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これで歌の達人!リズム感のつけ方を徹底解説!

そもそもリズム感とは何か?

「自分はリズム感がないから…」と口にする人は多いですが、そもそも「リズム感」とは一体何なのでしょうか?

ここではまず、リズム感の正体を少しずつ紐解いていきます。

同じパターンを把握すること

リズム感の根本にあるのは、「繰り返し」を認識する力です。

たとえば、壊れたレコードのように、同じフレーズがずっと繰り返されていたとします。

テンポが一定でなくても、あるいは音の大きさがバラバラでも、そこに一定のパターンがあれば、私たちは「リズム」としてそれを感じ取ります。

これは、脳が“時間の型”を自動的に見つけてくれるから。

拍子やテンポという数値的な正確さよりも、「同じものが続く」という認識こそが、リズム感の土台になるのです。

換気扇が回る音にリズムを感じるのも同じことです。

HipHopやR&Bの世界では、まさにこの仕組みを応用しています。

たとえば、昔のソウル音源をサンプリングして、その一部をループすることでリズムを作りトラックを構築します。

テンポのズレやビートの粗さがあっても、ループという繰り返しによって、聴き手は自然と「ノれる」感覚を持つのです。

つまり、リズム感があるというのは「時間の中にパターンを見つけ、それに乗る能力」だと捉えると、ちょっとだけハードルが下がるかもしれません。

リズム感は「時間を身体で感じる」能力

もう少し踏み込んで言えば、リズム感とは「見えない時間」を身体で感じることです。

たとえば、メトロノームを使って1秒に1回「カチッ」と鳴る音を聴いたとき、その音と音の間にある“沈黙の時間”も、実は更に細かいリズムが存在しています。

この空白の時間を「ただ待つ」のではなく、「拍として保っている」という感覚が大切なのです。

リズム感がある人とない人の違い

「どうしてあの人はあんなにノリよく歌えるんだろう?」リズム感に関する悩みの多くは、このような「人と自分の違い」に敏感になったときに生まれます。

ここでは、リズム感がある人たちに共通する感覚と、それを持たないときに起こりがちなズレについて、具体的に見ていきましょう。

演奏されていないリズムを感じている人たち

リズム感のある人たちは、たとえ音が鳴っていなくても、頭の中で拍を保ち続けています。

これは体内でリズムを刻んでいるようなもの。

たとえばバンドのドラマーやDJ、ヒップホップMCなどは、体内にリズムを持ったまま演奏やパフォーマンスを続けています。

一方で、リズム感に自信がない人ほど、「音が鳴っていないと次の拍がわからない」という状態になりがちです。

これは、外からの刺激(ドラム、ベースなど)に頼りすぎてしまっていて、内側にリズムの“軸”を持っていないということ。

プロのミュージシャンほど、シンプルなトラックやアカペラ状態でも完璧にタイミングをキープできるのはそういうわけなんですね。

「身体で刻む」習慣を持っている人たち

もう一つ大きな違いは、「身体でリズムを取っているかどうか」です。

単純なようですが、リズム感がある人たちは、歌っているときに体が自然と揺れています。

無意識に膝が動いたり、肩が上下したり、首がリズムに合わせて揺れていたり。

これが実は非常に重要なポイントです。

身体を動かしながら音楽を感じることで、拍の取り方が視覚・聴覚・運動感覚でリンクされ、ブレにくくなります。

逆に、固まったまま拍を「頭の中だけで数えている」と、ちょっとしたテンポの変化や、音楽の“グルーヴ”に対応しにくくなるのです。

まずは歌うときに、軽く足踏みをしてみる。

あるいは指でリズムを取る。

それだけでも、体感として拍の感覚が安定しやすくなります。

なぜリズム感が良いと歌がうまく聴こえるのか?

リズム感がある人の歌は、なぜうまく聴こえるのでしょうか?

音程や声質がそこまで違わなくても、リズムが整っているだけで歌全体が締まって聴こえることがあります。

それにはちゃんとした理由があります。

ここでは「うまさ」とリズム感の関係を探っていきましょう。

「ノリ」がある=説得力がある

リズム感があると、「ノリ」が自然と生まれます。

この「ノリ」とは単なる気分やテンションではなく、拍の中に音が正しく置かれていることで生じる一種の“安心感”です。

たとえば、AメロからBメロに入る瞬間や、サビでリズムが跳ねるような場面でも、きっちりとリズムを捉えている人は、曲の構造を自然に“案内”してくれます。

これが聴き手にとってはとても心地よく、「この人、歌うまいな」と感じる大きな理由になります。

更に高等なテクニックで「グルーヴ」というものがありますが、これはわざと拍をずらしたりして生み出すリズムの艶のようなものです。

ただしまず正確なリズムを感じれていないとただ「リズム感がないな」と思われてしまうので、まずはしっかりと正確な音を取れるようにしていきましょう。

音程ミスよりズレたリズムのほうが違和感になりやすい

意外に思われるかもしれませんが、軽微な音程のミスよりも、リズムのズレのほうが違和感になりやすいという特徴があります。

これは、ラップで考えるとわかりやすいです。

ラップは歌うひとによって実は音程が結構かわったりしていますが、なんだかリズムにのれてしまえていれば特に違和感は感じませんよね。

しかし逆にリズム感がないと・・・「お前ラップ全然できてないな」となってしまいます。

聴き手は無意識のうちに、一定のテンポや拍子を身体で感じていて、そこから外れると瞬間的に「ズレた」と感じてしまうのです。

リズム感が整っていれば、多少音を外しても“うまく聴こえる”ことがあるのです。

ビブラートは“細かいリズム”

