繰り返して練習してあげることで、素早く音程を追うことができるようになっていきます。
周りを気にせず練習できる
「人前で歌うのが恥ずかしい!」「失敗したくない・・・!」
そんな方もいるでしょう。
でも、1人カラオケならその心配は無用です。
誰かに見られていることがないので、思いっきり声を出せますし、何度でも納得いくまで同じ曲を練習することができます。
最近では「ヒトカラ専門店」も増えており、防音もしっかりしているため、大声や裏声の練習にもぴったりです。
またヒトカラのいいところは楽器の練習も人目をはばからずできるところです。
はじめたばかりのギターでも、人の目を気にすることなく持ち込んで練習することができます。
なれてきたらカラオケのデンモクを使わずに一曲自分の伴奏だけで奏でおわる・・・!なんてこともできるようになりますよ。
カラオケでボイトレを独学する具体的な方法
カラオケは歌を楽しむ場所でありながら、自分の歌を客観的に分析をできる最高のレッスン場所ということは説明しました。
次に、カラオケを使ったボイトレをより効果的にするための具体的な方法をご紹介してい来たいと思います。
腹式呼吸を意識して歌う
高音が苦しくなったり、声が安定しなかったりする原因は腹式呼吸ができていないことであることが多いです。
カラオケで歌うときは、お腹を使って息をする感覚を掴みましょう。
まずは簡単な腹式呼吸のトレーニングを取り入れるのがおすすめです。
それでは、お腹に手を当てて鼻から息を吸いましょう。
お腹がふくらんだのを確認したら、口から細く長く吐いていきます。
この際「ツ」か「ス」といった声でゆっくり一定の息を出してあげることで、歌っているときに使う息の流れに近い感覚が掴めます
これは「腹圧」またはロングブレスといったトレーニングです。
ヨガの練習などで経験した人もいるかもしれませんね。
しっかりと息を吸って、お腹を使う感覚を掴んでいきましょう。
あくまで歌声はこの息の流れの上に音を乗せていくだけになります。
採点機能を駆使して音程を安定させる
カラオケの採点機能も練習に最適なツールのひとつです。
中でも「音程バー」は、ピッチを目で見て確認できるため、正確な音をつかむ感覚が養えます。
まず歌う前に原曲をよく聴き、メロディラインを耳に焼きつけます。
そして次は歌いながら音程バーを見て、自分の声が上下にズレていないか確認していきます。
中々合わない人は、平井堅さんもよくやっているような、手を使って心の中の音程の高低差を可視化してあげるのも手のひとつです。
この手の動きをつけただけで、私自身も高い声へのアプローチが前よりも楽になりました。
高音は特に一度出るようになると自分の中の感覚をつかめるようになるものなので、しっかりとこういった可視化された手の動きなどでまずは出せるようになって、徐々に手をなくしてそのまま歌えるようにしていきましょう。
特にズレやすい場所を繰り返し練習していくと効率的に練習ができます。
抑揚をつけることで表現力を高める
ただ音をなぞって歌うのと、「感情を込めて歌う」のとでは、聞き手の印象がまったく変わります。
フレーズのはじまりと終わりで、強弱を意識する。
サビの盛り上がる部分でボリュームをしっかり出す。
そういった工夫をすることで表現力があがり、またカラオケの得点でも実際に高得点をだすことができます。
マイクの持ち方を少し工夫するだけでも、音に強弱がつき、メリハリをつけることができるようになります。
自分の歌を録音して客観的に分析する
自分の歌、なかなか聞きたくありませんよね(笑)
しかし、実際に自分の録音した声を聞くのと聞かないのとでは、成長スピードに大きな差が現れます。
特に自分の好きな曲と、実際の自分の歌唱力の差を知れば、それだけ上達の伸びしろをしっかりとしることができますし、その差を埋めただけ技術力が向上した証拠になります。
カラオケ機種の「録音機能」や、スマホの録音アプリを使って、「リズム」「音程」「滑舌」などをしっかりとチェックしていきましょう。
数ヶ月前に録音した歌を、練習をたくさんしたあとに聞いたあとなどは成長のあかしがはっきり見れて、意外と楽しいですよ。

H2: 独学には限界がある理由!ボイトレスクールを検討しよう
カラオケでのボイトレは、気軽で楽しく続けられる素晴らしい方法です。
しかし、1人の練習では限界があり、壁にぶつかることもあります。
続いては、プロの視点を取り入れることの大切さとその理由について話したいと思います。
H3: 自分の間違いに気づきにくい
歌の練習をするときに、ちゃんと歌えているのか自分でチェックすることは大変です。
ましてや歌の練習を始めたばかりの人に細かい音程のズレ、テクニック、息の使い方など、何が間違っているかの判断は中々つかないものです。
プロのいないボイストレーニングは、例えれば鏡なしで髪を切るようなもの。
確かに上達はするかもしれませんが、思い込みで変なスタイルになってしまうことも少なくありません。
ボイトレスクールでは、プロが直接声を聞き、正しいフォームや発声を細かく修正してくれるため、短期間での改善が目指せます。
私自身も、長年わからなかった自分の歌の欠点を「低音が揺れますね」といわれて初めて気づいたことがありました。
H3: 伸び悩みを感じやすい
カラオケ採点で高得点を取れるようになっても、なぜかそれ以上点が伸びない。
または感動するような歌を歌えないと感じることはありませんか?
ある程度は自分で矯正できても、それ以上は細かい修正やトレーニングが必要になってきます。
リズムが単調。
テクニックが不自然。
音程が実際にはちゃんとあっていない。
その他にも様々な理由で「感動させられない歌」「高得点を取れない歌」になっている理由があります。
そもそもカラオケ採点で高得点を取っても、「聴きやすい歌声」になっているとは限りません。
こうしたより細かい歌唱力を向上させるには、正しいテクニックをプロから学ぶことが重要です。
スクールでは、表現の引き出しを増やすレッスンや、聴かせ方のコツなどを実践的に学ぶことができます。
H3: ZIGZAGミュージックスクールなら、独学では難しい発声のコツが学べる!
ZIGZAGミュージックスクールでは独学では学べないより細かい発声のコツを教えています。
カラオケの採点機能では測れない「表現力」や「発声法」はもちろんのこと、一人ひとりの課題に合わせた指導で、確実にレベルアップしていくことができるようになっていきます。
まずは無料体験レッスンで、あなたの歌声の悩みを解決しましょう!
H2: まとめ:カラオケでの独学は有効!でも限界を感じたらプロの指導を受けよう!
いかがだったでしょうか。
今回は、「カラオケでボイトレを独学する方法とその限界」についてお話してきました。
カラオケは、好きな曲で楽しく練習できて様々なツールも使える最適なレッスン場所のひとつです。
ですが、あるところで伸び悩みを感じたり、正しい方向に進めているか不安になる時期も出てくるかもしれません。
そんなときは、ボイトレスクールやプロのレッスンを取り入れることで、あなたの歌声が「伝わる歌」へ大きく変わる近道になるはずです。
最初の一歩は、カラオケでOKです。
声を出す楽しさ、歌う喜びを感じながら、自分だけのペースで、少しずつ前に進んでいきましょう。
ZIGZAGミュージックスクールで、もっと自信を持って歌えるようになろう!