こんにちは!
ZIGZAG MUSIC SCHOOL、DECO MUSIC SCHOOLで洋楽・英会話コースを担当している森田です。
英語を学んでいると、「この表現日本語と感覚が似てるな〜」と思うことがよくあります。
今回は、私が大好きなAriana Grandeの「get well soon」という曲から、言葉の感覚の類似性を感じた歌詞を2つ紹介したいと思います。
“My life is so controlled by the what if’s”
まずひとつ目はこの歌詞:
“My life is so controlled by the what if’s
(私の人生は、“もし〜だったら…”という思考に支配されてるの)
“what if” は、本来「もし〜だったら?」という仮定の話をするときに使う表現です。
たとえば “What if it rains?”(雨が降ったらどうしよう?)というような感じです。
でもこの歌詞では、それが複数形になって “the what if’s” という形になっています。
つまり、「what if」そのものが名詞扱いされていて、“不安”や“妄想”のかたまりを象徴する言葉になっているんです。
これを見たとき、私は日本語の「タラレバ」に似ているなと思いました。
「タラレバ」は「〜していれば」「〜していたら」など仮定の話をする時に使う言葉の語尾を合わせて作られた言葉ですよね。
「タラレバばかり言ってもしょうがない」
「タラレバの話はやめよう」
のように、「the what if’s」と同様「タラレバ」も名詞の働きをしています。
「もしあのとき違う選択をしていたら…」
「〜していれば、もっとよかったのに…」
そういう後悔や不安が、“タラレバ”というひとつの言葉に凝縮されていますよね。
英語と日本語で、まったく同じ表現ではありませんが、後悔の念を名詞化するという点で感覚が似ているなと思いました。
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“Just know that there’s up and downs”
もうひとつの例がこのフレーズ:
“Just know that there’s up and downs”
(人生には良い時も悪い時もあるってことを知っておいて)
この中で登場する、“up and downs”という表現です。
これは、感情や人生の波、浮き沈みを指す言い方になっています。
この “up” と “down” はもともと「上に」「下に」という副詞ですが、組み合わさることで名詞的に「波」や「浮き沈み」を表す感覚的な言葉になっているのが面白いですよね。
そしてこれもまた、日本語の「浮き沈み」「アップダウン」「山あり谷あり」などの表現と感覚が似ているなと思いました。
こうして見てみると、言語は違っても人が感じることやその気持ちを言葉にしようとする感覚は似ているものがあるなと感じます。
そう思うと外国語がぐっと身近なものに感じて、学ぶのも楽しくなりますね♪
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