こんにちは。
熊本です。
今回はエレキギターの弦交換における注意点を話して行こうと思います。
ブリッジの穴に弦を通して、ペグに巻き付けて、、、というのはどのギターにも共通しているので割愛させていただきます。
教則本には載っているでしょうし、弦交換のやりかたを調べると確実に出てきます。
おそらくそういったものを見ながら弦交換をしチューニングをしたはず。
でも、なにかがおかしい!
そうなる場合があるかもしれません。
そうなった時に確認すること。
実は弦の種類やギターの種類によっては、やらなくてはいけない工程が増える場合があります。
まず、エレキギター弦、アコースティックギター弦、クラシックギター弦を間違えていないか。
次に弦の太さ(弾き心地に関わってくる)が変わっていないか確認。
これは
ゲージ
といってパッケージに数値で書かれています。格弦にそれぞれ数値があり、数値が高くなると太くなります。
標準的なものは「09-42」「10-46」。
ゲージが変わると弦の張力が変わるので、ペグを回す硬さ、やネックへのストレスも変わります。
極端に変わるとチューニングが定まらなくなったり、ネックが反ってしまうことがあります。
ギターの種類
トレモロブリッジかどうかを確認。
特にボディ裏側にスプリングを収納しているスペースがあるかどうかが重要。
そのタイプの場合ペグを回して張る弦の張力と、ブリッジをボディ側に引っ張るスプリングの張力のバランスを保ちながらチューニングを行わなくてはいけません。
なので例えば前回張った弦よりもゲージが下がった状態でチューニングをしようとすると、弦の力よりスプリングの力の方が強くなりブリッジがボディに沈み込みます。
沈み込んでしまうと音がビビってしまったり、そもそも音が鳴らなくなる可能性があります。
そこでボディ裏のスプリングを固定している箇所をドライバーで回してスプリングの張力を弱めてあげる必要があります。
チューニングした時にブリッジがボディに並行になるまで何度も試しましょう。
もちろん逆にゲージを上げてしまった場合も問題で、弦に引っ張られてブリッジが浮くので、スプリングを強めてバランスをとりましょう。
またロックナットが搭載されている場合、ロックされているままだとペグを回してもチューニングできないので、必ずロック解除してペグを回しましょう。
こちらのタイプはブリッジ側の取り扱い方が特殊なのでまたの機会にロック式に特化した記事を書こうと思います。
使う弦は覚えておこう
前に使っていた弦と同じものを張ればこれらのトラブルはほぼないでしょう。
なので使う弦(特にゲージ)は覚えておきましょう。
逆に同じ弦でギターの状態が変わってしまった場合は張り方を間違えてしまったか、ネックの反りや故障の可能性があります。
後者の場合はリペアに頼むのがいいでしょう。
ゲージを変えたい時はギターにとってこれらの変化が出てくる可能性があるということに注意しましょう。
以上、今回は全ギターに共通することではないぶん、初心者用のチューニング講座には出てこないような注意点でした。
自分のギターがどういったタイプで使う弦はなんなのか、把握しておきましょう!
それでは!