こんにちは!
ZIGZAG MUSIC SCHOOLの下野良将です。
今回は、「音痴」なるものについて解説していきます!
お辛い経験だと思いますが・・・。
歌っていて、「音痴」だといわれたことのある方は、そう少なくないの思います。
僕自身も母親から、「あんたは音痴だがねぇ~」とやじられたものです。
(母は生粋の鹿児島人です。)
音が外れているということは、誰にでもわかってしまう事。
しかし、自分の歌声だと改善が中々難しい・・・!
そんな難儀な「音程」。
しかし適切なプロセスを踏んでいけば、必ず改善へと向かうことが出来ます!
ということで、今回は
なぜ「音痴」なのか。
どうすれば治るのか。
徹底解説していきます!

「音痴」とは端的に言うと、
「音が外れている状態で歌唱する事」
と言えると思います。
結果だけを見ればシンプルですが、実は原因はかなり込み合っているんです。
音痴には2種類のタイプが有ります。
「感覚的音痴」
と
「運動的音痴」
です。
「感覚的音痴」とは、
「音の変化を認識出来ていない、もしくは音そのものを認識出来ていない」状態を指します。
音程とはそれぞれ一定の周波数によって変化していきますが、それを脳が詳しく認識できるかという部分になります。
「運動的音痴」は、
「音は認識出来ているが、発声される音が違っている」状態です。
脳では理解でき、リピートできているはずが、アウトプットの仕方が分からないということです。
結果、「音痴」になってしまう理由としては、
歌唱における
「音を認識できている事」
と
「正しく発声できている事」
ができていない状態が挙げられるでしょう。
もう、音痴なんて言わせない。
改善策は、シンプルかつ複雑です。
「音楽をよく聞き、耳を育てる事」
と
「自分に合った発声方法を身に付けること」
です。
まず、歌いたい曲のメロディーが分かっていなければ、歌うことは中々難しいです。
繰り返し、部分的にピックアップしながら聞くことで、音楽を聴く「耳」を養うことが出来ます。
何なら、ギターやベース、ドラムなど楽器の音も聞き分けられるようになったら素晴らしいですね!!
そして、自分に合った発声方法を身に付けましょう。
音程を合わせるというのはすごく繊細な作業なので、無理な発声で行うのには限度があります。
まず、自分の声に合ったキーの楽曲を探し、楽に歌えることを覚えていくと、自然と音程はあっていくと思います。
そのうえでボイトレも重ねてやってみると、歌いたい楽曲に近づけるかもしれません!!

最後に
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
僕自身、音痴とあまり言われなくなったのは、「自分のキーを見つけた」からだと考えています。
僕の地声は多少人より低いので、流行りの曲も無理をして張り上げて歌っていました。
何ならオクターブ下で歌っていて、それに気づいていなかったくらいです。
好き嫌い関係なくいろんな歌を聞いてみて、「これなら歌えるかも!」と選び、そこから練習していきました。
本格的にクラシックを勉強してからは、調整を下げる(キーを下げる)ところから始めていきました。
初心者の頃の体験談で恐縮ですが、お力になれたら幸いです。
もし今「音痴!」なんて言われても、「今、練習中なんだ」と胸を張って言いましょう。
コツコツとめげずに続けていくことも、「音痴改善」への近道かもしれません。
それでは、また!
屋久島の滝と共に。
-279x300.jpeg)