こんにちは、DinoJr.です!
前回はネオソウルについてゆるっと書きましたが、今回はぼくがめちゃくちゃリスペクトしてるアーティスト、Anderson .Paak(アンダーソン・パーク)について紹介してみようと思います。
Anderson .Paakとは?

まずざっくりプロフィールを。
彼はカリフォルニア出身のシンガー/ドラマー/ラッパー/プロデューサーで、90年代生まれの我々にとってはまさに“時代の顔”の一人。
ブラックミュージックの系譜を引き継ぎつつ、ソウル、ヒップホップ、ファンク、R&B、ロックまで自在に行き来するマルチプレイヤーであり、スタイルも表現力も素晴らしい。
最初に彼の存在を意識したのは、Dr. Dreのアルバム『Compton』に参加してたとき。
そのあと2016年のソロアルバム『Malibu』で完全に心を掴まれました。
生っぽいドラム、ハスキーな声、ラップもできて、だいぶずるい存在ですね。
魅力

アンダーソン・パークの魅力は、やっぱり“生感”と“グルーヴ”の共存にあると思います。
ライブでもドラム叩きながら歌うし、彼のビート感はいわゆる打ち込みR&Bとかトラップ以降のヒップホップとはまた違う、もっと人間的で温かいノリがあるなと。
それについては西海岸、特にL.A.のブラックカルチャーの土壌が影響してる気がします。
L.A.のヒップホップはもともとGファンクとかスムースなサウンドが特徴でしたけど、最近ではThundercatとかFlying Lotusとか、ちょっとジャズ寄りで変態的な方向に進化してきてて、その流れの中で、アンダーソン・パークは伝統と革新のハイブリッドみたいなポジションを取ってる気がします。
Nate Doggのメロウさと、Kendrick Lamarの社会性、どっちも汲んでますね。
それと、Bruno Marsと組んだSilk Sonicでもまた新しい顔を見せてくれてます。
あの70’sソウル全開な感じも最高だったけど、彼のすごいところは、そういうヴィンテージなサウンドをやっても“オマージュ”で終わらずちゃんと今のムードで届けてるところですね。
どんな音楽をやっても、芯にある「遊び心」と「ソウル」がぶれてないのが素晴らしい。
個人的には、アンダーソン・パークみたいに“楽器も歌もラップもプロデュースもできる”人が増えてきてるの、すごく希望を感じます。
自分自身シンガーであり、トラックメイカーであり、プロデューサーでありたいと思ってるから、そういう意味でもリスペクトですね。
ということで今回は、ぼくの大好きなアンダーソン・パークについて語ってみました。
ちょっとでも気になった人は、ぜひ『Malibu』や『Ventura』から聴いてみてください。
DinoJr.でした!
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