こんにちは、ZIGZAG MUSIC SCHOOLです!
今回のテーマは「ハモリ」です。
カラオケで誰かがきれいにハモっているのを見ると、それだけで
「おお、歌うまい人だ・・・!」となりますよね。主旋律にもうひとつの音が重なるだけで、曲全体がぐっと立体的に聞こえます。
とはいえ、いざ自分でやってみるとこれがなかなか難しいものです。
主旋律につられる。
合っているのかわからない。
不安で声が小さくなる。
その気持ちとてもわかります。
でも、ハモリは特別なセンスだけで決まるものではありません。仕組みを知って、順番に練習していけば、初心者でも少しずつ身につけることができます。
今回は、ハモリの基本から練習方法、よくある失敗の直し方まで、わかりやすくお話していきます!
ハモリとは?仕組みをわかりやすく解説
ハモリとは、主旋律と同じ音を歌うのではなく、別の音を重ねて心地よい響きを作ることです。
たとえば主旋律が「ド」を歌っているとき、もう一人が同じ「ド」を歌えばユニゾンになります。
YOASOBI「群青」
この03:39のメロディのように同じ男女の声が同じメロディで重なるのがユニゾンです。
ゆず「栄光の架橋」
こちらの01:30のように、違うメロディが重なって心地良い響きができることを「ハモリ」といいます。ハモリや最近よくSNSでも目につきます。
こちらのRabbit Cat【ラビットキャット】さんはよくハモリやユニゾンを使ってコミカルなコンテンツも配信しています。
ハモリの数が多くなってくると「アカペラ」というジャンルになるということのいい例ですね。
どの曲にも主旋律という主役の音があります。
POPSならそれは歌になりますが、クラシックではメインの楽器というのがそのパートによって違ったりします。
ハモリは主役を奪うものではなく、主旋律をより魅力的に聞かせるための重ねる音ということをしりましょう。
ハモリの基本は3度上・3度下を覚えること
ハモリでまず覚えたいのが「3度上」「3度下」です。
音楽では、音と音の距離を「度数」で表します。難しく聞こえるかもしれませんが、最初はドレミで数えれば大丈夫です。
ここはめんどくさがらずに一度覚えると、ハモリを綺麗にできるようになっていくので、楽譜や鍵盤を見れるようにしておくことをおすすめします。
もしめんどくさければ最初はネットのハモリパートを拾ってくるだけで十分です。
いちおう補足で入れておくと、
3度上は明るく華やかな印象になりやすく、サビを広げたいときに向いています。3度下は落ち着いた厚みが出て、主旋律を下から支えるような響きになります。
初心者の方は、まず3度下から練習するのがおすすめです。
まずはYouTubeなどにあるハモリパートの練習からチャレンジしていきましょう。
ハモリを歌う際の注意
ハモリは、正しい音を出せばそれで完成、というものではありません。音程と同じくらい、音量・タイミングが大切です。
音量に関しては、ハモリは主旋律より少し控えめに歌うくらいがちょうどいいです。
あくまで主旋律を引き立てる役割なので、「俺のハモリを聴け!」という音量で入ってしまうと、せっかくの主旋律とぶつかってしまいます。
次にタイミングです。音程が合っていても、言葉の入りや伸ばし方がずれると、きれいに聞こえません。主旋律のブレスや母音の伸ばし方をよく聴きながら合わせていきましょう。
最初は主旋律の伸ばし方や歌い方にあわせるだけで大丈夫です。
また、自分の音を保つことも大切です。
ハモリにありがちなのは、主旋律と違う音を歌うので最初はどうしても「音がつられて」しまいます。これは自然なことです。大切なのは次第に慣れていくことです。これであなたもしっかりハモれるようになりますよ!
ハモリを学びたい方はボーカルコースへ!おすすめのハモリ練習
ハモリの仕組みがわかったら、次は実践です。
ハモリは頭で理解するだけではなかなかできるようになりません。筋トレと同じで、耳と身体に少しずつ覚えさせていく必要があります。
ここでは、初心者でも取り組みやすい練習方法を紹介します。
ハモリの曲のメロディを覚える
ハモリ練習は、とにかくハモる感覚に慣れることが大事に鳴ってきます。
たとえばYouTubeにはハモる用の音源がたくさんあるので、とにかく覚えていきましょう。
チェリー:ハモリパート
YouTubeで「ハモリパート」などで検索するとすぐに出てきます。
こつは録音をしながら合っているか確認することです。
覚えられない場合はまず「サビだけ」から、「サビの前半だけから」
と刻むようにしましょう。
ハモリパートだけで歌えるようになったら、次は音楽と合わせて歌ってみましょう。
大抵のポップス音楽はメロディが聞きやすくつくってあるので、そこに合わせる形で大丈夫です。
これも必ず録音するようにしましょう。
歌っている最中は合っているつもりでも、録音して聴くと「あれ、思ったよりつられているな」と気づくことがあります。少しショックかもしれませんが、これは上達のチャンスです。
確認するポイントは、音程が合っているか、主旋律につられていないか、音量が大きすぎないか、この3つです。
自分の声を客観的に聴くのは少し恥ずかしいですが、ボイトレではとても大事な練習です。
慣れたら友達とカラオケでうたってみましょう!
