ボイパ=ボイスパーカッションをきいたことがありますでしょうか
ボイスパーカッションをやりたい!
そう思ったとき何をどうするかわかりませんよね。
ここではボイスパーカッションの成り立ちから、実際の練習法まではなしていきます!
ボイスパーカッションとは
歴史や成り立ちをしることでどんなことをすればいいかわかってきます。
ここではよく話に出されるビートボックスとの違いから、実際にどんな音の構成音かまで掘り下げて説明していきます。
ビートボックスとは
よく聞くビートボックスという言葉ですが、これはHipHopを背景に広がってきたものです。
TR-808というHipHopトラックでよく使われるビートマシンがありますが、初期のビートボクシングのプレイヤーはこの音を参考にしていたそうです。
初期は資金的な問題から発生したこの音の模倣というものが、サイファーなどを中心にひろがっていきました。
ジャンルはより先鋭的に、テクニカルに進化し、いまでは世界大会も開かれるようになっています。
こういった電子音チックな音や、激しいディストーションを含むエフェクトがかかった音まで幅広い音が特徴です
最近ではこのジャンルで日本人アーティストの活躍が目覚ましく、色々な方がチャンピョンになっていたりします。
こちらはSARUKANIというユニットですが、色々な大会でグランプリを取った人や、1位の成績をのこした人があつまったユニットとなります。
ボイスパーカッションとは
一方ボイスパーカッション、通称「ボイパ」とは、クラシックや合唱の文脈から現れたものです。
もともとスキャットや口三味線のような形で、口から発生する音で楽器を再現することはありましたが、他の人の歌や合奏に伴奏としてパーカッションの要素を付け足すのが基本的な役割となります。
日本でボイパが有名になったのは「ハモネプ」などの番組の功績によるところが大きいかと思います。
こういった合唱形式によって一般のお茶の間にもボイパの観念が広がっていったのですね
構成音
ボイパの構成音は基本的にはドラムと一緒ですが、特に大事な構成音についてここでははなしていきます。
・キック
まさにドラムでいうキックです。
この音を出すには一度キックだけの音に注意して覚えておくと良いです。
「バスッ」という聞こえづらいが身体に響いてくるような音が特徴です
・スネア
次にスネアの音です。
スネアの音はいわゆる鼓笛隊のドラミングの音が一番わかり易いです。
こういった耳にのこるような「バシッ!」っとした音です。
ただの太鼓かと侮るなかれ。
本家スネアは「スナッピー」という道具をつけるかつけないかだけでもだいぶ音色がかわってきます。
ボイパの際にも「どんな音にするか」をイメージしながら出せるように練習することが大切です。
・ハイハット
次にハイハットです。
ハイハットはクローズド(閉じられている)とオープン(開いている)だけでも音色が大きく変わります。
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ボイパをきれいにかっこよく操れるようになりたい・・・!
そう思ったときに目標とする人を決めることは大事です。
自分に何がたりないか、冷静に分析することができるからです。
ここではみんなが知る日本を代表するアーティストから、実はこの人もな方まで、主なボイスパーカッショニストを紹介していきます
HIKAKIN
いまではYouTuberのイメージが強いかと思いますが、もともとはハモネプなどにも出演していたボイパアーティストです。
「ブンブンハローYouTube」という定番の声も、よく聞くとビートボクシング的にエフェクトかかった声でだしていることがわかります。
Daichi
DaichiさんはHIKAKINさんと双璧を成すボイパパーカッショニストの1人です。
特にDaichiさんは後進の育成にも力を入れていて、YouTubeちゃんねるなどでボイパのやり方などを広めていたりします。
実際に自分もそれを見てやり方を学んだりしました。
こちらの番組ではDaichiさんとHIKAKINさんが共演していますね。
この頃からだんだんとビートボクシングの要素が強いボイパのジャンル分けがされてきたかと思います。
再度2人があったときはまさに「Beat Box Game」というタイトルで共演し、この頃の対決を再び形を変えてみせてくれています。
奥村政佳(おっくん)
最後に奥村さんです。
通称おっくんと呼ばれていますが、彼のボイパのテクニックも素晴らしいです。
楽曲の中では楽曲全体の下支えをすることでまとまりを作っています。
このRAGFAIRというグループはまさに「ハモネプ」の中から有名になったグループで、当時の人気ぶりは凄まじいものがありました。
その中でも安定していたボイパを見せていたのが奥村さんです。
ただしその後奥村さんはRAGFAIRを脱退、現在は参議院議員として働いています。
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次に実際のボイパの練習方法です。
これは先程あげたDaichiさんのやり方を基本にしています。
色々な人の様々な表現の仕方があるので、まずは基礎から練習をして、できるようになってきたら他の方のやり方なども参考にしてオリジナリティを高めていきましょう!
