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ウィスパーボイスの出し方4ステップ

こんにちは、ZIG ZAG MUSIC SCHOOLです!

好きな曲の歌い出しのような、ささやくように優しいウィスパーボイスで歌ってみたい。

でも、まねしてみると普通の声になったり、ただの息になったりして、うまくいかない。

そんな悩みを抱えていませんか?

私も歌を始めたばかりの頃、YouTubeの解説動画やボイトレ動画を見ながら練習していましたが、「ウィスパーボイス」「ブレス」「ミックスボイス」といった聞き慣れない言葉が次々に出てきて、それだけで混乱していました。

この記事では、プロのボイストレーナーがウィスパーボイスの出し方を、初心者でも再現できる4つのステップでお伝えします。

ウィスパーボイスとは?「息を多めに混ぜた、ささやくような歌声」のこと

結論:ウィスパーボイスは「ため息に、声を少しずつ混ぜる」だけで出せる

結論からお伝えすると、ウィスパーボイスは「はぁー」というため息に、少しずつ声を混ぜていくことで、誰でも出せるようになります。

ウィスパーボイスとは、声にたっぷりと息を混ぜて出す、ささやくような柔らかい歌声のことです。

普段の歌声が「声:息=9:1」くらいだとすると、ウィスパーボイスは「声:息=5:5」くらいまで息を増やしたイメージです。

うまくいかない人の多くは、いきなり歌いながら息っぽくしようとして、声と息のバランスが分からなくなっています。

大切なのは、先に「息だけ」の状態を作り、そこに声を足していくという順番です。

この順番で練習すると、「どこからがウィスパーボイスなのか」を喉の振動やティッシュの揺れで確かめながら進められるので、感覚に頼らずに習得できます。

ウィスパーボイスの出し方【4ステップ】

ウィスパーボイスの出し方【4ステップ】

ここからは、実際にウィスパーボイスを出す練習をしていきましょう。

用意するものは、ティッシュ1枚と、録音ができるスマートフォンだけです。

1回の練習時間は、4ステップ合わせて15分ほどです。

ステップ1. 「はぁー」というため息で、息だけの状態を知る(3分)

まず、疲れたときのため息のように、口を軽く開けて「はぁー」と5秒かけて息を吐きます。

このとき、人差し指と中指を喉仏(首の前にある出っ張り)に軽く当てておいてください。

指に振動を感じず、「はぁー」という息の音だけが聞こえていれば、声がまったく混ざっていない「息だけ」の状態です。

これを5回繰り返して、息だけを吐く感覚を覚えましょう。

ステップ2. 「はぁー」から「あー」へ、少しずつ声を混ぜる(4分)

次に、同じように「はぁー」と息を吐き始め、5秒かけて少しずつ「あー」という声に変えていきます。

声の高さは、普段話すときと同じくらいの楽な高さで構いません。

喉仏に当てた指に、かすかな振動が伝わり始めた瞬間が、息の中に声が混ざり始めたサインです。

「はぁー」の息の音が残ったまま、指に小さな振動も感じられる状態が、ウィスパーボイスです。

この状態を3秒キープする練習を、5回繰り返しましょう。

ステップ3. ティッシュで、息と声の割合を3段階に調整する(4分)

ティッシュを1枚、口から10センチほど離した位置に指でつまんで垂らします。

その状態で、ステップ2で見つけたウィスパーボイスを「あー」と3秒出してください。

ティッシュがゆらゆらと揺れていれば、声にしっかり息が混ざっています。

次に、「息多め」「半々」「声多め」の3段階で、それぞれ3秒ずつ声を出し、ティッシュの揺れ方の違いを確かめます。

息多めではティッシュが大きく揺れ、声多めではほとんど揺れなくなるはずです。

3段階で揺れ方がはっきり変わるようになれば、息の量を自分でコントロールできている証拠です。

3段階を1セットとして、5セット行いましょう。

ステップ4. 好きな曲のフレーズに当てはめて歌う(4分)

