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【ピアノ弾き語り<完全版!>】好きな曲を弾き語ろう!

ピアノ弾き語りに憧れはあるけれど、「ピアノも歌も同時なんて難しそう

そんなふうに感じている方も多いのではないでしょうか。

でも安心してください。

ピアノ弾き語りは、正しい順番でポイントを押さえていけば、初心者でも必ずできるようになります。

ピアノ弾き語りに必要なスキルについてや、練習方法を通じてしっかりと弾き語りができる順序を一緒に見ていきましょう!

ピアノ弾き語りで必要なスキル

ピアノ弾き語りというと、「ピアノが上手くて、歌も上手くないとできない

そんなイメージを持たれがちです。

ですが実際に必要なスキルは、もっとシンプルです。

ここでは、ピアノ弾き語りに最低限必要な3つのスキルを紹介します

コードを知っている

コードを知っていることで、楽譜の表記だけで曲を弾くことができます。

これはギターのコードを見ながらギターが弾けるのと同じ理屈です。

コードは大きくわけると「メジャーコード」「マイナーコード」などがあります。

後述しますが、この2つは実は1つのコードを少しずらすだけで呼び方がかわるものなので、そこまで覚えるのが大変ではありません。

また楽譜が読めるなどもあわせてピアノ弾き語りで有利となる技術です。

ただし注意すべきは、これは有利になる技術ではありますが、必須ではありません。

先々音楽の習熟度を高めるなら楽譜を読めたほうが楽なことは多いですが、

あくまで弾き語りに大事なのはコードを知って指を置き、それをリズムに合わせて弾けるということです。

伴奏をリズムで弾ける

ギターに比べてピアノはリズムが作りにくい楽曲です。

なぜなら指一つひとつを独立させリズムを成立させなければならないからです。

もちろんギターの場合もアルペジオなんかの場合はその用に奏でる必要がありますが、だいたいのばあいはコードを押さえて「ジャカジャカ」やればそれっぽくなってくれます。

伴奏をリズムで弾けるようになるには、「」や「」という意識をもつ必要があります。

「節」「拍」というのはテンポをわかりやすく区切ったもので、1つの「節」の中にいくつの「拍」が入るかで、楽曲のリズム感がかわってきます。

この「拍」のリズムが細かくなればなるほどぶっちゃけうまく聞こえます。

逆に「拍」が単純でシンプルなものだと、わかりやすく、子供らしい弾き方になってきます。

歌うことができる

当たり前の話ですが、弾き語りでは「歌う」ことが必要になります。

ピアノに集中しすぎて歌がおろそかになる、歌に集中するとピアノの演奏が乱れる。

そういったことは1度は誰もが経験します。

これは歌いながら弾くことに慣れていくしかありません。

もちろん最初は感覚がわからないと思いますが、そのうちどうやったら弾き語りができるのか、大体の感覚をつかめてくるようになります。

まずはゆっくりと、できればピアノの演奏は暗記して歌を歌えるようになれば、表現の方に力を注ぐことができるようになってきます。

地道な作業ですが頑張りましょう。

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ピアノ弾き語りの基礎練習

ここからは、実際にピアノ弾き語りを身につけていくための練習方法について解説していきます。

最初から完璧を目指す必要はありません。

まずはここまでできればOK」という段階をひとつずつクリアしていくことで、

自然と弾き語りが形になっていきます。

コードを覚える練習(メジャー/マイナー)

コードには大きく分けて12種類があります。

C、C#、D、D#、E、F、F#、G、G#、A、A#、B

これらがすべての基本となるメジャーコードです。

そして、このメジャーコードの真ん中の音を半音下げると、すべてマイナーコードに早変わりします。

コードって全部暗記しなきゃダメなの!?