キック音を出す練習
キックの音は様々ありますがこちらの音を参考にするようにしましょう。
大きい太鼓なので低い音がなります。
まず「ボ」と発音しながら、息だけで発音できるようにしましょう。
次に圧力をくわえて音が出るようにします。
最後に音がしっかりとなったら、リズムにのせてあげます。
まずはゆっくりなリズムでメトロノームにあわせながら、しっかりと音が出るようになっていきましょう
スネアの出し方
スネアはドラムらしい音を聞かせるための基本技術です。
「プ」と「ス」が近い状態に声を持っていってあげます。
それだけでどうですか、少しスネアっぽくないですか?
ここに息をしっかり入れてあげると音がなるようになっていきます。
キックとあわせてまずは一定のリズムを作れるようになっていきましょう。
ハイハットを出す練習
ハイハットの音はオープンとクローズドの音が基本です。
歯の隙間から息を「ツ」のような音で息を出しながら練習していきます。
まずは「ツー」と息だけで吐き、次第に口角を上げて音を上げていってあげましょう。
まずは楽曲に合わせてハイハットだけを鳴らして、そのうちキックやハイハットと合わせていってあげましょう。
Q&A
Q1:ボイスパーカッションとビートボックスはどちらから始めるべきですか?
迷ったら「楽しそう」と感じた方から始めてOKです。
歌やアカペラと一緒にやりたい人はボイパ、ソロで技を極めたい人はビートボックスがおすすめです。
迷ったら「楽しそう」と感じた方から始めてOKです。
Q2:音がうまく鳴らず、ただ息が出ているだけになります…
正しいフォームを覚える段階だと思って練習しましょう。
最初はほとんどの人がそうなります。
力を入れすぎず、小さい音で形を作る意識が大切です。
正しいフォームを覚える段階だと思って練習しましょう。
Q3:毎日どれくらい練習すれば上達しますか?
短時間の継続が効果的です。
毎日10〜15分で十分です。
長時間よりも短時間の継続が効果的。
キックやハイハットなど音を分けて練習すると、上達を実感しやすくなります。
Q4:声が枯れたり、喉が痛くなるのはやり方が間違っていますか?
多くは力みすぎが原因です。
多くは力みすぎが原因です。
大声は不要なので、音量を落として練習しましょう。
喉が痛むときは無理せず休むことも大切です。
Q5:リズムがズレてしまいます。どうすればいいですか?
最初はハイハットだけで曲に合わせるのがおすすめです。
最初はハイハットだけで曲に合わせるのがおすすめです。
慣れてからキック、スネアを足しましょう。
手拍子を使うとリズムが体に入りやすくなります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
何も道具を使わずパーカッションの音が出せるボイスパーカッションは、うまくできれば人気者になること間違いなしです。
演奏の伴奏だけでなく、かくし芸や年末の忘年会などでもつかえるかも・・・!
今回紹介した楽器以外にも様々細かいパーカッション楽器の音の出し方があるので、まずは基本から、どんどんレベルを上げていきましょう!
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