こんにちは!ZIGZAG MUSIC SCHOOL講師の高久です!
今日は「DTM初心者が最初に入れるべき無料プラグイン」をご紹介します!
DTMを始めたばかりの頃って、音を作っているうちに
「なんか自分の音がショボいな…」
「もっとプロっぽいサウンドにならないかな」って思うこと、ありますよね。
僕も最初はDAWに入っている標準プラグインだけで頑張っていたのですが、思うような音にならず。有料プラグインを買ってみたりもしました。
無料でプロ級の音を出せるプラグインは意外とたくさんありました!
今回はその中から、初心者が最初に入れておくと確実にレベルアップできるプラグインを3つご紹介します!
1. OTT
まず一番最初に紹介したいのが「OTT」です!

これはXfer Recordsという会社が無料で配布しているマルチバンドコンプレッサーでシンセサイザーやドラム、ボーカルなど、どんな音にも“ハリ”を与えてくれます。
僕が初めて使ったとき「え、こんなに求めていた音になるの?」って正直びっくりしました。
それまでシンセの音をいくらいじっても薄っぺらく感じていたのがOTTを挿した瞬間に煌びやかな雰囲気の今風な音になったんです!
OTTは“音を前に出してくれる”プラグインです。派手さを足したいときや、トラック全体を明るくしたいときに最適。
特にEDM系やポップスの制作をしている人には、ほぼ必須レベルと言っていいと思います。
ただ、使いすぎは注意です。OTTは強力すぎて、かけすぎると音がつぶれてしまうこともあります。
最初のうちはプリセットの「Amount」を30〜50%くらいに下げて調整するのがおすすめです。
2. Valhalla Supermassive
次におすすめなのが「Valhalla Supermassive」。

これはリバーブとディレイの中間のようなプラグインで幻想的な空間を簡単に作り出せます。
通常、リバーブやディレイは音に奥行きを加えるために使いますがSupermassiveは超巨大な空間を作り出すのが得意な印象です。
ボーカルにかけると壮大な雰囲気になりますし、シンセに使うと一気に宇宙感が出ます。
空間系エフェクトをどう使えばいいかわからずリバーブをただなんとなく入れて「なんか遠くなったな…」で終わっていました。
でもSupermassiveはプリセットの種類が豊富でそのプリセットを使えば色々な音が出せるので、初心者でもすぐに扱えます!
特におすすめは、シンセパッドやアルペジオに少し深めにかけること。
これだけでサウンド全体がプロっぽく広がって聴こえるようになります!
3. TDR Nova
最後に紹介するのは「TDR Nova」。

これは無料のパラメトリックEQですが、普通のEQとは違ってダイナミックEQの機能も持っています。
EQは音の不要な部分を削ったり聞かせたい部分を持ち上げたりするために使うのですが初心者のうちは「どこをどういじればいいのか」が分からないことが多いと思います。
そんなときにTDR Novaは画面がとても見やすく実際に音の変化が視覚的に分かるので耳を鍛える練習にも最適なんです。
TDR Novaを導入してからは音作りの考え方がガラッと変わりました。
さらに、ダイナミックEQとして使えば音が大きくなった部分だけを自動で抑えてくれるのでボーカルのピーク処理にも使えます。
音がごちゃついて聴こえる、抜けが悪いと感じる人は、まずこのEQを使って音の整理をしてみてください。
DTMを始めたばかりの頃は「プラグイン=難しそう」と思いがちですが今回紹介した3つは操作がシンプルで、すぐに効果を実感できるものばかりです。
少しの工夫で音が変わると、DTMがどんどん楽しくなります。
ぜひ、今日紹介した無料プラグインを試して、自分のサウンドをワンランク上に引き上げてみてください!
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