こんにちは!
ZIGZAG MUSIC SCHOOL講師の高久です!
歌を歌っている時に、すぐに息が苦しくなったり、声が思うように出なかったり、最後まで歌えずばててしまうことってありませんか?
それはもしかすると呼吸法や姿勢に問題があるかもしれません。
実は、正しい呼吸と姿勢を意識するだけで、歌声が安定し、無理なく歌えるようになります!
今回は、初心者の方でも実践しやすい 「歌うときの呼吸法と姿勢」を徹底解説していきます!
腹式呼吸の基本と練習方法
まず、歌うときの呼吸は 「腹式呼吸」 が基本です。
普段の生活では、ほとんどの人が胸で呼吸をする 「胸式呼吸」 をしていますが、これでは息の量が少なく、エネルギー消費が激しいので長く歌うのが難しくなってしまいます。
じゃあ腹式呼吸ってどうやってやるの?
それは 「お腹を膨らませながら息を吸い、お腹をへこませながら息を吐く」 です。
これが慣れてないと意外と難しい。
全然できない!って方はこんな方法を試してみてください!
① 仰向けに寝てリラックスし、お腹の上に手を置く
② 鼻から息をゆっくり吸い、お腹が膨らむのを感じる
③ 口から細く長く息を吐きながら、お腹をへこませる
④ 10回ほど繰り返し、慣れてきたら立った状態でも練習
ポイントは胸式呼吸になっていないかの確認を常にすることです!主にこの二つが重要!
① 吸う時に肩が上がってないこと
② 吸う時にお腹が凹んでないこと
最初は難しく感じるかもしれませんが、毎日練習すれば自然にできるようになります!
歌いやすい姿勢とは?
「歌うときの姿勢ってそんなに重要?」と思うかもしれませんが、実は 最初のうちは姿勢が悪いと、声の響きや発声が悪くなってしまうんです。
良い姿勢のポイントとしては、次の3つを意識しましょう!
① 背筋をまっすぐにする(猫背はNG)
② アゴを引きすぎず、自然な角度をキープ
③ 肩の力を抜いてリラックス
この3つを意識するだけで、喉が開きやすくなり、無理なく声を出せるようになります。
姿勢が崩れると、喉に力が入って声が詰まりやすくなるので要注意です!
自分の姿勢が合っているか不安!っていう方は、壁を使ってチェックしてみましょう!
① 壁にかかと、お尻、背中、後頭部をつけて立つ
② 腰と壁の間に手のひら1枚分のすき間を作る
③ その状態のまま、少し前に出てみる
この姿勢が 正しい歌うときの基本姿勢です!ぜひ試してみてください!
息が続かない理由
「ロングトーンが苦手」「歌の途中で苦しくなっちゃう」という人は、 息の持久力を鍛えるトレーニング を試してみましょう!
息の持続力は肺活量だけじゃなく「一定に吐く」「細く長く吐く」という二つが重要になってきます。
そんな呼吸を鍛えるトレーニングとしてリップロールをお勧めします。
重要なのが 20秒以上持続して唇の震えにムラがないようにすること。
これを続けることで 息の持久力がUPし、歌声の安定感 につながります!
そもそもリップロールができない人は歯を閉じて「スーッ」と息を吐くのでも代用できるので試してみてください!
歌の中で使う腹式呼吸を鍛える!
歌を歌うってなったらどうしても胸式呼吸になってしまう人!
それは当たり前です。心配しないでください。
ただゆっくり息を吐いて吸う練習をしていては曲では使えません。
なぜなら曲の中で息を吸うタイミングは一瞬だからです。
つまり「息を一定にはいて、一瞬で息を吸う」
これが歌で使える腹式呼吸なんです。
なのでゆっくり腹式呼吸ができるようになったら一瞬で息を吸うことに重きを置いて練習してみてください!
ちなみに腹式呼吸はダメだ!横隔膜呼吸だ!と言ってる人を最近よくみますが、まず腹式呼吸ができないと意味がないので腹式呼吸から!気をつけてください!