「ギターボーカル」といわれるとなんだか複雑に聞こえますよね。
歌を歌いながらギターを弾く・・・。
しかしひとつひとつ分解してあげると、弾き語りは難しいことではありません。
ここではギターボーカルのその仕組と、上達するための方法を見ていきましょう!
ギターを弾きながら歌えない原因
ギターを弾きながら歌おうとすると、急に頭がこんがらがってしまうことがありますよね。
これは才能がないからではなく、「歌う」「コードを押さえる」「右手でリズムを刻む」という複数の動作を、いきなり同時にやろうとしているからです。
たとえるなら、料理をしながら電話をして、さらに暗算までしているような状態です。ひとつひとつならできることでも、同時にやると急に難しく感じてしまいます。
そのため、ギターボーカルを上達させるには、まず弾き語りを構成要素に分解することが大切です。歌だけ、コードだけ、リズムだけ、というように別々に練習してから、少しずつ組み合わせていきましょう。焦らず段階を踏めば、弾きながら歌う感覚は必ず身についていきます。
歌とギターを合わせるコツ
ギターの弾き語りを分解すると、いくつかの要素に分けられます。
歌・コード・リズムです。
それぞれ別々に見て、上達するための糸口をつかんでいきましょう!
歌
まず当たり前のようですが、ギターボーカルには歌の練習が欠かせません。
ギターを弾きながら歌うと、どうしても意識が手元に向きやすくなります。
次のコードなんだっけ?ちゃんと押さえられているかな?と考えているうちに、声が小さくなったり、音程が不安定になったりすることがあります。
だからこそ、歌だけの状態である程度スムーズに歌えるようにしておくことが大事です。歌詞を見なくても歌える、メロディを迷わず追える、息継ぎの場所がわかっている。ここまでできていると、ギターを持ったときの負担がかなり減ります。
また、発声も大切です。喉だけで無理に声を出そうとすると、ギターに気を取られた瞬間に声が細くなってしまいます。背筋を軽く伸ばして、息を流しながら歌う感覚をつかんでおきましょう。
最初はギターなしで歌ったときと同じくらい楽に歌えるかを目安にしてみてください。
コード(コード進行)
次に大切なのが、ギターのコードです。
ギターにはストローク、アルペジオ、カッティングなどいろいろな弾き方がありますが、初心者のうちはまずコードを押さえることが最優先です。なぜなら、コードがスムーズに押さえられないと、歌に集中する余裕がなくなってしまうからです。
特に弾き語りでは、「今どのコードを押さえているか」よりも、「次のコードにいつ移るか」がとても大切になります。
コードチェンジのたびに手元をじっと見て止まってしまうと、歌の流れも一緒に止まってしまいます。
なので最初は、難しいリズムで弾こうとしなくて大丈夫です。
C、G、Am、Fなど、曲によく出てくるコードをひとつずつ覚えて、ゆっくり切り替える練習をしていきましょう。
具体的な練習方法は後述します。
リズム
最後にリズムです。
上から下に「ジャーン」と弾くのを、一般的にダウンピッキングといいます。
逆に上にあげるのをアップピッキングといいます。
ギターは基本的にこのダウンとアップの組み合わせによってリズムを表現します。
まずは歌とリズムを習得できるようになったら、このリズムをおぼえていくと、よりプロらしい演奏に近づけます。
ギターボーカルを習いたい方は弾き語りコースへ!ギターボーカルの基本的な練習方法
ここではさっそくギターボーカルをできるようになるために必要な練習を紹介していきます!
「え!?こんなもので!?」というものから確実に必要な上達法まで、ひとつずつ見ていきましょう!
エアギターで歌う
エアギターというのは、ギターがない状態で「ある体」で演奏するというものです。
日本ではお笑いコンビダイノジの大地さんが有名です
弾き語りの際に難しいのは「演奏しながら歌う」というその行為そのものです。
そのときコードを探すかっこよく弾く
ことに気をとられては上手に歌えません。
このエアギターをしながら歌う、まさにエアギターで弾き語りをすることこそまさに「弾きながら歌っている」という環境に慣れることになります。
やり方としては
【1:実際のギターに触れる】
ギターの形状もわからない状態ではエアギターはできません。
ギターにふれて、コードがわからなくてもいいので、弾いてみたりしましょう
【2:パフォーマンスの動画を見る】
ギターを演奏している雰囲気に慣れるため、動画をみます。
このとき、まずは歌が歌いやすいが、演奏がある程度派手な歌を選んで上げます。
たとえばゆずなどは練習に最適でしょう
ゆず:栄光の架橋
この曲のサビはまさに派手なストロークの感覚を掴むのに最適です。
ある程度しっかり確認したら次の段階に進みましょう。
【3:エアギターしながら歌う】
サビだけで大丈夫です。また、完璧にコピーする必要はありません。
ただ「スマホで撮影した自分の動画と、MVの中のアーティストの身振り」が80%程度同じになるまで練習してあげましょう。
コツは
①腕を振り下ろす場所の確認
→実際にマネしてみる
②振り上げる場所の確認
→振り下ろすのと合わせてマネしてみる
の順番でマネをしてみることです。
最初は再生スピードを半分くらいにしてゆっくりでもかまいません。
エアギターをしない状態で歌うのと同じくらい楽に歌えたら、特訓成功です!
