今日は、「曲作りをする流れの一例」をご紹介します。
パターンが無限にあるので、「これが正解、今すぐ実践しましょう!」みたいなことはありません。 逆にそのような強い言い切りの表現をネットで見つけたら、少し疑いながら読むと良いかもしれません。 “音楽を作る上で必要なことは常に、「あなたがどうしたいか」しかありません。方法は、それに基づいて決めたり見つけていくものなので、まずは引き出しを増やすために、目や耳に入る様々なことを吸収して考える、という癖をつけることがおすすめです。
では、曲作りの流れの一例をお示しします。
(あくまで僕の作り方の一つなので、参考にならない方にはとことんなりません…)
まず、曲から書くか、歌詞から書くか、という質問をよくお受けするのですが、「どっちでもいい」です。好きな方で書きましょう。僕は両方やります。
今回は「ギターを使って曲から書く」パターンの一例です。
1. BPMを設定するBPM(テンポ)を決めます。
速い曲が作りたいなーとなれば、170〜190でメトロノームの音を鳴らします(もちろん、もっも遅くても全然よいです)
2.
好きなコード進行を弾く
好きな進行で構いません。最初から複雑なコード進行を組もうとしなくてよいです。ここで変に詰まってやる気がなくなるのが一番勿体ないので。後からコードを差し替えることもできますし。
3.
鼻歌を歌う
適当に歌いましょう。ここでのポイントは、「自分がなにかで音楽を見つける際に、こんなメロディがあったら立ち止まるかもな」というものを考えます。所謂「フックがあるメロディ」というのは、そのようなメロディです。
反対に、背景や生活に溶け込んだメロディを書きたい場合は、その逆を考えます。
4.
歌い出しの歌詞をつける
ある程度メロディの流れができたら、歌詞を考えます。まだここで歌詞の全体像ができていなくても構いません。歌い出しを考えましょう。
情景の断片的なイメージ、なんらかの独白、無意味な言葉、なんでも良いです。
5.
入り口から全体を想像して、歌詞を書き進める
書き出しがなんとなく決まったら、
そこから全体の流れをなんとなく想像しつつ、書き進めます。
6.
1コーラスできたら、通して歌ってみる
軽く、通して歌います。ここで言葉のアクセントが微妙だなーと思ったら歌詞を変えたり、歌詞を変えたことで流れに矛盾が生じたら、それを直します。
7.これを繰り返す
何度も繰り返して、曲を磨いていきます。
8.コード進行、リズム型を再検討する
曲の全体を俯瞰した時に、自分が意図する雰囲気になっているかを確認します。
ここでもっと変化をつけたければ、コード進行やリズム型、アクセントの位置を変えます。
そうすることで、楽曲としての物語性を検討します。
9.ひとまず完成
ひとまずは完成です。
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アレンジをしたい方はここから様々な方法でアレンジしていくわけですが、今回は「1曲ができるまでの一例」をご紹介しました。
https://open.spotify.com/album/6UE8L1zLHQp61DYHqioaKY?si=pXu8MHT-S9urxT0C_XQc2g
2024.10.18に、音源をリリースしました。
というわけで、また次回に。
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