吉祥寺のボイストレーニングスクール
ZIGZAG MUSIC SCHOOL

DTM教室コースのブログ

作曲AIと向き合い方

こんにちは!
ZIGZAG MUSIC SCHOOL講師の高久です。

近頃AI絵によってイラストレーターの仕事が脅かされている問題について議論がなされていますが、その波が音楽業界にも押し寄せてきました。

『Suno AI』

これはイギリスのケンブリッジを拠点とした音楽家やAIのエキスパートチームが作成したAIです。
機能としては作曲だけではなく歌詞の作成、歌唱までこなしてくれます。
これによって音楽理論を勉強しなくても手軽にオリジナル曲を作れるようになりました。

それでは実際に作ってみたいと思います。


『Suno AI』の使い方

これは『Suno AI』のブラウザ画面です。
「Custom Mode」→「Generate Lyrics」を押すだけでこのように歌詞が作れました!

その後「Create♫」を押すと





曲ができました!

これは簡単すぎますね…
https://app.suno.ai/song/b3f555b1-7b8b-4e10-9797-14bba038078f

上記リンクからは実際に『Suno AI』で作詞作曲・歌唱を作成した『Neon Nights』が聴けます。
聴いていただくと本当にAIが作ったのかと耳を疑うようなクオリティです。
これが1分足らずで作成できてしまうので驚きです。

しかし、イントロを作成する能力は乏しく、作曲家がいらなくなる緊急事態を今すぐ危惧する必要はないと思います。しかし、そうなる未来はそう遠くないのかもしれません。

これから作曲AIとどう向き合っていけばいいのか

作曲AIは作曲をしたことない・音楽理論がわからない人向けのツールだと思いがちですが
僕は作曲を生業としている・音楽理論がわかる人にこそとっておきのツールだと思っています。

なぜかというと、僕たちのアイデアの手助けをしてくれるからです。

例えば『名探偵コナン』でコナンくんがなんのヒントもなしに状況証拠だけで推理をして、犯人を見つけるなんてことはありません。
必ずその場にいる誰かのある行動によってヒントを得て、コナンくんは閃めくのです。
そして真犯人はお前だ!と結論を出す。

このヒントを作曲AIが担う役割だと思っています。

「AIを使うなんて…」と抵抗のある方も多いかもしれませんが、作曲のインスピレーションをAIに作ってもらってから僕たち独自の色を出していく。
そんな作曲方法がポピュラーになる時代もくるかもしれません。

これからはAIに仕事を乗っ取られると怯えるのではなく、どうAIと共生して自分の仕事に活かせるのかを考えることが大事になってくるのではないでしょうか?

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