カラオケで高得点を取れると気持ちいいですよね。
でも点数がなかなか上がらない・・・。
そんなことで悩んでいるそこのアナタ!
今日はカラオケで高得点をとるための秘訣について解説していきます。
「DAM」と「JOYSOUND」の違いと特徴を知ろう
カラオケで高得点を目指すうえで、まず知っておきたいのが「機種による採点基準の違い」です。
日本国内の主要なカラオケ機種は、大きく分けて「DAM」と「JOYSOUND」の2つに分類されますが、それぞれが重視しているポイントが異なるため、自分の歌い方や得意な表現によって選び分けることがとても重要になってきます。
DAMは「テクニック」重視の採点方式
「DAM(ダム)」は、株式会社第一興商が提供するカラオケ機種で、精密採点機能がとても有名です。
特に「精密採点DX-G」や「精密採点Ai」では、ビブラート、しゃくり、こぶし、ロングトーン、フォールなどの多彩な歌唱テクニックを細かく分析・加点してくれる特徴があります。
採点画面にはリアルタイムで「音程バー」と「加点項目のグラフ」が表示され、正確に歌えば歌うほど点数が上がる設計です。
JOYSOUNDは「ロングトーン・安定感」重視
一方の「JOYSOUND(ジョイサウンド)」は、「音程・抑揚・安定性」の3点を主軸に置いた採点が特徴です。
特に「全国採点オンライン」では、長く安定したロングトーンや滑らかなメロディラインの安定性が評価されやすく、表現力よりも「基礎的な音程の安定」が重視される傾向があります。
JOYSOUNDは比較的点数が出やすく、全体的に「楽しみながら高得点を狙いやすい」設計になっています。
そのため初心者やカラオケを楽しみたい人には人気がありますが、細かな歌唱表現で勝負するタイプの人にはやや物足りなく感じるかもしれません。
自分に合った機種を選ぶ
このように、DAMとJOYSOUNDは同じ「採点カラオケ」でも採点基準がまったく異なります。
DAMでは「細かいテクニックや音程の正確さ」が求められ、JOYSOUNDでは「音の安定性やリズム感、長く伸ばす能力」が評価されやすいというわけです。
自分の得意なジャンルや歌唱スタイル、練習の目的に応じて、どちらの機種で練習・挑戦するのが効果的かを見極めること。
それがカラオケで高得点を狙う第一歩となります。
カラオケで高得点を狙うためのコツとは
採点カラオケで高得点を出すには、ただうまく歌うだけでは不十分です。
機械が何をどう採点しているのかを理解し、それに合わせた「戦略的な歌い方」を意識することが大切です。
ここでは、点数に直結しやすい3つのコツをご紹介します。
音程をしっかり合わせる
カラオケ採点において、最も大きな比重を占めているのが「音程の正確さ」です。
特にDAMの精密採点では、点数の6〜7割がこの音程で決まるとも言われています。
では、どうやって音程を合わせればいいのか?その鍵になるのが採点バーの動きの観察です。
画面上に表示される横棒(ガイドメロディ)と自分の声を表す緑のラインをぴったり一致させることを意識して歌ってみましょう。
緑のラインが上にズレていれば音が高く、下にズレていれば低いというサイン。
リアルタイムで視覚的に修正することで、音程の精度を上げていくことができます。
テクニックを活用する
音程だけでは100点は狙えません。
次に重要になるのが加点対象となるテクニックです。
代表的なものは以下の通りです
ビブラート:声を揺らして表現力を加える技術。
長く安定した揺れが評価されやすいです。
しゃくり:音程を下から上に滑らかに繋げる動き。
こぶし:和音階のように細かく上下する節回し。
フォール:音を滑らかに下げて終わる動き。
ただし、これらのテクニックはやりすぎると減点対象になることも。
機械に「不自然」と判断されると逆効果です。
たとえば、全てのフレーズにしゃくりを入れると、ただ音がはずれていると判断されてしまい、逆に点数が伸び悩むことがあります。
「感情をこめる」つもりが点数に響かない・・・。
そんな経験がある方は、一度録音してビブラートやしゃくりの「頻度」や「長さ」を見直してみましょう。
声を安定させる
いくら音程やテクニックが合っていても、「声がブレている」「息が安定していない」と、減点されやすくなります。
特にJOYSOUNDでは声の安定性や抑揚の自然さも評価基準に含まれているため、土台となる発声を整えることが非常に重要です。
そのためには、まず腹式呼吸を正しく身につけることが先決です。
声の安定とは、単に「声が大きい」ことではありません。
「ブレない」「ムラがない」「息切れしない」こと。
つまり、それを可能にする体幹と呼吸のコントロール力が必要なのです。
同時に発声中の姿勢も見直しましょう。
背筋を伸ばし、肩の力を抜くことで肺がしっかりと使われ、声の芯が安定します。
これは見た目にも堂々として見えるので見栄えもよくなって一石二鳥です!