ピアノやアプリで音を確認する<中級編>
ここからは中級向けです。
まずは鍵盤の使い方を覚えましょう。
音がなんとなくでわからない人は楽譜を手に入れて、歌いたい曲の主旋律(メロディ)を鍵盤におこしてあげます。
まずはカエルの歌で大丈夫です。
カエルの歌を音におこすと
ドレミファミレド
になります。その3度下は
ラシドレドシラ
になります。
このように鍵盤に音を起こせると、どんなメロディで歌えばいいのかがハッキリしてきます。
もし歌いたい歌があるのなら
→鍵盤に起こす
→3度下を作る
で間違いないです。
え?3度下がよくわからない?
そんなときは、AIを上手く活用しましょう。
たとえば
ドレミファミレド
が主旋律の音だとわかったら
「ドレミファミレドの3度下をおしえて」
といえばすぐにおしえてくれます。
3度上も同様です。これであなたもハモリマスターですね!
ただし重要なのは、実際に歌って覚えて感覚に落とし込んでいくことです。
最初はぎこちないかもしれませんが、そのうち慣れてくると思います。
まずはカンタンな楽曲から、自分のハモリを作っていきましょう!
5度上でうたってみる<上級編>
3度下ハモリに慣れたら、次は5度上ハモリにも挑戦してみましょう。
5度上はまた3度下とも違った良さがあります。
こちらは藤井風の曲で3度上、下、5度上でハモってみたものです。
ハモリにも広がりがでてきていますね!
ぜひアレンジをしたい人などは鍵盤を使って挑戦してみてください。
ハモリを学びたい方はボーカルコースへ!Q&A
ハモリに向いている曲はありますか?
初心者の方は、テンポがゆっくりでメロディがシンプルな曲から始めるのがおすすめです。
音の動きが細かすぎる曲や、リズムが複雑な曲は、ハモリ以前にメロディを追うだけで大変になってしまいます。
まずはサビのメロディが覚えやすい曲や、バラード系の曲を選ぶと練習しやすいです。最初から難しい曲に挑戦するよりも、「少し余裕を持って歌える曲」でハモリに慣れていきましょう。
男女でハモるときに気をつけることはありますか?
男女でハモるときは、音域の違いに注意しましょう。
男性と女性では出しやすい高さが違うため、同じハモリパートでも人によっては高すぎたり低すぎたりすることがあります。
無理に原曲通りの高さで歌おうとすると、声が苦しくなったり音程が不安定になったりしやすいです。歌いにくい場合は、キーを変えたり、オクターブ違いで歌ったりして、自分が自然に出せる高さを探してみましょう。
ハモリは地声と裏声のどちらで歌えばいいですか?
基本的には、主旋律となじみやすい声を選ぶのがおすすめです。
力強いサビであれば地声寄り、やわらかい雰囲気の曲であれば裏声やミックスボイスを使うと、自然に聞こえやすくなります。
ただし、ハモリは主旋律を支える役割なので、声を張りすぎないことが大切です。高い音がきつい場合は、無理に地声で出そうとせず、裏声を使ってきれいに響かせる方がまとまりやすくなります。
ハモリがうまい人は何を聴いていますか?
ハモリがうまい人は、自分の声だけでなく、主旋律や伴奏全体をよく聴いています。
初心者のうちは、自分の音を外さないことに集中しすぎて、周りの音が聞こえにくくなりがちです。しかし、ハモリは相手の歌に寄り添うことが大切なので、主旋律のリズムや言葉の発音、声の強弱まで聴けるようになると、ぐっと自然に聞こえます。
「自分が正しい音を出す」だけでなく、「相手と一緒にひとつの響きを作る」という意識を持つと、ハモリの完成度が上がります。
カラオケで急にハモっても大丈夫ですか?
相手との関係性や場の雰囲気にもよりますが、いきなり大きな声でハモるのは避けた方が安心です。
歌っている人によっては、ハモリが入ることで歌いにくく感じることもあります。特に、相手が真剣に歌っているときや、まだあまり仲良くない場では注意しましょう。
ハモる場合は、最初は小さめの声で入るのがおすすめです。相手が楽しそうにしていたり、「ハモって!」と言ってくれたりしたら、少しずつ声を出していきましょう。ハモリは技術だけでなく、相手への気配りも大切です。
まとめ
ハモリのコツは、大きく分けると「音程・音量・聴く力」の3つです。
最初はつられても、音を外しても大丈夫です。ハモリは練習するほど、自分の音を保つ感覚が育っていきます。
ぜひ今日から、好きな曲のサビだけでもハモリにチャレンジしてみてください!
ハモリを学びたい方はボーカルコースへ!