こんにちは!
ZIGZAG MUSIC SCHOOLとWACCA MUSIC SCHOOLの講師、澤村楽人です!
口腔内のスペースを確保するために
皆さんはボイストレーニングを受けている中で、「もっと口を開けて!」とか「口腔内のスペースを確保して!」とか言われたことはないでしょうか?
これは口腔内のスペースが確保されていないがために、共鳴腔としてうまく使えていないからだと思います!
普段から口を開けて話していたり、口腔内のスペースを確保できる人には何てことがない指示ですが、そうではない人にとっては何をどう開ければ良いのかもわかりませんよね!
なにしろ私も普段の話し声は小さく、勝ボソボソと喋るほうなので歌のレッスンで「もっと口開けて!」とよく言われてきました!
しかもおまけに顎関節症持ちですしね!
大学時代、合唱界のレジェンドの先生にも名指しで怒られたこともあります!
今思えばいい経験ですね!
口腔内のスペースを確保する秘密道具
さて、とは言われても、どうやって口腔内のスペース確保すんねん・・・と思っているあなた!
そんなあなたに朗報です!
どんな方でも使ったことがあるもので、しかもどの家庭にもあるものが、口腔内のスペースを確保する手助けになってくれます!
言葉の説明だけでその状態を作るのが難しいときは、物理的にその状態を作ろうって感じですね!
皆さん、何を使うか予想はつきましたか!?
チッチッチッチッ・・・・
そう、その正体はお箸です!
当たった人に拍手!
ワー!
一人で盛り上がりすぎました・・・さて、ということでまずはお家にある割り箸を1膳じゃなくていいので1本、おもむろに取り出しましょう!
取り出しましたか?
そうしたら割り箸を左右両方の奥歯で咥えてみましょう!
正面から見ると、割り箸が横に漢字の一の字になっている感じです!
これで準備は完了です!
準備ができたら、そのまま歌ってみましょう!
難しいとは思いますが、騙されたと思ってやってみてください!
するとどうでしょう!
咥えないで歌う時よりなんか自分の声が響いている感じがしませんか?
そうしたら次は割り箸を外して、割り箸を咥えているときの感覚のまま歌ってみてください!
勝手に口腔内のスペースができていませんか?
そして自分の歌声に変化は感じられないでしょうか?
この練習で歌声が少しでも変わっていたり、感覚を掴むきっかけになれば嬉しいです!
ということで今月はこのくらいにしておきましょう!
それではまた来月お会いできるのを楽しみにしております!
写真は最近出演した公演、歌劇「魔笛」、オペレッタ「ブレーメンの音楽隊」と春雨寺でのマリアセレン率いるモンドパラレッロ歌劇団コンサートの写真でした!