最後に、好きな曲の歌い出しなど、静かなフレーズを1つ選んで歌ってみます。

最初から最後まで全部を息っぽくするのではなく、歌い出しの最初の1〜2語と、フレーズの語尾だけをウィスパーボイスにするのがコツです。

ウィスパーボイスは息をたくさん使うので、フレーズが終わるたびに鼻から2秒かけて息を吸い直してください。

カラオケで歌うときは、マイクを口から3〜5センチの距離まで近づけると、小さなウィスパーボイスでもしっかり拾ってもらえます。

歌い終わったら録音を聴き返して、2点を確認しましょう。

1点目は、息の音と一緒に歌詞がはっきり聞き取れるかです。

2点目は、ウィスパーボイスの部分とそれ以外の部分で、声の雰囲気がはっきり違って聞こえるかです。

2点とも確認できれば、曲の中でウィスパーボイスを使い分けられています。

ZIG ZAG MUSIC SCHOOLの「ボーカルレッスン」でいい歌声を作ろう!
なぜ息が混ざるのか?ウィスパーボイスの仕組み

なぜ息が混ざるのか?ウィスパーボイスの仕組み

ここでは、ウィスパーボイスがどのような仕組みで出ているのかを、声が出る仕組みから説明します。

仕組みが分かると、練習のときに何を調整すればいいのかがはっきりします。

声は、喉の奥にある声帯という2枚のひだが、肺から送られた息によって細かく振動することで生まれます。

普段の声では、2枚の声帯がぴったりと閉じたり開いたりを繰り返すため、送られた息のほとんどが声に変わります。

一方、ウィスパーボイスでは、声帯を完全には閉じきらず、少しすき間を残したまま振動させています。

そのすき間から、声にならない息がそのまま通り抜けるため、声の中に「はぁー」という息の音が混ざるのです。

ステップ2で喉仏の振動と息の音を同時に確かめたのは、この「声帯が振動しながら、すき間から息も漏れている状態」を体で覚えるためです。

実は、裏声がかすれて悩む人の多くは、この「声帯のすき間から息が漏れる状態」が意図せず起きています。

ウィスパーボイスは、その息漏れをわざと、量を調整しながら使うテクニックだと言えます。

だからこそ、ステップ3のように息の量を自分で増やしたり減らしたりできることが大切なのです。

また、ウィスパーボイスは声に変わる息が少ないぶん、音そのものは小さくなります。

カラオケでマイクを近づけるのは、小さな声でも聞こえるようにするためです。

さらに、普段より多くの息を使うため、息が早くなくなり、喉も乾燥しやすくなります。

フレーズごとに息を吸い直し、ウィスパーボイスを使う部分を絞るのは、喉への負担を減らすためでもあります。

専門用語に戸惑っていた私が、ボイストレーニングで気づいたこと

専門用語に戸惑っていた私が、ボイストレーニングで気づいたこと

ここで少し、私自身の話をさせてください。

歌を歌い始めた頃、私はYouTubeでいろいろな解説動画やボイトレ動画を見ていました。

ところが、「ウィスパーボイス」「ブレス」「ミックスボイス」など、聞いたことのない用語が次々に出てきて、それだけで混乱してしまったのです。

動画の中の歌い方をまねしようとしても、そもそも言葉の意味が分からないので、何をすればいいのか見当もつきませんでした。

その後、ボイストレーニングに通うようになり、これらの用語が何を指しているのかを、実際に自分で声を出しながら教わりました。

ウィスパーボイスについても、プロの講師が「まずため息を吐いて、そこに少しずつ声を足していこう」と、今回お伝えしたような順番で的確に教えてくれました。

言葉だけでは分からなかったことが、実際にやってみると「なんだ、こういうことか」と驚くほどすんなり理解できたのを覚えています。

そして、少しずつウィスパーボイスを使いこなせるようになり、バラードの歌い出しで表現の幅が広がったのを実感しました。

振り返ってみると、専門用語は難しそうに聞こえるだけで、意味を説明してもらい、自分でやってみれば何も難しいことはありませんでした。

1人で動画を見て悩むより、分からないことはプロの講師に聞くのが一番の近道です。

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よくある質問

Q. 息っぽくならず、普通の声になってしまいます。

A. 最初から声を出しすぎていることが原因です。

ステップ1に戻り、喉仏に当てた指に振動を感じない「息だけ」の状態から、もう一度始めてください。

「あー」に変えるときは、5秒かけてゆっくり声を足し、振動を感じた瞬間にそれ以上声を足さずに止めるのがポイントです。

Q. 逆に息だけになってしまい、音程が分かりません。

A. 声の割合が少なすぎる状態です。

ステップ3の「声多め」から練習し、喉仏に振動を感じながら、ティッシュが少し揺れる程度のバランスを探してください。

録音を聴いて、息の音の奥にメロディーが聞き取れれば、ちょうどいい割合です。

Q. ウィスパーボイスを練習していると、すぐに息が苦しくなります。

A. ウィスパーボイスは普段の声より多くの息を使うので、息が早くなくなるのは自然なことです。

まずはステップ3の「半々」くらいの息の量から始め、1フレーズ(5秒程度)ごとに必ず息を吸い直すようにしてください。

Q. 喉が乾燥したり、イガイガしたりするのですが大丈夫ですか?

A. 息を多く通すため、ウィスパーボイスは普段の声より喉が乾燥しやすくなります。

練習は1回15分程度にとどめ、5分おきに常温の水をひと口飲むようにしましょう。

イガイガ感や痛みが続く場合は、その日の練習は中止して喉を休めてください。

Q. ウィスパーボイスで歌うと、歌詞が聞き取りにくくなってしまいます。

A. 息の量が多すぎて、言葉の最初の音(子音)が埋もれていることが多いです。

ステップ3の「半々」の割合に戻し、「か」「た」「さ」などの言葉の最初の音だけ、少しはっきり発音してみてください。

ウィスパーボイスは、意味が分かればすぐに試せる

まとめ:ウィスパーボイスの出し方は、正しい順番を知ればすぐに試せる

ウィスパーボイスの出し方は、「はぁー」で息だけの状態を知り、「あー」へ少しずつ声を混ぜ、ティッシュで息の量を調整し、曲のフレーズに当てはめる、の4ステップでした。

大切なのは、普段の声から息っぽくするのではなく、ため息から声を足していくという順番です。

この順番を守れば、ウィスパーボイスは初心者でも十分に出せるようになります。

ただ、自分の声が正しく出せているかどうかは、1人ではなかなか判断できないものです。

私自身、プロの講師に教わったことで、動画を見ているだけでは分からなかったことが一気に理解できるようになりました。

ウィスパーボイスを曲の中で自在に使いこなしたいなら、ぜひ一度プロに声を聴いてもらってください。

ZIG ZAG MUSIC SCHOOLの無料体験レッスンでは、講師があなたの声を直接聴きながら、今のあなたに合ったウィスパーボイスの練習方法をお伝えします。

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