みなさんがK-POPアイドルの曲を歌う時に、1番難しいと感じる部分は何ですか?
韓国語の発音?高音パート?それともリズム感?
人によって様々なポイントがあると思いますが、今回は誰もが一度は苦戦するであろう、「ラップパート」についてお話ししていきます!
K-POPラップを歌う時のよくある悩みとしては、「韓国語や英語を早いテンポで発音するのが難しい」「発音は正確にできても、どこか不恰好になる」「テンポが掴みにくい」などが挙げられます。
みなさんのこのような悩みを解決するために、今回はK-POPラップの特徴や、かっこよく歌うコツについてご説明していこうと思います!
なぜK-POPラップは難しいのか?
まずは、K-POPラップの特徴や難しさの理由についてお話ししていきます。一つ目の特徴は、「発音の複雑さ」です。日本語に比べ、韓国語や英語は母音と子音の組み合わせがとても多いため、音がより細かく、複雑になります。
ここで、iKONの「LOVE SCENARIO」のラップパートを、韓国語ver. と日本語ver.で比べてみましょう。
このように両方をカタカナで読んでみると、韓国語の音がより複雑なのが分かると思います。これをラップの早いテンポで発音していくので、より難易度が高くなるということです。
また、赤く囲んだ部分のように、韓国語ラップには、息を多めに吐きながら出す音や、強く鋭い音が多いです。これは日本語にはない音の出し方なので、ただカナルビを読んだだけでは、少しのっぺりしたラップになってしまいます。
二つ目の特徴は、「英語が多く入る・英語っぽく韓国語を発音する」ことです。韓国でも高難易度で有名なBLACKPINKのラップを聞いてみると、ラップの半分以上が英語になっていることが分かると思います。
英語のパートがない曲も、韓国語を英語っぽく発音していることが多いので、たとえ正しい韓国語の発音ができていても、それだけではどこかぎこちなく聞こえてしまうのです。
また、韓国語や英語は二つ以上の単語を繋げて発音する、「リエゾン(連音)」というものがあります。日本語にはそのような発音の仕方があまりないので、二つ以上の単語がひとまとまりで発音されると、区切りが分かりにくく、より難しく感じてしまう、ということです。
このように難易度が高いK-POPラップですが、コツを知り、重要なポイントさえ意識すれば、もっとかっこよく歌うことができるようになります!次はK-POPラップをかっこよく歌うコツを見ていきましょう。
K-POPラップをかっこよく歌うコツ
①韓国語・英語の早口言葉を練習するラップで1番大事なのは、滑舌・発音です。それを伸ばすには早口言葉が最適と言えるでしょう。最初はゆっくりと発音し、発音の際の口周りや唇、舌の動きに慣れることから始め、徐々にテンポを早めていきます。この時、鏡を見ながら、口を大袈裟に動かしてみることが重要です。
②韓国語を英語っぽく発音する
ラップによっては、韓国語を英語に寄せて発音することがあります(BLACKPINK、iKONなど)。このような曲は、カナルビではなく、ローマ字で読みながら発音すると、より英語っぽく発音ができるかと思います(恥ずかしい、という気持ちは捨てましょう!)。注意点としては、韓国語の正しい発音をマスターしてから英語に寄せていくようにしてください。
③アクセントになっている部分を見つける・強弱を入れる
ラップには音程がない分、アクセントや強弱を入れて深みを出します。曲を聴いて、強く発音しているところを探してみましょう。そこを強、つまりアクセントにして、リズムに合わせて強弱を入れていきます。
BLACKPINKのDDU-DU DDU-DUを聞いてみましょう。赤く囲んだ部分でアクセントを入れているのが分かると思います。
④腹式呼吸を使用して、太く強く声を出す
ただ強く声を発しているだけでは、強弱が出せません。歌を歌う時のように、腹式呼吸を使用して太く声を出すようにしましょう!
さいごに
いかがだったでしょうか。今回はK-POPラップの特徴や難しさ、歌うときのコツについてお話ししました。韓国語や英語の正しい発音の仕方が分からない、早く難しいラップをもっとかっこよく歌いたい!という方は、ぜひ一度体験レッスンにいらしてみてくださいね。
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