コードを覚える(7個)
ギターを演奏する際はコードを覚えなければなりません。
ただ、抑える指の形はおおきく分けて7つしかありません。
こちらは主要な7パターンを効率よく覚える方法です。
それぞれ
1. C
2. D
3. Dm
4. EとEmとAとAm
5. FとFmとGmとBmとCm
6. G
7. B
といったまとまりに分けています。
ところが、実はギターのコードはC・F・Gを覚えてしまえばほとんどの楽曲は理屈上演奏することができます。
Fを後回しにする人が多いのですが、逆に先に勉強するほうが、あとあと応用がきくんですね。
ここでは一番難しいFの抑え方を覚えていきましょう。
※その他のコードは動画を参照してください
◀Fコードの抑え方▶

①人差し指を1つ目のフレットで抑える
このとき、人差し指と親指を使って、大きなせんたくばさみになるようなイメージでギターのネックをオモテとウラではさんであげます。
動画の06:00くらいのところにあるように、指をなるべくフレットに近い位置で抑えてあげるようにしてあげます。
肘と手首は内側にひねるようにして巻き込むと、力を入れやすいです。
まずはこれで1弦から6弦まで音が鳴るように練習してみましょう
中々鳴らない人は07:30あたりからの、肘でギターを挟むというのを意識してください。
人によってはカンタンに弦を抑える感覚をつかむことができるようになっていきます。
②残りの指を押さえる
人指し指で音がなるようになったら、今度は残りの指を押さえていきます。
11:18くらいから見られるように、指を若干立てた状態でフレット付近に近い状態にもっていってあげます。
最初は中々上手くいかないと思うので、脇でギターを抑えつつ右手で無理やり指を指定の場所に持っていってあげましょう。
そのうち音が鳴るようになってきたら、右手を使わずに音を鳴らせるようにしていきます
ここに関しては1日数分でいいので、地道な反復が必要になってきます。
あきらめずに続けていきましょう!
Fができるようになったら他のコードもカンタンに覚えられますよ!
コード進行だけを意識して、弾き語りをうたってみる
最後にリズムにあわせて歌ってあげます。
最初は歌の頭だけでいいです。
たとえばあいみょんのマリーゴールドは
「麦わら(D)の
帽子の(A)きーみが
揺れた(Bm)マリーゴールドに
(A)似ーてるー」
といった
D→A→Bm→A
のコード進行です。
このとき
上下にジャカジャカやったり、
なにか特殊な弾き方をする必要はありません。
上から下にかけて、「ジャーン」と弾くだけでいいです。
コードの変わり目をただ弾く、これだけでもうたってみるとなんだかそれっぽく聞こえます!
最初はこのコードの変わり目練習でなれてきたら、細かいリズムを入れていくと
まさにプロらしい弾き語りができるようになっていきます!
ギターを習いたい方はギターコースへ!Q&A
ギターボーカルに向いているギターはありますか?
初心者は、弾きやすいギターを選ぶのがおすすめです。ネックが太すぎず、弦高が高すぎないものだと、コードを押さえやすくなります。見た目が好きで、毎日触りたくなるギターを選びましょう。
弾き語りにおすすめの曲はどんな曲ですか?
最初は、コード数が少なくテンポがゆっくりな曲がおすすめです。よく知っている曲なら、歌詞やメロディで迷いにくく、ギターに集中しやすくなります。好きな曲の中から簡単なものを選びましょう。
歌うときは座って練習したほうがいいですか?
最初は座って練習して大丈夫です。ギターが安定しやすく、コードも押さえやすくなります。ただし、人前で演奏したい場合は、慣れてきたら立って弾く練習も取り入れましょう。
ギターボーカルは楽譜が読めなくてもできますか?
楽譜が読めなくても問題ありません。弾き語りでは、歌詞の上にコード名が書かれたコード譜を使うことが多いです。まずはコードの押さえ方と、歌に合わせて弾く感覚を覚えましょう。
人前で弾き語りするときに緊張しないコツはありますか?
緊張を減らすには、スマホで録画しながら練習するのがおすすめです。自分の演奏を客観的に見られるうえ、人に見られる感覚にも慣れていきます。完璧を目指しすぎないことも大切です。
まとめ
ギターボーカルは、歌・コード・リズムを分けて練習することが上達の近道です。
最初は完璧を目指さず、簡単な曲から少しずつ慣れていきましょう。
ギターボーカルを習いたい方は弾き語りコースへ!