ZIGZAG MUSIC SCHOOLで声優コース、話し方コースの講師を担当している新倉 健太(にいくら けんた)です!
ついに……12月です…!今年も残すところ1ヶ月をきりました!
皆さんはどんな一年を過ごしたのでしょうか?
個人的には新しく色々なことに挑戦させてもらえた一年でとても楽しかったです♪
こちらは生徒さんとお知り合いからいただいたお土産です〜!
職業柄、あまり旅行に行く機会がないので嬉しかったです🥳感謝〜🙏
状況と関係性
さてさて、今回もタイトルの通り声優さんのトレーニングについて話していけたらと思います!日常でできるものとして、発声や滑舌のトレーニングを前回のブログで書きましたが
今回は想像力や感情面中心のトレーニングを説明していきます!少し長くなってしまいますが、読んでもらえると嬉しいです🤩
まず最初に「状況」と「関係性」の話をさせていただきます!
お芝居はその役ごとに置かれた状況と関係性が違います。
例えば、プレゼントをもらった際の「ありがとう」というセリフがあったとします。中身が違えば、もちろんセリフは変わりますが、同じだったとしても贈り主が
・親
・恋人
・上司
の場合で言い方が変わるはずです。これはそれぞれ相手との「関係性」が違うため、自分が抱く感情や言い方が変わるのでセリフが違うものになる…ということです。
また、関係性が同じでも…恋人からプレゼントをもらったときに
・レストランで食事後に渡された場合
・家で二人きりの際に渡された場合
・サプライズで渡しに来てくれた場合
と「状況」が違ってもまたセリフの言い方は変わってきます。
こうして状況と関係性によってセリフが変わるため、同じセリフというものはなく、その役ごとのセリフが生まれます。
なので、色んな人と話したときの感覚、感情を覚えておく必要があります📝
そのために日常ですべきこと!
実は皆さんは日々、生活している際に様々な声の使い分けしています。初めましての人には気を遣って明るい声で話したり、または緊張した声だったり。
電話やインターホンで話す際も声は変わりますし、遠くの人に声をかける際には適切な声のボリュームを意識せずに出しているはずです。
中には意識しておこなう瞬間もあると思うのですが、恐らく半分以上は「無意識」のうちにおこなっているはずです。
しかし実際にそのシチュエーションになれば自然とできる声の使い分けや話し方の変化が、いざお芝居となるとできなくってしまいます。
それは自分がそのシチュエーションにいないので自然に出てこないからです。
声優さんはマイクの前で映像をみながらお芝居をするので、それでも「役の状況と関係性に沿ったセリフ」が言えるようにしなければいけません。
そのためにできること…それは日頃、自然に使っている声の変化を自分で分析して覚えることです。
嬉しいときの声の出し方、緊張したときの声の出し方、焦ったときの声の出し方…これらをマイク前で止まった状態でも出せるように練習していくのです。
これは寝転がって喋ったときの声の出し方など、身体的状況や感情面についても同様です!
改めてこうやって考えてみると凄いですね…😂😂
練習の時間をとって何かしようとしなくてもお芝居の練習ができるんです!
日々の分析で覚えた声の出し方を、役の状況とシチュエーションに合わせて使っていく…。
これが日常的におこなっている練習②です👅
長くなってしまい申し訳ないですが、とても大切な部分ですので詳しく書かせていただきました🙏読んでくださってありがとうございます🌟
忙しい時期になってきましたので、皆様、ご自愛くださいませ!(*´︶`*)ノデハデハ~
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