山倉弘紀です。
10/26土曜日に自分の大一番であるワンマンライブが無事終了致しました。
前回ブログでは「BADコンディションの対策」について説明させていただきましたが、それに準じて演奏を進めることができたので嬉しかったです。
今回はそこにも関連してくる「練習について」書いていこうと思います。 練習内容やアクティビティも重要ですが、心持ちも大きく練習内容に影響してくるので是非自分の練習の仕方などを振り返りながら読んでみてください!
1・「チューニング」という最重要事項
チューニングは「調音」で、鳴らすべき音が正しい状態でなっているかというのを調える作業です。
僕はギターを弾きながら演奏します。
伴奏のギターのチューニングがあっていなければそこに合わせる歌のチューニングが合うことは一瞬たりともありません。
また基礎練習の一環に「キーチェック」があります。
鍵盤を一つずつ鳴らして音を確認していくアレです.
キーチェックは練習を始める前のウォーミングアップ、つまりボーカルのチューニング作業なのです!
体があたたまって、頭の中で想像した音がその通りに発声できる状態を作ることがチューニングですので、ここを怠るとどんな練習も「意味がなくなります」 これは言い過ぎではなく本当にそうなのです。
若干上級者向けの内容にきこえますが、ボーカルビギナーの皆様にも是非取り入れていただきたい工程の一つです。
ボーカルはギターと違って一度チューニングをしても2音目には若干ズレるみたいなことが平気で起こる「極めて不安定な楽器」です。
絶対音感を持っている人でも体がその正しい音を鳴らす状態になっていなければ丁寧な音程で歌うことができないので「全ボーカリスト共通の壁」と言い切っても過言ではないでしょう。
課題曲の練習前に2分でもいいのでチューニングする時間を取り入れてください。
2・「 あ る く よ う な は や さ で 」
楽譜に「アンダンテ」という曲を演奏するときのテンポを表す言葉があります。
「歩くような速さで」という意味です。
どんな曲もアンダンテで練習して欲しいという意味ではなく、とにかくゆっくり演奏してくださいという意味で書いていこうと思います。
ゆっくり歌を歌うとその音を出すために必要な筋肉の動き、フォームが手に取るようにわかり、自分の感覚にもで音がしっかり刻まれます。
「間違えるのが難しいほどゆっくり」やるとなお効果的であり、ゆっくりなら上手く演奏できてあたりまえというところまで練度を上げて楽曲に取り組むと、本来のテンポで演奏した時に雲泥の差が出て自分の演奏だと思えないくらいの完成度で歌を歌うことができます。
一時間で歌えるだけ歌うより、一時間でようやく一曲歌い終わるスピードで、、、 は流石に大袈裟ですが、やってみる価値がありますので是非やってみてください。
ここまで読んで本当にゆっくり歌ってみてくれた方、本当にありがとうございます。
音程を正しく発声するための練習はこうやっていきます。
さらに察しの良い方は「とある点」に違和感を覚えた人も多いのではないでしょうか?
それでは質問です。
「ゆっくり歌っているその歌、ちゃんと【リズム】は正確でしょうか?」
次回のブログはそんなお話をしていきましょう。
ありがとうございました。
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