こんにちは。
ZIGZAG MUSIC SCOOL講師の山田です。
前回までボーカル講師らしく、歌に関する記事をお届けしていましたが、現役のシンガーソングライターとして活動している、自分ならではの視点でお伝えできることがあるのではないかと思い、今月は
ライブに出るには
ここでは基本的にソロやユニットなど、少人数で出演すると仮定して話を進めます。
初めてでも出演しやすいのは、主に次の2つです。
1.オープンマイク
どなたでも参加できる気軽なイベントです。
初めての方はこちらがおすすめ。
持ち時間は1〜2曲、参加費は1000円〜2000円程度、カバー曲でもオリジナル曲でもOKという会場が多い印象です。
当日に来ている人が順番に出演することが多く、会場によっては楽器を貸してくれます。
「まずは会場やライブの雰囲気を知ってみたい」「気軽に出演してみたい」という方にぴったりです。
私も現在の音楽活動として、最初に出演したのはオープンマイクで、そこから広がっていきました。
2.ブッキングライブ
ライブハウスの担当者さんに音源や動画を送り、その後決定した日程で、他の出演者さんたちと、ひとつのライブを作るイベントです。
持ち時間は20〜30分程度。
チケットノルマ(規定枚数の販売)がある場合や、チャージバック制(集客に応じて売上の一部を受け取れる)など、システムはお店によって異なります。ホームページに記載があるか、なければ問い合わせが必要です。
カバー曲のみのイベントから、オリジナル曲がメインのイベントまで様々です。
オープンマイクよりはハードルが高いですが、自分の好きなミュージシャンが出演している会場や、好きな会場を選べるメリットもあります。
その他
■路上ライブ
たくさんの人に見てもらえる利点がありますが、正直グレーゾーンなので、ルールが定められている場所を探して出演するのが吉です。
■企画イベントへの出演
知り合いのミュージシャンや主催者さんから誘われて出演するケースもあります。音楽活動をしていることがわかるSNSアカウントがあると、そこから声がかかることも。

出演が決まったら
ライブ出演が決まったら、次のような準備をしておくと安心です。
■演奏曲を決める
オープンマイクなら1〜2曲、ブッキングなら30分で5曲程度
■簡単なMCを考える
自己紹介や曲紹介など。世間話的にお客さんに語りかけるのも有効です。
■当日の持ち物の確認
楽器、チューナー、譜面など
■本番通りにMCも含めて練習する
録音をお勧めします。持ち時間に対して、意外と短い、または長い、なども発見できるので、時間を測るのも良いです。
生のライブの魅力
最近では動画投稿や配信など、オンラインで音楽や演奏を届けられる方法がたくさんあり、その方が効率がいいかもしれません。
けれど、音は空気の振動です。生のライブにはその場所でしか感じられない音があり、お客さんの空気や、聴いてくれる人に伝わった時の喜びを、よりダイレクトに感じられます。
目の前に聴いてくれる人がいることで、練習にも熱が入ります。
個人的な意見ですが、私はライブが好きなので、体験してみてもらえたら嬉しいなと思います。
最初は勇気がいるし、緊張もすると思いますが、上手くいっても、失敗しても、特別な経験になることは間違いありません。
まとめ
■初めてライブに出るには、オープンマイク → ブッキングライブ → イベント出演や自分でライブを企画する、という流れがおすすめです。
■「演奏曲・MC・持ち物」を準備して、たくさん練習して本番に臨むと安心です。
■生のライブは、その日だけのかけがえのない体験であり、歌を続けるモチベーションにもなります。
まずは勇気を出して扉を叩いてみてください。
人前で歌うという経験が、きっとあなたの音楽を育ててくれます。
実際におすすめの会場などは、レッスンでご質問いただければお答えもしています。
ネットの口コミも参考にしていただくと良いと思います。
次回は、配信ライブや動画投稿など「現代ならではの歌の届け方」について書きたいと思います。
ご興味のある方は、ぜひ来月も覗いてみてください。
猛暑が続きますが、みなさまご自愛ください。
一緒に素敵な音楽ライフを送りましょう。

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