吉祥寺のボイストレーニングスクール
ZIGZAG MUSIC SCHOOL

ミュージカルコースのブログ

ミュージカル曲に感情を乗せて歌うコツ

こんにちは!
ZIGZAG MUSIC SCHOOL 講師の冨田七海です!
ミュージカルコース、話し方コースなどを担当しております。

今日は、これからミュージカルを初めて歌う方、
お芝居, セリフで歌うってよく分からない…、という方に向けて
ミュージカル曲を歌うときの感情の乗せ方、お芝居で歌えるようにするコツについて
お話していきたいと思います。


ミュージカル曲は歌詞がセリフですから、初めてミュージカル曲を歌う方は、
歌いにくさや違和感があるかもしれませんね。

私が考えるミュージカルとポップスの大きな表現の違いであり難しさは、
ミュージカルは、
その曲を歌っているキャラクターにならなければいけないことだと思います。


ミュージカルは歌が芝居です。
ストーリーが進行していき、そのキャラクターの感情が高まる出来事が起きて、
その気持ちを抱えて歌い始めるわけです。

ポップスだとその曲を歌っている自分で表現できますが、
ミュージカルはそうもいかないんですよね(笑)


では、まずはどうしたらいいかというと…

歌い始めと歌い終わりの心情は、どう変化しているか を見ること!!

始まりと終わりの心情の変化が分かると、キャラクターが1曲の中でどのような状態が分かります。
まずはそこに寄り添って歌うことから始めてみましょう!

芝居の表現が分からなければ、
自分ならこういう気持ちのときどんな声がでるかな
ニュアンスでこの歌詞を歌うかな
ここからでOKです。

それが分かってきたら、
このキャラクターは嬉しいときこんな声が出そうだな、
こんなニュアンスでこの歌詞を歌いそうだな、で変換していきます。

最初と終わりの感情がメロディーに乗ってきたら、
中盤はどこがきっかけで感情が変わっていくのかを考えます。
曲のラストに向けて、階段を一段一段登っていくように、
気持ちの積み上げを歌詞に乗せていきましょう!



セリフが歌なので、ミュージカル歌唱ではブレスの吸い方も大事です!
単なる息継ぎにしては勿体無いです。
次の歌詞を言うための感情で息を吸いましょう!
そうするとその歌詞にちゃんと感情が乗ってきて一本調子になることが防げますし、
セリフとして伝わりやすくなります。

だからこそ、キャラクターがどんな気持ちで歌っているか、を考えることがめちゃめちゃ重要になんです。


私のミュージカルコースレッスンでは

「このキャラクター今どういう気持ちかな?」
「気持ちの変化に利用できる伴奏のきっかけ音はどれだろう?」
「なんでこの歌詞が出てくると思う?」

など、生徒さんと一緒に楽しみながら曲を掘り下げていき、
感情を歌に乗せていけるよう丁寧にレッスンしています。
ミュージカル曲の楽しさを一緒に体感しましょう!

今日はミュージカル歌唱の感情の乗せ方、お芝居で歌うコツについてお話しましたが、
次回は、ミュージカル曲の発声についてお話していこうと思います!
ではまた来月お会いしましょう!

ミュージカルコースの特徴


・舞台の経験豊富な講師が 担当制でマンツーマンレッスン
・ミュージカルに適した 発声などを基礎から学べる
・ オーディション対策あり。 音源・動画の制作もサポート

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