高得点を目指すために効果的な練習法
カラオケで高得点を狙うには、やはり“練習”が欠かせません。
ここでは採点基準に合ったポイントを意識し、音程・声・発声を正しく整えていくための具体的な練習法を3つ紹介します。
ピアノやアプリでビブラートのトレーニング
ビブラートとは「声を揺らす」技術ですが、実際には音程を細かく上下させている状態です。
そのため、まずは音程の<なめらかな移動>に慣れる必要があります。
まずは「ド・ミ・ド」のような2音を、はっきりと分かれた状態で歌えるようになります。
その後、次第に2音をなめらかにつなぐように発音していってあげます。
「ド〜ミ〜ド〜」のような形です。
これができるようになったら、今度は「ド〜ミ〜レ〜ミ〜ド〜」のようなさらに音程差を入れて、リズムを取りながら練習していきます。
こういった基礎練習も大事ですね。
ロングトーンのトレーニング
次に取り組んでほしいのが「ロングトーン」の練習です。
これは特にJOYSOUNDで加点されやすい項目であり、DAMでも声の安定性に大きく関わってきます。
トレーニング方法はシンプルで、「あー」「いー」などの母音を、一定の音程で5〜10秒伸ばす練習です。
お腹から支えて声が出せているか、声がゆれずに出ているかをチェックしましょう。
最初は中々長さがもたないと思いますが、続けていると次第に伸びていきます。
何度もくりかえし練習していきましょう。
これができるようになってくると、歌で声を伸ばす場所などが自然に出るようになってきます。
自分も最初は伸ばせなかった歌の最後などが伸びるようになって驚きました!
ハリウッド式の音程トレーニング
喉の開きや支えの感覚を掴むには、濁音を使ったスケール練習が非常に効果的です。
特に「ガガガ」と跳ねるような発声は、声門閉鎖を自然に体得できるため、高音を出す時の声帯コントロールに直結します。
さらにこれを発展させスタッカートで行うことで、音程へのアプローチも自然にできるようになっていきます。
このトレーニングは、いわゆる「ハリウッド式の発声練習」とも呼ばれ、プロの現場でも広く取り入れられている方法です。
自分もこういった短いスタッカートの発声を取り入れることで、カラオケの音程バーへのアプローチもかなりスムーズになっていきました。
慣れてきたら原曲をスタッカートで歌ってみたりもしましょう。
高得点を出すための事前準備とは
本番で実力を発揮し、高得点を出すためには、歌う前の準備がとても重要です。
ここでは、本番の採点でしっかりと成果を出すための「事前準備」にフォーカスしてみましょう。
声を出す前のウォーミングアップ
声を出す際には筋肉を使います。
スポーツと同じようにまずはウォームアップをしてあげることからはじめましょう
・ストレッチで姿勢を整える
肩・首・背中を軽く回し、歌うためのフォームを整えます。
・呼吸を深く整える
数回腹式呼吸を行って、息の通りを確認します。
・軽い発声練習をする
ハミング、リップロール、などで声を整えます。
こうした準備運動によって、喉の緊張が解け、音程や声量のブレを防ぎやすくなります。
採点されやすい曲を事前に練習する
高得点を狙うなら前もって練習しておくことで、本番での得点が格段に安定します。
おすすめは、自宅やカラオケ練習で同じ曲を何度も歌い、採点結果をチェックすることです。
繰り返し歌うことで、どこで音程を外しやすいか、ビブラートを入れるタイミングはどこか、どこで息継ぎすると安定するか
といったポイントが見えてきます。
それを本番の1曲目に持ってくることで、安定した得点を叩き出せるようになるのです。
合わせて練習曲の選び方も重要です。
「自分に合った曲」を1つでも持っておくと、勝負曲として非常に心強い存在になります。
マイクの持ち方・歌い方の確認
採点カラオケは、「マイクに入った音」を元に判断する機械です。
そのため、マイクの持ち方や声の当て方ひとつで、点数が大きく変わることも珍しくありません。
基本のマイク持ち方は口からこぶし1個ぶん離す
マイクの角度は口にまっすぐ向ける
上下に揺らさない・鼻息を入れない
などの注意点があります。
これを徹底するだけでも、音のブレや無駄な雑音を防ぐことができます。
また、歌う姿勢も重要です。
立って歌うときは、足を肩幅に広げ、体幹を意識して踏ん張ること。
座って歌う場合は、背もたれにもたれず、背筋を伸ばすことを意識しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
カラオケで高得点を出すには、単にうまく歌うだけでなく、機種の特徴を知り、自分の得意な歌い方に合わせて戦略を立てることがとても重要です。
ZIGZAGミュージックスクールでは、カラオケで歌う際の正しい歌い方を手に入れるためのトレーニングを行うことができます。
ぜひあなたも「採点バー攻略」を楽しみながら、高得点を目指してみてください!