吉祥寺のボイストレーニングスクール
ZIGZAG MUSIC SCHOOL

ボーカルレッスンコースのブログ

オーディション対策(対面編) 後編

こんにちは。
ZIGZAG MUSIC SCHOOLボーカル講師のながおかめぐみです。

前回のオーディション対面編の続きです



前回のブログを読んでこちらを訪れてくださった方、ありがとうございます(^^)
こちらから読もうと思ってくださった方もありがとうございます♪1つ前の記事から読むと、より分かりやすいかと思いますのでぜひお願いしますm(_ _)m

10〜20代、実力としては伸びざかりなはずなのに…

だいぶえらそうに書いて(るつもりは無いのですがそう感じる方もいらっしゃるかな?ゴメンナサイ年の功という事で)ますが、私はプレッシャーに弱く、自己肯定感も高くはない。特に10代から20代くらいまでは本番に冷静に臨む自分というのが、なかなかイメージできませんでした。



自信に満ちあふれ、キラキラした女子。うらやましい通り越して未知でした(脱線)

いくらコツコツ練習しても、自分を信じて集中する力がなければ、残念ながら練習以上の力を発揮する、にはほど遠く、6〜7割発揮できればまだ良い方、という子でした。それなのに中学校から音楽の専門性が高い学校に通っていたので、芸術系の試験には結構毎回ストレスを感じていました。

そんな折に心が軽くなった友だちの言葉があります。それは「まぁ、私だから」という物です。

今考えても「大人な」同級生(JC)の言葉

プレッシャー掛けられるのが苦手なタイプなのに、過度に期待されて、結果が良くないと落胆されて。正直当時の自分は思春期もありメンタルふらふらだったと思います。

そんな時大人びた同級生が「まぁ、私なんてこんなもんでしょ。と思って毎回実技試験に臨んでる」と言ったのです。メチャクチャ陽キャとかじゃない子でしたが、自分を卑下してるわけでもなく、ありのまま受け入れようというのが感じられたからこそ、私にもとても響きました。私なんかどうでも、ではなくがんばった自分を認めて、今の私だからこその演奏をしよう。そう思えるようになりました。まぁ当時即座に「Yeah!めっちゃポジティブ⭐︎」にはなれなかったですけど。(笑)

10年では足りない月日を経て、やっと今の心境にたどり着けました。

あなたをいろんな角度から見られる人って?

そのオーディションであなたを見ている審査員さん、確かにその瞬間はよく見てくれていますが、あなたの事を「一番」気にかけて、時には厳しく見張っていられるのは自分です。

実際には自分以外の家族などが優先、と思っている方、実際に自分以外を優先して生きている方もいらっしゃいますが、外から(鏡や録音録画など)も内側(内面に耳を傾ける)も1番見守ることができるはずの人は、自分です。そんな、自分ファンクラブ会員No.1の権利を、そのチャンスを安易に逃さないでください。

とはいえ「自分大好き♡」って誰にでもできることではないし、私は未だにそういうの苦手なほうの人間ですが、それでも自分を信用すること、その上でよく知ることは特にナルシストでなくてもできます。(可能というだけで簡単なわけではないです)

まずはレッスン中の自分に注目!

普段の生活の中でも自分が自分を一番気にかけて、応援して、ってできたら素敵ですが、全部とか完璧は目指さず(さすがゆるキャラのブログ)、歌のレッスン中、練習中は自分に集中してみる練習をしてみましょう。もちろんレッスン中は先生の話にも耳を傾けて欲しいですが、ZIGZAGの先生方は「はい、この歌い方真似してみて〜」みたいな抽象的で感覚的な教え方ではなく、言葉で具体的なやり方を誘導してくださる方が多いと思います。

その言葉に基づいて、自分の感覚を研ぎ澄まして表現してみましょう。歌っている時は音(自分の声)が聞こえてきてしまうのでそちらに意識がいきますが、聞こえてくる音は残念ながら過去のもの。自分から出てきた歌声ばかりを聴くより、客観的に聴いたうえでのアドバイスと、声を出す時の感覚を大切にする。そして分からなければ遠慮なく聞いてみる。自分の感覚に集中し過ぎて、先生がどんな言葉を使っていたか、どういうアプローチをしていたか忘れてしまったとしても、スクールの特徴として、振り返り動画を提供していますので、ご活用ください。

そうやって体の感覚、すなわち内面に集中すると、小さな音もたてるのを憚られるようなオーディションの場の緊張感が逆に良いスパイスとなり、意識が外に向いていた時よりも余計な力みが軽減され、自分史上最高得点を、オーディションの場面にもかかわらず自分が自分につけてあげられるような演奏も夢ではありません。

オーディション対策のまとめ

さて、長くなりましたが今回のまとめです。
・オーディションは非日常なんだから、そもそも平常心を目指さなくて良い
・外の反応に過敏になりすぎず、自分をよく「見る」こと
・普段から自分を正しく理解する練習をしよう。

子どもの頃はピアノを結構がんばっていたのですが、集中して!と言われてもその具体的な方法が全く分からなかったですし、教わった記憶もなく、それで今回のお話をしてみました。同じように集中するって?緊張してそれどころではないんですが?!という方の助けに、少しでもなれたら嬉しいです。

祝・ZIGZAG 2nd
私の好きな雰囲気のHst



そしてさいごに、オーディションを控えている皆さま、ご健闘をお祈りいたします。


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