こんにちは。ZIGZAGの熊本です。
本業ではないサブ楽器
今回は普段授業で取り扱うことのない楽器を紹介していこうと思います。
理論から音楽を追求することもできますが、自分はたくさんの楽器に触れることでたくさんのジャンルや理論を吸収できました。
「この楽器のプロになるぞ」と意気込むことなく「とりあえず触ってみたい」というゆるい気持ちで向き合ってきた楽器たちは、音楽家として自分を育ててくれました。
その楽器を極めるのではなく、音楽を探究し極めていく手段としてのサブ楽器。
皆さんも気になるものがあったら気軽に触ってみたらいかがでしょうか。
民族楽器
中国琵琶
中国の琵琶です。日本のものよりも出せる音階が広く、よりメロディアスな使い方ができます。
日本の琵琶は伴奏よりな使い方になりがちですが、中国の琵琶はアンサンブルの中でメロディー楽器として活躍します。
三尺箏
コンパクトなサイズの箏です。箏には触れてみたいけど、大きすぎて部屋での置き場に困る。
そんな中こちらを見つけ入手。調弦も簡単で、伝統的な調弦で日本の伝統に触れたり、ドレミで調弦してポピュラー音楽で弾いてみたり、かなり遊べます。
箏の音ってポップスでも「和風」を出したい時には真っ先に出てきますよね。好きな音です。
シンギングボウル
「チーン…」という音ももちろん出ますが、スティックを擦り付けることによってアタックのない持続音を出します。
発祥はチベット仏教ですが、現代では瞑想ブームが少し起きていますし身近な楽器なのかもしれません。
音階の変化はつけることがないのでアンサンブルの中でメロディー楽器としては難しいですが、自分は音をサンプリングしてドローンミュージック風に活用してみたりもしました。
デジタル楽器
レーザーハープ
その名の通り、レーザー光線を手で遮り発音させる楽器です。
厳密にいうと、レーザーを遮ることで外部のデジタル機器に命令を送るコントローラーです。
PC上で立ち上げたシンセサイザーソフトを鳴らしてメロディーを奏でたり、サンプラーを鳴らして効果音を出したりします。
2種類所持していて、画像1枚目は赤いレーザーを緑にDIYで改造したタイプ、画像2枚目はライブハウスなどで使う一般的なILDA接続の機材です。
外部デバイスとの連携や演出上のアレンジ、センサーの調整など試行錯誤するのがまた面白いです。
リボンシンセサイザー
棒状のアクリルブロックに帯状のシンセが貼り付けてあるもの。
黒い帯部分を指で押すことで音が出て、根本は低く、先端にいくほど高音になります。
音程をとるのがかなり難しく、指の角度だけで音程が揺らぎます。 外部のシンセサイザーと接続すればコントローラーとしても使用可能です。
ノイズボックス
ノイズを出す箱。箱の中にはマイクが仕込まれていて、叩いたり引っ掻いたりする音がアウトプットジャックから出力されます。
ギターエフェクターなどと組み合わせて、浮遊感のある効果音から凶悪なノイズまで幅広く加工可能です。
ハーシュノイズというジャンルではけっこうポピュラーな機材かもしれません。 個人制作のオリジナル仕様で作っていただきました。
今回は以上!
今回は6つほど紹介させていただきました。気になったものはありましたか?
普段の授業では触れることのない楽器たちですが、触れてみたいものがもしありましたら、そういった楽器を使ってみる授業なんてのもあってもいいかもしれませんね。
もちろん、自分は扱い方がわかるだけで熟練者というわけではないですが、楽器の魅力は感じていただけるはずです。
普段と別角度から音楽に触れてからいつものメイン楽器に戻ってみると、新しい発見があるかもしれませんね。
それではまた。