今回は張り上げ発声、巷でいうプルについて話していきたいと思います。
色々なボイストレーナーが取り上げている内容ですが、そこには間違っているんじゃない?って思う内容もチラホラ見受けられます。
そこで僕なりの解釈で張り上げ発声について解説していければと思います。
このブログは、「張り上げ発生で悩んでいる」「君は張り上げ発声だよと言われたけどよくわからない」という方におすすめです。
張り上げ発声とは
まず1番重要なのが張り上げ発声とはどういう状態なのかということです。
よく「張り上げ発声は喉にとても負担がかかるので無理矢理高い声を出してはいけません」と書いてあることが多いかと思います。
これは概ね合っていますが少し訂正と付け足しが必要です。
ここには張り上げ発声の明確な状態が書かれていないので理解するには不十分です。
僕が思う張り上げ発声とは
「筋肉が未発達ゆえに過度な呼気量で音程をとろうと声帯を震わしてしまう」
ことだと思っています。
難しく言いましたが、要は
音程を調節する筋肉(輪状甲状筋)が鍛えられていないのに、高い音を出そうとする場合
たくさんの息をつかって高い音を出そうとしてしまいます。
そうすると声帯に過剰な負担がかかるのです。
これが張り上げ発声です。
台風で風が強すぎて窓が吹き飛ぶのをイメージしてください。
そうなったら最後、声帯ポリープになってしまいます。
つまり低めの音程を歌う分にはそれほど問題はなく、自分が出せない限界の音を息の量に頼って無理矢理出そうとするのがNGということです。
音程の調節はどうやっているのか
音程を調節する筋肉?と思った方も多いかと思います。
そんな方に声の音程はどうやって調節されているのかについて話します。
声の音程は主に「声帯が引き伸ばされる」ことでより高い声が出ます。
輪ゴムや弦をイメージしてください。
引き伸ばして弾いた時は高い音が出て
緩めて弾いた時は低い音が出ると思います。
これが正しい声帯の音程調節機能です。
じゃあなぜ引き伸ばしたら高い音が出るのかというと「振動数が多いから」です。
揺れる数が多くなると高い音が出ます。
ここが重要。
本来は輪状甲状筋を使って声帯を引き延ばし、息を声帯に通した時の「振動数を高め」なきゃいけないのに
輪状甲状筋が発達していないから引き伸ばすことができないし、振動数も高められない
となったら手は一つしかない。
息の量を増やしまくって、声帯の振動数を高めればいいんだ!
となってしまうわけです。
これが張り上げ発声の正体で、喉を痛めてしまう原因になります。
ここまでくれば張り上げ発声の解決策は分かりますよね?
「輪状甲状筋を鍛える」ことです。
すなわち「裏声」を使いましょう。
裏声をたくさん使った発声練習をすればほとんど解決すると言ってもいいと思います。
最初はどんな裏声でも構いません。
こうして原理が分かれば解決策もすぐにわかりますよね。
こんな感じで声の悩みを解決していきます。
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