吉祥寺のボイストレーニングスクール
ZIGZAG MUSIC SCHOOL

プロボーカルレッスンコースのブログ

オーディション対策(動画撮影編)


こんにちは。

最近また1レベルアップ(歳をとったとも言う)したZIGZAG MUSIC SCHOOLヴォーカル講師の永岡愛実です。

オーディション動画を撮ることになったらやって欲しいこと

新年度が始まり、落ち着いてきたタイミングだからなのか?様々なオーディションが開催され、私自身その対策を生徒さんと一緒に進める機会も増えています。

オーディションに向けて、どんな事をすれば良いのでしょうか。

まずは、そのオーディションで求められている事を、正確に読み取る事です。

求められていることを正確に理解していますか

劇団の団員募集でしたら、ある程度個性を魅せるのも良いでしょう。東京藝術大学・学部の実技試験なんかも、伸びしろを感じられるような個性が光る人材が合格したりしますよ。

私事ですが、先日大学同期と演奏会しました。みんな実力はもちろん、歳を重ねてもやっぱり個性がキラキラ光ってた!!


↑自慢の同級生たち

しかし例えば、海外からライセンスを取って上演するミュージカル作品のキャストオーディションの場合は、台本、振り付け、音楽全て海外スタッフの方がチェックして日本語上演が許可されていますので、そういうオーディションを受けるならば、予備審査の段階から正確に再現できること、作品に相応しいパフォーマンスをすることが必須になります。(個性無用という意味ではないです、念のため。)

その作品の台本や楽譜、音源をいただいて審査に臨む場合、隅々まで読み込む、聴き込むことが大切です。実際に上演されている作品ならば、費用はかかりますが観に行くことも時には大切です。

自分は正確にやっているつもりでも、間違えていたり見落としていたり、誤解していることもあります。この「正確にできるようにする」作業はぜひ1人でやらず、先生など信頼できる方と二重にチェックすることを強くお勧めします。

いくらそれまでボイトレやダンスレッスンを重ねていてパフォーマンス力が上がっていても、無意識に間違えて覚えていたらもったいないですからね!無意識のものを自ら気づいて直すのには、時間がかかります。

本気で目指しているなら…

それから、そんな事当たり前!と思うかもしれませんが、台本、楽譜や模範動画などだけでなく、要項をしっかり読むこと。



2024年現在、一次や予選と言われるものは、オンラインや動画提出が非常に多くなっています。

全てではありませんが「こうやって撮ってください」と指示がある場合も多いです。

そこから外れないことは勿論ですが、その意図を汲み取る事。

どんな書類や動画が求められているのか、よく読めば分かったりするものです。

こういう提出の場面でも、オーディションというものの内情が、何となくでも分かる先生がいたら安心ですよね。

よく読んでも分からなければ、自己完結せずにこれってどういう意味?と先生に聞いてみましょう。

テレビなどに出ていてマネージャーなど管理してくれる人がいる、いわゆる芸能人がオーディション受けたら受かるでしょ?ずるいよー、と思ったことはありますか?

全てがそうでは無いかもしれませんが、それでもオーディションとなったら、はっきり言ってみんな条件は同じです。

違う面といったらマネージャーさんやその他にもブレーンとなる存在がいる事。

そんな助けてくれる存在に、ZIGZAGの先生方も十分なり得るのです。

頼れる人が見つかったなら、頼ってみましょう。全部お任せー、やる事教えてー。では難しいですが(それでも助けてくれる優しい人もいるかもしれませんが…)あなたの本気度が伝われば、きっと力になってくれるはずです。

音に関して注意点!

ミュージカルオーディションに向けての撮影でひとつ注意点です。

未来には分かりませんが今のところ、ミュージカルのオーディションは、いわゆるカラオケのマイクみたいに補正してくれるものを通したり、撮ったあとに音質を加工して変化させることはNGです。



作品によってはコンデンサーマイクで集音してよりクリアに仕上げるのはアリかと思いますが…とにかくエフェクトかけたりするのはNGです。カラオケ(この場合、伴奏などの音源を指します)大きめで声が小さかったけど調整すれば良いや!はミュージカルのオーディションでは良くないです。録画時は適切な音量でカラオケをかける、普段からコツコツボイストレーニングする、これに限ります。

そしてスマホ撮影でも全く問題ないので、その分撮る環境を整えましょう。

ZIGZAGのスタジオは全室スピーカー等音源を再生できる環境が整っており、真っ白、おしゃれなロゴなど好みに合わせた背景での撮影も可能です。生徒さんは練習や動画撮影のためにレッスン室をレンタルすることが可能ですし、ご希望あればレッスン時間中に先生と一緒に撮影することもできちゃいます!

とはいえ生活感溢れる環境でなければ、自宅撮影でも大丈夫です。自宅の方が落ち着いて、時間を気にせず録画できるというメリットもあります。落ち着きすぎて緊張感が無いというならば、貸しスタジオで決められた時間内に集中して撮ってみるなど。慣れないというのなら、ぜひ環境を変えて色々試してみること、オススメです。

いかがでしたか?

今回は、私がオーディションを現役で受けていた頃に困ったり悩んだりした経験から、こんな事が知りたかったな、ということについて書いてみました。

オーディション動画撮影で緊張したり、どうしたら良いのか困っている方の少しでもお役に立てれば幸いです(^^)

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