こんにちは!
ZIGZAG MUSIC SCHOOLにてヴォーカル講師をしています
すなこさなえ と申します。
『人の心に届く歌を歌いたい』
『自分の歌で、感動させたい』
そう思われている方は多いと思います。
自分で作った曲は、歌詞にも自分の想いを乗せやすいですが、ミュージカルやJ-POPなど、既存の曲を歌う場合に、歌詞をうまく伝えられない…そんな経験はないでしょうか?
音楽やリズム、歌唱のテクニックなどでも人の心には届くこともありますが、音楽的な部分については今回省きます。
今回注目するのは【歌詞】です。
歌詞について、みなさんどんな風に歌っていますか?
最初は、歌っているアーティストさんの真似をしたり、ただの言葉、単語になっている人も多いと思います。とにかく力一杯情熱的に歌っている人も…
大事なのは、その『中身』です!
中身があれば、聞いている人にも伝わります。その『中身』の作り方に触れていきます。
今まで私自身が効果あったなぁと思う方法をシェアしていきますね!
歌詞の内容を理解する
当たり前の事ではありますが、歌詞の内容・意味を自分なりにしっかり理解してください!
ぼんやり【こんな感じ、雰囲気】ではなく、具体的であればあるほど後の作業で自分に落とし込みやすいです。
※元の歌詞がとんでもなく抽象的で、調べきれない、どうとでも捉えられる場合は、まずは一つ自分なりに決めて(仮定)してください。
・歌詞が何を言おうとしているのか
・誰に向かって言っているのか
・どんな状況なのか
・この歌詞の主人公って何者??
などなど…
わからない表現、単語は調べてみましょう!
自分ごとと捉えて話す(いきなり歌わない!)
上の項目で理解した事を次は、自分の言葉で話します(歌いません。喋ります)。
例)
なんのために生まれて
なにをして生きるのか
こたえられないなんて
そんなのはいやだ
(アンパンマンマーチより抜粋)
↓自分の言葉で話すと
なんのために生まれたんか
なんのために生きてるんか
そうやって聞かれた時にさぁ、
答えられへんのなんか、
私は嫌やわ!
(私の場合は方言が入ります笑)
こんな風に、自分の普段使っている言葉で歌詞を自分の腑に落ちるものにしていきます。
そして、自分の心からその歌詞を言えるようになってから曲をかけて歌ってみてください。
しっかりと中身のある歌詞に生まれ変わります。
※この時、発声などは一時的に崩れますが一旦気にせず、発声は、発声の練習のみで行うようにしましょう。
また、伴奏(カラオケ)と合わせた時に、その歌詞の意味が腑に落ちるかも考えてみるのもオススメです!
最後に
演技も同じですが、情熱やエネルギーだけでは人には伝わりません。
歌詞や音楽について理解する事はとても大切です。
理解した上で、どうすれば表に出せるか…について、一部だけ書かせていただきました。
それではこの辺で!
今月も、楽しい歌が沢山歌えますように!!!