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吉祥寺のボイストレーニングスクール
ZIGZAG MUSIC SCHOOL

プロボーカルレッスンコースのブログ

怪獣

ハローハロー
DECO MUSIC SCHOOLのモトダです。

山口一郎

今回は、僕が東京に来て(東京に来たのは2年弱前)からめちゃめちゃハマり出したバンド、サカナクションの話をしようと思います。

サカナクションというか特にボーカルの山口一郎さんの話をメインにしたいのですが、一郎さんは僕と同じ北海道出身。

北海道の小樽市出身の方なのです(ちなみに僕は函館市出身です。)。

ギターボーカルで東京出てきたのも30歳を超えてからという点で勝手に共通点が多いなと僕は思ってしまい、やけにハマって聴いているのだろう。

前から好きだった曲は何曲かあったが、そこまで掘り下げていなかったのだ。

個人的に好きな曲は、「フクロウ」「ドキュメント」「ミュージック」「ナイロンの糸」「プラトー」らへんですね。

好きで聴いていたのはここら辺。

東京来てからは、「モノクロトウキョー」「目が明く藍色」「グッドバイ」「さよならはエモーション」などを好んで聴くようになった。

なんか、東京に来たからこそできた楽曲なんだろうとか考えるようになり、一郎さんの気持ちと自分をリンクしながら聴くことが多くなった。

ディグっていってる時点でもう既にファンです。

うつ病

そんな山口一郎さんが、去年NHKの番組に出ていた。

タイトルは「山口一郎”うつ”と生きる〜サカナクション復活への日々〜」というもの。

SNSでもちょくちょくそのような雰囲気の症状を投稿していたが、実際に番組を見てみると壮絶だった。

「うつ病」それだけでも相当厄介でいて難しい病気なのにも関わらず、一郎さんはそれと対峙しながらライブをしたり、さらにはアニメタイアップの楽曲も制作しているとのこと。

その楽曲に向き合いながらうつ病と闘っている状況を映したドキュメンタリー番組を見たとき、人生をかけてミュージシャンをしている方だと再認識した。

たとえうつ病じゃなくても、楽曲をゼロから制作するということはそう容易ではないと思っている。

でもこの番組では、そんな病状の一郎さんを絶妙な距離感で支えているバンドメンバー、友人、そしてスタッフの姿があった。

僕は涙なしには見られなかった。

この段階で、アニメ主題歌の歌詞ができない状況だったとのこと。

悶えながらアニメに合う楽曲の歌詞を情報集し勉強しながら作っていくのだ。

「チ。ー地球の運動についてー」というアニメの主題歌。

制作にかかった期間、構想2年。

創り上げた歌詞は79パターン。

ついに今年2月にこの楽曲が配信リリースされた。

楽曲名は「怪獣」。

歌詞の内容はアニメの内容とリンクしているのはもちろん、複数解釈があるにせよ、僕は「うつ病」=「怪獣」という解釈でも捉えられる歌詞に感じた。

僕もファンになってから初めての新曲だ。

涙を流しながら聴かせていただいた。

あぁ、音楽はこうあるべきだ。と改めて感じた。

SNSで流行りの音楽ももちろんマーケットとして機能しているからこそ切っても切り離せない売れる曲にはなっているが、僕にはあまり刺さらない。

もっと人間味のある、そのバックボーンを感じられるような楽曲こそが本当の音楽のような気がしているし、そうゆう音楽が僕は特に好きです。

一郎さんも自身のYouTubeで言っていたことだが、「チャートなんてぶっちゃけどーでもいい、今作りたい音楽を作る。」

(今はうつ病の兼ね合いでお世話になったスタッフの方々がいるからチャートに貢献する発信等をしています。)

流行りに迎合しないそのスタイルでいて、すでに配信ランキングにチャートインしてしまっている現状が計り知れない実力を目の当たりにさせてくれている。

僕もそんな今作りたい曲を作りたいと改めて心に火が灯りました。

そんな感銘を受けた2月でした。

音楽は人の心を動かすもの。世界を動かすもの。

みなさまも、心に音楽愛を。

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