はじめまして。
ZIGZAG MUSIC SCHOOLの大久保亘です。
今月からブログを書くにあたって自分の好きなファンクについて書いていこうかと思います。
ファンクって何?
と聞かれたとき、うまく説明できないことがあります。
ジャンルとしての枠が広く、いろんな音楽が混ざっているからです。
James BrownやPrince、Chicといった名前が浮かぶ人もいれば、最近のネオソウルやアシッドジャズにファンクの要素を感じる人もいるでしょう。

でも、共通しているのは、ファンクが“ノれる音楽”であるということ。
難しい理論や構成よりも、身体が自然に動き出すグルーヴ。
そのリズムの気持ちよさこそが、ファンクの最大の魅力です。
そして、そんなファンクにおいてギターが担う役割はとてもユニークです。
ギターは主役になるというより、リズムを支える裏方のような存在。
とくにファンクでは、派手なソロよりも、カッティングやミュートなど、細かい“ノリ”の部分で全体を引き立てることが大切になります。
よくジャカジャカ弾くだけでしょ?と言われることもありますが、実はそう見える中に、職人的なニュアンスや間(ま)の感覚が詰まっています。
音を出すだけでなく、どこで止めるか、どれくらいのタイミングで弾くか――そのすべてがグルーヴに直結します。
ファンクギターのおもしろさは、”弾く”ことよりも”ノる”ことにあります。
ミュートの一発、シンプルなコードストロークが、バンド全体の空気をガラッと変えてしまう。
ギターが作る“隙間”にドラムやベースが絡み合い、いつのまにか曲がうねり出していく。
そんな一体感こそが、ファンクの真骨頂です。
理論やテクニックももちろん大切ですが、それ以上に”気持ちよさ”が先に来るのがファンクです。
ギターを始めたばかりの方にも、ある程度弾ける方にも、
“この音を出したとき、自分は気持ちいいか?”
“リズムの中にちゃんと乗れているか?”
という視点を持っていただけたら嬉しいです。
今回のまとめ

これからこのブログでは、ファンクギターにまつわる考え方や実践的な内容も発信していく予定です。
音作りやリズムの感じ方、セッションでの立ち回り方など、初心者から中級者まで役立つ情報をお届けしていきます。
まずはぜひ、ファンクという音楽の魅力を、”理屈”ではなく”体感”で味わってみてください。
それこそが、ファンクギターの入口なのです。
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