正しいボイトレの方法とは?歌が上達するコツを徹底解説!
歌をうまく歌えるようになりたい、でもなかなか上達しない。
そんな悩みを抱えている方にこそ届けたいのが「正しいボイトレ」の考え方です。
間違った方向で努力してしまうと、結果が出にくいだけでなく喉を痛めてしまうことも。
この記事では、ボイトレの必要性から具体的な練習法、効果を感じられるまでの期間まで、初心者にもわかりやすく解説していきます。
なぜボイトレが必要なのか?そのメリットを整理しよう
歌が上手くなりたいという願いは、多くの人が一度は抱いたことがあると思います。
けれど、そのためにボイトレが「なぜ必要なのか」という問いには、意外と明確に答えられない人も多いのではないでしょうか。
ここではボイストレーニングの意義と、そのメリットを3つの視点から整理してみましょう。
声が聞き取りやすくなる
まず第一に、ボイトレによって「聞き取りやすい声」を出せるようになります。
普段声をよく聞き返されたりする人。
それは声が通る声でないからかもしれません。
ボイトレをすることで、声の芯が通り、明瞭に聞こえるようになっていきます。
響きがよくなり、歌がうまくなる
ボイトレをすることで、「声の響き方」が変わります。
身体の中でどう声が共鳴するかを意識して発声できるようになると、声に自然な広がりと深みが生まれます。
これが「鳴りのよい声」と呼ばれるものです。
この響きが整うことで、すこし誇張して言えば、多少音程やリズムがズレていても「うまく聴こえる」ようになっていきます。
自信が出る
最後に、ボイトレを継続することで「自分の声に自信が持てるようになる」という大きなメリットがあります。
声が通れば相手との会話も弾み、自分自身に自信がうまれます。
歌がうまくなればそれも自分の満足感を満たしてくれます。
人前で歌うことにも抵抗がなくなり、ステージやカラオケでも堂々とパフォーマンスができるようになります。
プロなどでいえば自信を持って歌えるようになると、表現力の幅も一気に広がります。
ボイトレしたいかたはこちら!ボイトレの前になぜ歌が上手く歌えないのか?その理由を知ろう
ボイトレの前に「そもそもなぜ今の自分は歌が上手く歌えないのか」をしることで、より効率的にボイトレの効果を実感することができます。
ここでは、よくある歌がうまく歌えない原因を取り上げます。
姿勢が悪いから
歌うときの姿勢はとても大切です。
猫背のまま、あるいは首が前に出た状態で歌っていないでしょうか?
姿勢が悪いと、呼吸が浅くなり、息の通り道が確保できず、結果的に声が響かなくなってしまいます。
正しい姿勢は、背筋を伸ばし、頭が背骨の上に乗っている状態。
鏡を見ながらでもいいので、自然な立ち方を身につけることで、発声の土台が整います。
腹式呼吸ができていないから
腹式呼吸は、歌に必要な「安定した息」をつくるための基本です。
しかし多くの人が、無意識に胸式呼吸になっています。
胸式呼吸だと、すぐに息が切れてしまったり、声が細くなってしまいます。
確実に腹式呼吸を自分のものにして、安定感のある歌声を手に入れていきましょう。
うまく響かせられていないから
音は鳴っていても、「響いていない」状態というのがあります。
これは、胸式呼吸で発声するときによくみられる光景ですが、
腹式呼吸ができるようになっても、共鳴を連動させられないと声はきれいにでません。
そのためには脱力をしてうまく響かせるなども大事なポイントになってきます。
ボイトレしたいかたはこちら!正しいボイトレ練習方法で確実に上達しよう
ここでは初心者が効果を感じやすい、基礎からのアプローチをご紹介します。
今日からでも自宅で始められるものばかりですので、ぜひ試してみてください。
腹式呼吸の練習
まず、歌の土台となる「呼吸」を整えましょう。
特に重要なのが腹式呼吸です。
これは、肺を下からしっかりと支えるような呼吸法で、深く安定した息を得るために欠かせません。
仰向けになってお腹に手を置き、息を吸ったときにお腹が自然に膨らむよう意識するのがポイントです。
慣れてきたら、立った状態でもお腹の動きをコントロールできるようにしていきましょう。
もしたった状態でするのがむずかしかったら、最初は吐くことに集中してあげましょう。
リップロールで呼吸の流れをよくする
次におすすめしたいのが「リップロール」です。
これは唇を軽く閉じて、息を吐きながら「プルルル」と震わせる発声法です。
いっけん赤ちゃんがやりそうな遊びに見えますが、これも息の流れを整えるためのれっきとしたトレーニングです。
リップロールの最大の効果は、喉の緊張を解きほぐし、呼吸と発声のバランスを整えること。
力みがちな人ほど、このトレーニングで自然な息の流れを感じることができるようになります。
できない!
