ZIGZAG MUSIC SCHOOL
講師の高瀬です。
せっかちな方へ
タイトルにある通り、最近、直ぐに効果の出るトレーニングってありますか?と聞かれる事が増えたので、時間が無い方や、手っ取り早く上達したい方に向けて書いてみます。
ズバリ、
①ハミング
②リップロール
③音の切り場所を明確にする
です。
ハミング
口腔、鼻腔、とあるのですが。” ん ”
を先ずは口の中を響かせるように発声してください。上の歯と下の歯はくっつけずに、唇はかるく閉じます。
次に、音程を少し上げながら、舌先を上の歯の裏側付近に付けてみます。
今の響きが口腔ハミングから鼻腔ハミングの流れとなってます。
気を付けるのは、鼻の骨を鳴らそうとするのではなく、真上、脳天に向けて音の響きを移動させて下さい。(硬口蓋の方向)
あと、鼻から息が漏れないように。
好きな曲をこのハミングで歌ってみてください。
リップロール
次、軽視されがちなリップロールですが、息を吐く量の調節や、声門上圧のバランスを整えてくれるので、優秀なトレーニングとなっております。
あと、深い呼吸も自ずと必要になります。
上の歯と下の歯は軽く付けても、離しても、どちらでも良いです。ただ、強いくいしばりは避けてください。
唇は軽く閉じ、口角を少し上げます。
2m先に的があると見立てて、そこに向かって ” ぷぅ ” と音を鳴らします。
そして ” ぅ ” の音を唇をぷるぷると震わせながら鳴らし続けます。
まぁつまり、ぷるるるるる、といったサウンドをなるべくひと息で鳴らし続けてください。
息を吐く量が弱すぎると音が続かないし、強すぎるとブルブルブル、と不快な音がしますので、きれいなぷるぷる音を目指してください。
んで、また好きな曲をリップロールで歌ってみてください。(歌詞は歌わずok)
音の切り場所を明確にする
いわゆる、音のサスティーン(長さ)を適当にしない、ということです。その為に先ずは、どの言葉の後にブレスをするのかを明確にします。
歌詞の息をする箇所に、
v と入れても良いし、/ を入れても良いです。見やすい方で。
そして、
楽曲のBPM(テンポ) は検索で出てくるので、4/4 拍子の曲が良いですね、それで拍のどこで息を吸うのかを決め打ちします。
急に難しい?笑
基本的には、
1 and 2 and 3 and 4 and
ワンエン トゥーエン スリーエン フォーエン
とカウントしますので、このなかのどっかしらで我々は息を吸っているはずです。(細かい話は抜き)
なのでそこを予め決めておく。
と、歌にリズム感が生まれてきます。
まとめ
ハミングとリップロールで響きと息吐き量の適正化、サスティーンコントロールでリズム感の強化、が出来ますので、一旦これやってみて下さい。確実に変わりますので。
ではまた!
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