吉祥寺のボイストレーニングスクール
ZIGZAG MUSIC SCHOOL

DTM・作詞作曲コースのブログ

春が聞こえるか?

皆さん、こんにちは。
まず先に、このブログにお越しいただいたことを感謝いたします。
そして、謝っておきます。ごめんなさい。
今回のテーマは恐らく、皆さんを置いてけぼりにすることでしょう。


普段、私はレコーディングエンジニアとして、
色んなアーティストさんのレコーディングやプリプロに出動しています。
演奏されている[音]を聞いて[音源]の最終着地点の[音の定位]を想像して、
アーティストさんと相談し機材やマイクを変えてみたり、
リファレンス音源を用いながらご相談などしたり。

レコーディングやミックスのお仕事は、とても楽しいです。
なんと言っても完成品を[誰がどう楽しんでくれるのか]を想像するだけでワクワクします。
アーティストさんは別として、中々、私のところまで生の感想が届くことはないのですが想像は自由です。

レッスンでは、youtubeへの動画投稿や、オリジナル楽曲の制作などで、このミックスを行います。

今日は「音」について、皆さんが分からない言葉をなるべくググるように、わかりづら〜〜〜く書いていきますね。

音というのは、ご存知の通り、形がないです。だからぼんやりでいいのです。
と言いたいところですが、その本来ない形を理解することが必要です。
それを可視化し数値化したものが、いわゆる周波数というものです。
数字が小さいものは太く低い音、数字が大きいものは細く高い音、まずはこの認識でいいです。

例えば、アコースティックギターとエレキギターの音を比べると、エレキギターの方がズンズンするしキンキンもしますよね、
それはエレキギターから鳴る音がアコースティックギターより周波数域が広いということです。
アコースティックギターとウクレレを比べるとウクレレの方がポコポコした優しい音ですよね、
それはウクレレの方が高音域が鳴っていないということです。
どんな音にも、その音の「核」となる周波数が存在していて、一つの音でもすでに「色んな周波数」が混ざって鳴っています。


人間の耳が聞き取れる範囲は、20Hzー20kHzとされており(個人差あり)、
皆さんが普段聞いている音楽は大体60Hzー16kHzくらいで作られています。
それはイヤフォンやスピーカーがちゃんと再生できるのがそんくらいだからです。これは各媒体によって異なります。

そして、ここからが大事なポイント。
どの再生環境でも、各楽器や声がちゃんと聞こえるように、「音をすみ分ける」必要があるのです。
何も処理をしないと、音は混ざります。一つの塊になろうとします。
それをイコライザーやコンプレッサーなどを使って混ざらないように混ぜていく、それがミックスです。

なんかあんまり内容がないので、ここから先の話は、次回。
記事を待てない方は体験レッスンにお越しください。

音楽は目じゃなくて、耳じゃないと楽しくない。
目を閉じてもカッコよければ、それが正解。カッコよければ全部、正当化される。
かっこいいものを作るにはかっこいい音楽をいっぱい聞かなきゃいけない。
自分で探さなきゃいけない。
かっこよさの純度を上げていきましょう。

皆さんはどうですか?ちゃんと耳使えてますか?