と思っても何度も日をまたいでためしてみてください。
次第になれてきて、ある日を堺にできるようになっていきます。
口腔共鳴、鼻腔共鳴で響きをしっかり出していこう
発声の次のステップは「響き」です。
声は喉だけで鳴らすものではなく、口の中(口腔)や鼻の奥(鼻腔)などを使って「響かせる」ことが非常に大事です。
たとえば「んー」と鼻にかけたハミングのような声を出すことで、鼻腔に響きを集める感覚が養われます。
また、あくびをするように口の奥を広げることで、口腔の響きが深くなり、声の厚みが増します。
鼻腔はこういった練習
口腔はこういった練習
などを使って、感覚・筋力面の両方からトレーニングしていくことができます。
しっかり使えるようになっていきましょう。
効果を実感できるまでにかかる時間とその目安
ボイトレは正しい方法を続けることで、誰でも確実に変化を感じられるようになります。
ここでは、効果を実感できるまでの時間の目安を共有し、挫折せず続けるためのヒントを紹介します。
1日で変わる声
実はボイトレの効果は、最初の1日から感じられることもあります。
特にプロの指導を受けた場合は、その場で「声が通りやすくなった」「高音が楽に出せた」といった変化を体感できる人も多いのです。
これは筋トレで正しいフォームを教えてもらった瞬間に「こんなに軽く持ち上げられるんだ!」と驚くのと同じです。
喉や身体の使い方を誤解している人が、ちょっとした意識の修正で大きく変わることはよくあります。
長期的な練習で出る変化
いっぽう、安定して歌をうまく歌えるようになるには、ある程度の期間が必要です。
腹式呼吸やリップロールなどの基礎練習は、毎日の積み重ねによって体に馴染んでいきます。
1〜3か月程度継続すると、自然に腹式呼吸が身につき、無理のない高音やロングトーンが可能になってきます。
2年も経つと、声量や響きの深さも大きく変化し、カラオケや発表の場で「前よりうまくなったね」と言われる人が増えるでしょう。
この段階はまさに筋肉がついていく過程と同じで、少しずつ身体が発声に適応していく期間です。
個人差があるという話
ただし注意したいのは、ボイトレの成果が出るスピードには大きな個人差があるということです。
もともとの声帯の強さや、日常的な発声習慣、身体の使い方によって上達のペースは変わります。
ボイトレの基本は、身体のインナーマッスルをしなやかに鍛えることにあります。
たとえば「60キロのベンチプレスを持ち上げられるようになるまでどれくらいかかる?」と聞かれても、筋肉量や骨格の違いによって答えは人それぞれです。
ボイトレも同じで、自分の身体に合った練習を続けることが何よりも大切です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ボイトレは特別な人のためのものではなく、誰でも始められる身近なトレーニングです。
正しい方法を意識して続ければ、確実に声や歌い方に変化が表れていきます。
今日ご紹介した内容は、すぐに取り入れられるシンプルなものばかりです。
まずは「姿勢」「呼吸」「響き」など、自分の声を支える基礎から見直してみてください。
少しずつ変化を積み重ねていくことで、気がつけば以前より歌うことが楽しくなっているはずです。
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