アレクです。現役で歌手活動をしています。
最近は幾度目かのYellow Magic Orchestra熱に浸っています。
Music awards JAPAN 2025の京都のライブ、マジで行きたかったな…。BEHIND THE MASKやPerspectiveをYouTubeで視聴して鳥肌を立てる日々です。
さて3ヶ月続けて、棒読みにならないための歌い方についてです。
前々回の記事の補足となります。
まだお読みでなければ、是非そちらを先にお読みいただければと思います。
発音を弱める
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前回は、アクセントの位置を割り出し、強めることにフォーカスしました。
曲との一体感が高まってきましたね。
しかしアクセントを強めようと意識して、強く力が入りすぎてしまうと、音量やリズムが飛び出して悪目立ちしてしまうことが多いです。
振り子のように、軸は常に中央に。
今度は「強」に振れた分だけ「弱」を入れてあげましょう。
つまり、強める箇所の前後を逆に弱くすることでギャップを作り、力を入れすぎずともアクセントが強く聞こえる様にすれば良いのです。
今回も引き続き、「ライラック」の歌い出しを例に挙げます。
歌詞はアクセントや発音の近い言葉、「生きてゆくんだどうも」で代用します。
前回最後、伸ばしとアクセントをつけた形がこちら。
「いきーてゆくーんだどーうんも」
まずはどこを強めたいのかを考えます。
「ゆくんだ」の「く」を強めたいので、その1文字前の「ゆ」を弱めてあげましょう。
「ぅ」に代用して子音を弱めたり、一瞬だけ聞こえるくらい短い「ゆ」に弱めるイメージです。
「いきーてぅ『くー』んだどーうんも」
今度は、1文字後ろ、「ゆくんだ」の「ん」も、短く弱めて、目立たせたい「くー」がより目立つようにしてみましょう。
一瞬だけ聞こえるくらいの弱さで大丈夫です。
「いきーてぅ『くー』ンだどーうんも」
また「どうも」の「も」を先程「んも」に強めたので、その前の「う」も弱めてしまいましょう。
「いきーてぅくーンだどーん『も』」
最後に発音しやすくなるように、3つに分けます。
「いきーてぅ くーンだ どーんも」
音に合わせて歌ってみましょう。
リズムを感じながら歌えたら、今度は元の歌詞に戻して歌ってみてください。
まとめ
いかがでしたか?初めよりも棒読み感は薄れたでしょうか
初めの歌詞はこうでした
「いきてゆ くんだ どうも」
そこから強弱を加えたものがこちら
「いきーてぅ くーンだ どーんも」
アーティストの歌を分析すると、ここまで聴こえ方が違うんです!
ぜひ皆様も、歌詞とは別に、発音としてどう耳に聞こえるか、色々なアーティストの歌を分析して真似てみてください。
「強弱の付け方によって生じる発音の変化」こそ、棒読み脱却に必要なカギであると僕は考えます!
アレクでした。ではまた。
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写真は吉祥寺の一蘭。今のところ4辛がすき。
参考曲
Mrs.GREENAPPLE「ライラック」2024年、EMI Records
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