こんにちは!ZIGZAG MUSIC SCHOOLの岩永です。ミュージカル俳優を目指してる皆さんはタップダンスやってますか?今日は日本のミュージカルにおけるタップダンスの立ち位置についてお話させてください。
タップダンスができなくてもミュージカル俳優にはなれる
ブロードウェイでミュージカル俳優にタップダンスは必要かと問えば恐らくほぼほぼ必要だと答えが返ってくると思う。
自分もそうであってほしいと願いっています。
しかし少なくとも日本においてはタップダンスができなくとも仕事はたくさんありますし実際タップができないミュージカル俳優はたくさんいます。
日本では海外作品を翻訳して上演することが多いですがそこにタップダンスが含まれることは珍しくありません。
しかし、振り付けの段階で簡略化されたりカットされたりはよくある話です。
赤信号みんなで渡れば怖くないよろしく苦手な人が多いのであればそれが基準になります。
できない人が多いならそれを咎められることもないですし、なら時間とお金をかけてやる必要ないじゃん!って人が増えるのも納得です。
タップダンスは習得の優先順位が低い
ダンスは他ジャンルのダンスをやっているとある程度習得が早まる傾向にありますが、タップ特有の足の使い方は他ジャンルのダンスとは全く別物です。
ある程度できるようになると他ジャンルのダンスが圧倒的に活きてくる瞬間はあるでしょうが最初はどのジャンルのダンス出身でも苦戦するはずです。
特に真逆の足首の使い方をするバレエ出身の人たちは最初はストレス溜まると思います。
ここで、前述のタップができなくともミュージカル俳優になれる現実、そしてオーディションで一切タップを求められない作品がほとんどである点を知ればタップはいらないかな?となるのが自然です。
少なくとも日本のミュージカル事情であれば中途半端にやるくらいならやらないという選択も間違いではないですし戦略的に十分取りうる選択肢だと思います。
それでもタップの需要は存在するし穴場にもなりうる
ここまでの通りタップは必須ではないです。
そして取っ掛かりにくいという最初のハードルがあります。
だからこそ多くの人は割とすぐ諦めてやめてしまうのです。
タップが求めれる機会は全体で見れば少ないですがそれでも確かに求められる機会もあります。
やめてしまう人の多さを考えればむしろ需要供給の関係では有利です。
タップは誰でも最初は苦戦しがちです。
ですが続けていけば確実に積み重ねることができるジャンルでもあります。
タップが必須ではないからこそちゃんと習得すれば飛び道具になります。
何よりタップって楽しいですよ
タップダンスって最初は思うようにいかず難しいと感じるかもしれませんがそこさえ突破すれば滅茶苦茶楽しいです。
そして年齢を重ねても続けやすいジャンルでもあります。
私自身も歩ける限りは一生続けるだろうなと確信しています。
みなさんも是非チャレンジしてみてください。
※画像はタップ始めたての頃に実家のリビングにリノリウムを敷いて練習してた頃のものです。今このリノリウムは裁断しZIGZAG 2ndのコピー機の横にあります。
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