ビブラートというと「音の揺れ」「感情のこもった響き」と捉えられがちですが、実はこれは非常に繊細なリズムによって成立しています。

揺れ幅や揺れるスピードがコントロールされていることで、感情的なニュアンスが伝わりやすくなるのです。

そしてこれを「拍の中にきっちり収める」ことができると、歌が見違えるように説得力を持ちます。

試しにビブラートをかけるときに歌っている歌のテンポよりも2倍、4倍のスピードでビブラートを掛けてみてください。

なんだかうまくきこえることに気づくと思います。

これはまさにビブラートなどの歌のテクニック自体がリズムと密接に関わっていることを示しています。

リズム感を身につけるためのコツ

リズム感を身につけるには、いきなり高度なトレーニングをする必要はありません。

むしろ大切なのは、「意識の向け方」を変えることと、「身体で感じること」に少しずつ慣れていくことです。

ここでは、日常の中でできるシンプルかつ効果的なリズム感の育て方をご紹介します。

カウントを「聴く」より「感じる」練習

リズムがズレてしまう人の多くは、「1、2、3、4…」と数えてテンポを追おうとします。

もちろんそれ自体は悪いことではありませんが、音楽のリズムは「機械的な数え方」よりも「揺れ感」や「ニュアンス」によって成り立っています。

おすすめは、「カウントを口で数える」代わりに、「自分の身体で自然に揺れてみる」こと。

無理に拍を取ろうとせず、足や膝、肩などが自然と動くポイントを感じ取ってみましょう。

これだけでも、自分なりの「ノリの感覚」が少しずつ芽生えていきます。

歩きながら拍をとるだけでも効果的

「歩きながらリズムを取る」というのは、リズム感を養ううえでとてもシンプルかつ効果的な方法です。

たとえばお気に入りの曲を聴きながら、歩調を曲のテンポに合わせてみる。

このとき、ただ足を動かすのではなく、音楽と“同期している感覚”を意識することが大切です。

まるで自分が音楽の一部になっているような気分で歩くと、拍の取り方がより身体に馴染みやすくなります。

こうした「生活の中で拍を取る」練習は、地味ですが確実に効いてきます。

リズム感の鍛え方・練習方法

「リズム感は鍛えられる」とわかっても、具体的に何をすればいいのか迷ってしまう方も多いかもしれません。

ここでは、初心者でも実践できるリズムトレーニングを3つご紹介します。

ちょっとした工夫で、身体と耳が“拍”を自然に感じられるようになっていきます。

メトロノームを使ったクラップ練習

最もベーシックで効果的な練習が、メトロノームと手拍子を組み合わせたものです。

方法は簡単。

一定のテンポで「カチッ」と鳴るメトロノームに合わせて、手を叩くだけ。

ポイントは、「カチッ」と鳴る直前に自分の手が動いている感覚を掴むこと。

これができると、ただ合わせるのではなく、「自分が拍をリードする」感覚が身についてきます。

慣れてきたら、1回鳴る間に2回、4回と次第に叩く回数を増やしていきましょう。

頭の中でテンポを保ちながら、意識的に拍を増やすことが、実際の歌や演奏に活きてきます。

声に出してリズムを刻む「タカタカ法」

これは、ドラムの世界でも使われる「口ドラム」的な練習です。

たとえば4分音符を「タ」、8分音符を「タカ」、16分音符を「タカタカ」と口に出してみましょう。

最初は「タカ・タカ」と交互に言いながら歩いたり、手を動かすだけでも十分。

音を口にすることでリズムの細分化が体感できるようになり、速いフレーズや複雑なリズムへの対応力も養われていきます。

特に、アップテンポの曲で走ってしまう人や、遅れてしまう人には効果的な練習法です。

まずくちずさめることから、そのあとリズムをしっかりと感じてあげましょう。

リズム感ゲームで何度も練習してみる

こういったリズム感ゲームを何度も練習してみるのも1つの練習方法として有効です。

まずはゆっくりしたシンプルなテンポから、次第に細かく早いテンポに変わっていきます。

音が消えている間もテンポをキープできるように頭の中や体をつかって何度も練習を重ねてあげるのです。

できなかったテンポは何度もできるまでくりかえしてあげましょう!

まとめ

いかがだったでしょうか?

「リズム感がない」と思っていたとしても、それは“訓練していないだけ”かもしれません。

リズムとは、生まれつきの才能ではなく、練習で確実に上達していける技術です。

少しずつ拍を感じ、身体で刻み、耳で拾い、声に乗せていく。

そうして育てたリズム感は、確実に歌のクオリティを押し上げてくれます。

ZIGZAGミュージックではリズム感を一人ひとりにあったレッスンカリキュラムで教えます。

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