と思っていたそこのあなた、朗報でしたね。

もちろん、これより少し複雑な

9th、11th、13thといったテンションコードも存在します。

そのため、最終的には一度しっかり網羅しておくことは大切です。

ただし、最初からすべてを覚える必要はありません。

まずは基本のメジャー・マイナーコードを理解し、

それを実際の楽曲に合わせて弾いてあげましょう。

最初は歌の頭を合わせるだけで大丈夫です。

コードがわからない場合は、ぷりんと楽譜(という有料楽譜サイト)でプリントしたり、

U-FRETなどのサイトでコードだけを確認してみてください。

リズムの作り方

次に覚えたコードにリズムをつけて変化をつけてあげましょう。

最初は歌の頭に合わせて「じゃーん」と鳴らしてあげるだけでいいですが、物足りなくなってくるかと思います。

その際はベースラインを活用してあげます。

ベースラインをオクターブで上下してあげるだけで立派に伴奏っぽくなってきます。

そのうち慣れてきたら、コード引きをリズムで合わせて足したり、その後は「ウォーキングベース」という形で動くベースラインを作ってあげたりしましょう。

アレンジを加える

アレンジを加えるのは、多少上級者向けのステップになります。

ですが、ここまで来ると弾き語りの自由度が一気に増し、

音楽をしている楽しさ」を強く感じられるようになります。

ただこの項目は話すとそれだけで膨大な量になってしまいます。

例えばジャズではケーデンスを増やしたり、ボサノバではモードを強く取り入れたり・・・

ちょっと専門的な話ですね。

ただ一度弾き語りをリズムまで深く掘り下げることができた人はアレンジも掘り下げてあげるとその自由さにびっくりすると思います!

リハーモナイズで磨くジャンル別コード・アレンジ術」といった本もあるので、ぜひ読んでみてください

ピアノ弾き語りすべきヒット曲

ピアノ弾き語りの上達においてどの曲を練習に選ぶかはとても重要です。

いきなり難しい曲に挑戦してしまうと、「ピアノが弾けない・歌も安定しない・そもそも楽しくなくなる」という悪循環に入りがちです。

ここでは、「弾き語りに向いている」「練習する価値がある

そんなヒット曲を3曲紹介します。

藤井風「満ちていく」

藤井風さんの「満ちていく」は、ピアノ弾き語りに最適なゆっくりとした曲です。

そこまで複雑な進行でなくスローテンポなため伴奏はそこまで難しくはないですが、そのかわり歌のクオリティが求められます。

まず自分は歌がうまいからピアノの伴奏はゆっくりしたものからはじめたい!

そんなひとはこの曲を最初に選んであげるといいかもしれません

尾崎豊「卒業」

「卒業」は、ピアノ弾き語りの練習曲として初心者におすすめです。

コード進行がわかりやすく、また一定のテンポで進んでいきます。

こういった若干テンポが早い曲で歌に合わせてコードを切り替える感覚をだんだん身につけていってあげると、よりレベルの高い曲でもどんどん演奏ができるようになっていきます

泰葉「フライディ・チャイナタウン」

「フライディ・チャイナタウン」は、少しレベルアップしたい人におすすめの一曲です。

コード進行や演奏リズムにジャズ寄りの要素があり、伴奏ののせかたが独特です。

単調にならない伴奏の作り方

を知りたい人はこういった曲や、スティービーワンダーの楽曲を参考にしてあげるとよいでしょう。

いわゆるハネる感覚というのが身につきます。

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Q&A

ここでは、ピアノ弾き語りを始める方から特によく聞かれる質問を、Q&A形式でまとめました。

つまずきやすいポイントばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。

楽譜が読めなくてもピアノ弾き語りはできますか?

はい、ピアノ弾き語りにおいて最も大切なのは「コード」です。

コードの他にスケールの把握なども大事ですがこれも楽譜が読めなくてもできます。

ただし楽譜が読めたほうが把握するのに楽だということは覚えておいてください

ピアノ初心者でも弾き語りは可能ですか?

可能です。

むしろ、最初から「弾き語り前提」でピアノを学ぶ方が効率が良い場合もあります。

クラシックピアノのように

難しい指のトレーニングから始める必要はありません。

コード・リズム・歌、この3つを同時に少しずつ慣らしていきましょう。

右手と左手がバラバラになってしまいます

これは全員が通る道です。

できないのが普通なので、安心してください。

コツは、

左手をゆっくり練習したあとに、右手をゆっくり合わせる

です。

慣れてきたら、少しずつ動きを足していきましょう。

歌いながら弾くとテンポが崩れます

テンポが崩れる原因の多くは、「歌に引っ張られている」ことです。

最初は、ゆっくり両手で弾くことができてきたら、歌もいれてゆっくり歌ってあげましょう。

次第に早さを上げていきます

独学とレッスン、どちらがおすすめですか?

最初の段階はプロに見てもらうと上達スピードが一気に上がるのでおすすめです。

得にコードやスケールの把握は単純作業も挟まるので、プロに見てもらえるとモチベーションを保ちやすいです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

ピアノ弾き語りは、一見すると難しそうに感じるかもしれませんが、

実は「コード」「リズム」「歌」という3つの要素を、順番に積み上げていくだけで、誰でも形にすることができます。

最初から完璧に弾こうとする必要はありません。

コードを押さえ、リズムを感じ、歌をのせる。

このシンプルな積み重ねを、自分のペースにあわせてゆっくりやっていきましょう

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