吉祥寺のボイストレーニングスクール
ZIGZAG MUSIC SCHOOL

DTM教室コースのブログ

「音楽を死ぬまで楽しく続けたい?ならば睡眠!まずは睡眠なのだ!」という話


こんにちは!ZIGZAGミュージックスクール講師の岡です!

今日は、「健康」についての話をします。

「え、音楽じゃなくて…?」

そうです。いえ、健康のことについて考えること自体が、ある視点から見れば、音楽のことを考えていることに等しいとも言えます。 

というか、健康なくして音楽を長く続けることはできません。

例えば、頭の中が不安でいっぱいだったら、歌詞や曲を書くどころではありません。ふと反芻思考が生じて上の空になって、考えていることがまとまりません。

喉周りに炎症があれば、発声の際に痛みや不快感や不自由感が生じて思うように歌うこともできません。

身体に慢性的な痛みがあれば、ステージングどころではないですよね。

強いストレスや孤独感を抱えていたら、せっかく出会う音楽仲間とも良好な関係が築きにくくなるはずです。

「でも昔のアーティストや小説家などの逸話では、強烈な不安感や反骨心、人間的にネジが外れた部分を作品に昇華しているじゃないか!」と思う方もいらっしゃると思います。

それは否定しません。たしかに、中にはそのような方もいます。

けれど、その人たちは、「今も」「元気に」制作できているでしょうか?

もしかすると、どこかで倒れてしまったり、いつのまにか活動をやめている人が、多くありませんか?

(「そんなことない!例えばあの人は…」と言う方がいるとするならば、その人は稀有なので、その人をきちんと認めつつも、あまり参考にしないほうがよいかもしれません。)

この原因は、実に複雑で多岐に渡ります。

ゆくゆく一つ一つ分解し紐解いて、最新の研究や文献から得た知見を元に考察と提案を少しずつしていきたいのですが、

今日はその中でも、「今日から誰でも取り組める健康に向けた行動」をピックアップしていきたいと思います。

とはいえ、一言で健康と言っても、

肉体の健康、臓器の健康、睡眠、メンタルの健康、人間関係の健康、食事からのアプローチ、愛着スタイルに基づいた対策、自身が育った中で持つことになったスキーマ(認知の歪み)への対応、etc…いろいろありますよね。

ひとまず、今日は「睡眠」について、取り組むと良さそうなことを3つだけ、書きたいと思います。

というのも、「睡眠」を行わない人はいないからです。誰一人当てはまらない人がいないため、このブログにたまたま通りかかった人全員に、ほんの少しでも良い影響があったらいいな、と思いながら書きます。

1. 「7時間以上寝る」

はい来ました、当たり前すぎてつまらない対策です。でも大切なので書きます。7時間以上寝ましょう(厳密には、それぞれのクロノタイプという遺伝子に決められた生活タイミングに沿うことが大切なのですが、そこを書き始めると終わらないので、ひとまず割愛します)。

ショートスリーパーは今では「実はほとんどいない」ということがわかっています。

「いや!でも自分は睡眠時間が短くても頭がシャープだ!」という方は、そもそもデフォルトでパフォーマンスが落ちており、ほぼ脳が酩酊・あるいは泥酔のような状態にある可能性が高いため、平均睡眠時間を増やすだけで、目に見えてパフォーマンスがよくなるはずです。

じゃあなんで毎日ちゃんと眠らないといけないのかというと、

「脳は眠っている間に、情報の再編成と細胞の掃除をしてくれているから」です。

これまでの記憶と今日の記憶の整理(例えば、練習したことをより深く頭に染み込ませるとか)をして、いらない細胞を掃除することで、免疫機能がまた明日からの行動を100%サポートできるように、準備してくれるわけです。

これが正常に行われないと、

風邪をひきやすくなったり、異常に食欲が湧いたり、「なんかよくわからんけど寒い!」みたいになったり、「イライラして落ち着かない!」といった状態になります。

こうなると、「もうなにもかもやってられない!」みたいな気持ちになりますよね。

2. 「眠る2.3時間前から、部屋を暗めにしよう」

眠る時間の何時間か前から、部屋を暗めにしておきましょう。

具体的には「5ルクス以下が望ましい」と言われておりまして、一般的な豆電球よりも暗いくらいです。

これはなぜ行うかというと、ブルーライトへの対策です。

なぜブルーライトへ対策をするのかというと、人間の睡眠ホルモンであるメラトニンを出なくしてしまうからです(なので、毎日豆電球で眠っている方は、少し注意が必要かもしれません)。

こうなると睡眠の質が下がり、大きな病気へのリスクが上がります。

ちなみに、昼間はブルーライトを気にする必要はありません。夜だけですね。

3. 「午前中は太陽の光を浴びよう」

太陽の光を浴びることで、体内時計が正常化し、決まった時間に眠りやすくなります。

加えて、体内でセロトニンやドーパミン、テストステロンが増えたり、ビタミンDが作られることで、体内で一酸化窒素が発生して血管を広げてくれて、心疾患予防にもなりますね。別のメカニズムでがん予防や糖尿病予防も。

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日々レッスンの中で、
「歌詞をもっとしっかり覚えるにはどうしたら良いですか?」や、「頭がボーッとしたりソワソワして考える余裕がないんですが、なにから対策したらよいですか?」といったお悩みを良く聞きます。

皆さん本当にお忙しい中で、ボイトレに通ってくださっているわけですからね…当然のお悩みだと思います。

一概に「これが原因だ」とは言い切れないものの、実は前述のようなことが原因にある可能性もあるのではと思います。

簡単に対策できるところから、一緒に手をつけてみませんか?  



今回はこんなところでしょうか。

次回は睡眠以外のことについても、見ていきたいと思います。

それではまたー。






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