ハローハロー
DECO MUSIC SCHOOLのモトダです。
ステージ
今回は、5月17日、24日、25日で行われたZIGZAG MUSIC FES発表会についてブログを書くよー。
今回、私の生徒さんは3名の方から出演希望をいただき、各日程に向けそれぞれ会場のステージをイメージしていただき、当日発表する楽曲の練習を進めてまいりました。
3名ともステージ経験はなく、今回は初ステージという貴重な瞬間に私も立ち会うことができ、光栄に思いました。
天候が気になるところでしたが、初日の午前中以外雨が上がってよかったなという気持ちです。
初めて、自分がステージに上がった日のことを思い出します。
軽音楽部に入った1年生の新入生歓迎会と称し、校内の広い1室を借り、たくさんの部員の中バンドサウンドに合わせみんな演奏やら歌ったり披露していきます。
それまでカラオケでしか歌ったことがなかった僕でしたが、初めてバンドサウンドで歌った感覚、なんというかあの緊張感がたまらなかった。
誰か一人でも音を崩すと崩れてしまうあの感覚。
だがしかし、これがバンドみんなの音が同じベクトルを向いた瞬間、カラオケにはない、とてつもない生きてるパワーを感じた瞬間だった。
初期衝動
初めてバンドに参加させてもらい歌った曲はMr.Childrenの「Any」と「ニシエヒガシエ」だった。
その頃の僕はギターを弾けなかった。
だからボーカルのみで参加させてもらった。
「Any」はしっぽり、MVの桜井さんのようにわりと動かず棒立ちで歌ってたきがする。
でもどちらかというと記憶に色濃く残っているのが、「ニシエヒガシエ」だ。
この曲は、ちょうどLIVE映像を見ていてはまっていたということもあり、ハンドマイクで気づいたら縦横無尽にステージを使って歌っている自分がいました。
まさに桜井さんになったかのような気分で僕は自分を解放させていました。
恥ずかしさとかもなく、無我夢中で、歌に溶け込み表現をしたい気持ちに駆られていました。
ステージはそうゆうところ、自分を解放させる場所であり、表現をする場所だと私は思っています。
当時の自分は本能的にそれをやっていたのだと思います。
そんな初めてのステージを思い出した僕は、生徒さんのステージを見たとき胸が熱くなりました。
僕が伝えることは、その初期衝動だったり、そこに潜む新しい感覚、新しい自分、見られるスタンス、表現の仕方などなど。
もちろん歌のウマさも大事。
ですが、それだけでは味気ない。
せっかくご縁あって私のところへ来ていただいた生徒さんには、表現できる魂の歌を感じて進化していって欲しいと思うわけです。
それぞれ目的や目標さえ違えど、私は音楽のキラキラしたものを常に皆さんに感じ続けて欲しいと思っています。
ステージに出ても出なくても、できること、できたこと、できなかったこと、全て自分のイマです。
一喜一憂せず、初期衝動を忘れず、前を向いて、音楽を味方につけて、人生を楽しんでいって欲しいなと、改めて今回の発表会を見て感じました。
音楽は人の心を動かすもの。世界を動かすもの。
みなさまも、心に音楽愛を。