DECO MUSIC SCHOOLとZIGZAG MUSIC SCHOOLイラストコース担当の佐藤です。
色選びのコツは「法則性」にあります
イラスト制作において「色選び(配色)」は作品のイメージや印象に大きな影響がありますのでとても重要なポイントになります。肌や瞳や髪など「色を塗る作業」は好きでも「色の組み合わせ」を考えるのは苦手という方は多い印象です。
世の中には「色彩学」といった専門分野があるくらい奥の深い内容ですが、今回はそこまで深掘りせずに「色選びの法則性」に触れてみたいと思います。
色相環(カラーサークル)が重要
お絵描きソフトで色を選ぶ際に虹色の輪があるかもしれませんが、これを色相環と呼びます。
この色相環という名称は重要ではなく、「黄色は12時の場所」、「青は6時」、「緑は2時」のように【大まかな色が何時くらいの場所にあるか?】と目で確認できることが大事になります。
そして色の組み合わせを考える時は「◯◯色と相性がいい色は何か?」と考えるのではなく「◯◯色は⬜︎時にある色だから何時の色と相性がいいかな?」と考えると良い組み合わせを見つけやすくなります。
2色の組み合わせ
10時の色(オレンジ)ともう一色組み合わせたい時にまず試すのが「反対側にある色」の組み合わせです。真反対ではなく「大体反対側」であれば良いのですが、この組み合わせを補色(反対色)と言います。
馴染みは良い色の組み合わせとは言えませんが、その代わり遠くからでもすぐに目に入るような強烈な存在感を生み出せる色の組み合わせになります。
キャラクターデザインでは「髪と目」「髪と服」のような1番目立たせたいと思う部分に積極的に使うことが多いです。
3色の組み合わせ
10時の色に2色追加する場合、2時と7時あたりを組み合わせると正三角形の位置にある色の組み合わせになります。
そのままの名称ですが「トライアングル配色」と言います。
補色よりは色の馴染みが出ますが、こちらも見た目の印象が強い組み合わせになります。
4色の組み合わせ
このまでくるとなんとなくこの先どうなりそうか予想がつくはずです。
色の組み合わせというのはこのように使いたい色数に応じて一定の法則に従って色を選ぶことで良い組み合わせになるようになっています。
逆に無作為な、法則性がない色の組み合わせは「そこにその色があるだけ」となりスムーズに色の情報が頭に入ってきません。
もちろん今回の内容は配色の「入口」…と言えるかも微妙なレベルですが、色の位置関係を時計で例えて把握するというのはとても重要な考え方になります。
「こういう法則性は成り立つか?」
「こういう形で色を選ぶとどうなるか?」
「私の好きな色はどの位置関係にあるか?」
こういったことから色について興味を持つと、世の中にある「色の組み合わせ」に対する見え方が少しずつ変わってくると思います。
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