吉祥寺のボイストレーニングスクール
ZIGZAG MUSIC SCHOOL

Youtuber・動画編集コースのブログ

写真、動画撮影について その⑥

こんにちは!
DECO MUSIC SCHOOL 講師の堀山です。
姉妹店のZIGZAG MUSIC SCHOOLでも講師を担当しております。

担当コースは、ボーカルコース、ミックスボイスコース、アコースティック・エレキギターコース、弾き語りコース、DTM・作詞作曲コース、レコーディング・エンジニアコース、動画・編集コース
など、主に活動を実際にしている方や、これからしていきたい方を中心にレッスンを行なっています。

さぁ、今回もカメラについてのお話をしていきます。今回は【画素数】についてです!

結局どの画素数が一番良いのか

最近はカメラだけでなくスマートフォンも高画質が当たり前になっていますよね。
「脅威の〇〇画素!!」
などそのカメラの売りにもなっています。
でも実際、どのくらいの画素数のものを選べばいいのか?
そもそも画素数ってなに?
画素高ければいいの?
など僕自身改めて疑問に思うことがあったので深掘りしてみることにしました。

○そもそも画素数とは?

まずは「画素」という言葉の意味について知っておきましょう。
その前に、テレビやパソコンの画面に極限まで近づいてみてください。すると、小さな点が並んでいるのが見えると思います。
実はこれが、「画素」です。1つ1つの画素が色や光を出すことで、ディスプレイに文字や風景などが形づくられています。
私たちがスマホやパソコンを見ているとき、このような仕組みで画面には写真や動画が表示されているんです。

ディスプレイだけでなく、カメラにおいても画素には重要なはたらきがあります。
カメラは「撮像素子」と呼ばれるセンサーがレンズから入った光を取り込み、画像データに変換します。この撮像素子に画素が並んでいて、1つ1つが被写体の光(=色)を受け取っています。まとめると、「ディスプレイの画素は色・光を出す、カメラの
画素は色・光を取り込む」と覚えてもらえればOKです!

つまり「画素数」とは、文字通り画素の数のことです。
「1,920 ×1,080」といった表記を見かけたことがあるかと思いますが、この数字が画素数を表していて、具体的にはディスプレイに縦と横方向に画素がいくつ並んでいるかを意味します。
画素は、画像や映像を構成する点。ですので、画素数が大きいほど画像や映像を構成する点がたくさんあるということになります。画素が多ければ、文字や風景もより細かいところを表現することができます。

画素数の表示で身近なものでいうと、YouTubeなどで「1080p HD」や「720p」などの数字で画質を選ぶことができるのですが、その時表示されるそれぞれの画素が以下になります。





2160p(4K): 3840×2160 約829万画素
1080p(HD): 1920×1080 約207万画素
720p(HD): 1280×720 約92.2万画素
480p(SD): 854×480 約41万画素
360p(SD): 640×360 約23万画素
240p(SD): 426×240 約10.2万画素

画素数が多いほど画像やディスプレイの画質は向上しますが、同時にデータサイズも増加していきます。これは、各画素が色や光などの情報を持っているためです。
高画素は細かいディテールを表現したり、表示したりするの得意ですが、最強というわけではありません。

◯高画素とノイズ

実は高画素、いいところばかりではないのです。
高画素なカメラのデメリットについてよく言われるのは、ノイズが発生しやすいこと。
同じ面積の中に多くの画素を詰め込むことにより、一つ一つの光を受ける面積が小さくなり、ノイズが出たりダイナミックレンジの低下を招き画質が低下するとよく言われています。
ええ!?画素数を上げたのに画質が悪くなるんですか!?
と僕は初め思いました。
しかしデジタルカメラの仕組みを調べていくとなるほど!と納得していきます。





高画素数のセンサーでは、より多くの画素が配置されます。これにより、各画素は小さくなります。つまり暗い場所やで夜では、センサーが十分な光を受け取らないため、それに対するノイズが相対的に目立ちます。高画素数の場合、ノイズが個々の小さな画素で発生する可能性が高まります。
また高画素数の画像は通常、カメラ内や編集等で補正されることがあります。これにより、ノイズが軽減される一方で、細部が欠落する可能性があります。

◯高画素・低画素のメリット、デメリット

では実際には、どんな基準でカメラやスマホを選んだら良いのでしょうか?
高画素・低画素それぞれのメリット、デメリットをまとめてみましょう!

・高画素
メリット:高画素数の画像などでは、細かいディテールをより正確に記録・表示できます。これは、デジタルカメラの場合、写真の拡大やクロップ(切り取り)が得意です。
画像の加工・編集にも強く、色調補正やクロップなどを行っても画像が劣化しにくいです。
また、大きな印刷物に使用する際にとても綺麗な仕上がりになります。たとえば、ポスター等の広告写真などが身近でみることができます。

デメリット:先ほどもお伝えした通り、撮影条件によってはノイズを感じやすいため注意が必要です。また高画素数の画像は、保存されるファイルサイズが大きくなります。これにより保存する記録メディアが大きくなったり、編集する際に高スペックのパソコン等が必要になり相対的に高価なものになっていきます。

・低画素
メリット:低画素数の画像は処理が比較的軽くファイルサイズが小さいため、ウェブページの高速読み込みやストレージ効率の向上したり、パソコン等のデバイスへの負担が少ないです。
また高画素に比べ夜や暗闇の撮影でもノイズを感じにくいため照明がない環境での撮影がとても得意です。

デメリット:細かいディテールを正確に記録・表示したり、画像の加工・編集するのは苦手なので、色調補正やクロップを行うと画像が劣化しやすいです。
拡大表示や印刷時には粗い印象を与えてしまうことがあります。

まとめ

今回は写真、動画の【画素数】についてお話しました!
少し難しい用語やお話が多かったですが、少しカメラに慣れてきていいカメラを買おうかなと考えている方にはいい判断材料になるかと思います!
使用する状況や目的に応じて、高画素数と低画素数のどちらが自分に合っているのだろう考えながらカメラ選びに活かしてみてください!

僕のレッスンでは自分自身の経験を生かしながら、
練習法だけではなく、音楽に関する全て考え方や、活動の仕方についても一緒に考えてアップデート出来たらいいなと思っています!

一緒に理想の音楽ができるようがんばりましょう!


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