吉祥寺のボイストレーニングスクール
ZIGZAG MUSIC SCHOOL

K-popコースのブログ

曲の中のイギリス英語とアメリカ英語の違い

皆さん初めまして。ZIGZAG MUSIC SCHOOLでK-POPコースと洋楽コースを担当しているユラです。

今回は、洋楽の中での英語の発音の違いについてお話ししていきたいと思います。
みなさんは、英語の歌を練習する時に、ちゃんと正しい発音で歌っているはずなのに、なぜか原曲と少し違う、と思ったことはありませんか?

それは、イギリス英語とアメリカ英語の発音の違いによるものかもしれません。





基本的に日本で習うのはアメリカ英語になるので、みなさんが普段使い慣れているのはアメリカ英語の発音になります。なので、イギリス英語の曲は、少し歌いにくい、または発音が分かりにくいと感じることがあります。

アメリカ英語とイギリス英語の発音の中でも1番大きな違いは、「R」の発音です。


「R」の発音の違い

アメリカでは、この「R」の発音を強調して発音します。その反面、イギリスではそれを全く強調せず、あっさりと発音します。

今回は、イギリスの映画「The Greatest Showman」の劇中曲である「Never Enough」を通して説明していきます。
この曲で何度も出てくる、「Never」という単語をよく聞くと、発音の違いがとても分かりやすくなると思います。



本来、アメリカ英語で「R」の発音をする時は、舌を後ろにぐっと引きます。そして、舌の先を内側に巻きながら、「ウー」と発音します。しかし、この曲では舌を全く巻かず、「Never」の「V」の発音だけを強調しているのです。

なので、この曲を歌うときに「R」を強く発音してしまうと、原曲と比べて少しくどくなってしまうことがあります。

このように、同じ単語でも、アメリカ英語で発音するか、イギリス英語で発音するかで、大きく発音が変わってきます。そのため、自分の発音が正しくても、原曲と比べると何か違う、となってしまうのです。


しかし、全てのイギリス出身の歌手がイギリス英語で歌っているわけではありません。
ビートルズやオアシスなどもイギリス出身のバンドですが、当時はアメリカでも売れるように、アメリカ英語に寄せて歌っていました。それが少しずつ浸透していき、最近では、多くのイギリス出身の歌手が自然とアメリカ英語で歌うようになりました。

そのため、歌手がどちらの発音で歌っているのかを、聞き分ける必要があります。これができるようになれば、さらにその歌手の歌い方、そしてネイティブの歌い方に近づくことができるのです。

みなさんも、英語の曲を歌う際には、歌手が「R」をどのように発音しているのか、一度聞いてみてくださいね。


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