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ZIGZAG MUSIC SCHOOL

DTM教室コースのブログ

【初心者向け】ミキシングに使用するリバーブ・ディレイの種類について

こんにちは

ZIGZAG MUSIC SCHOOLの吉松です!

今回も引き続きミックスにて使用するプラグインの説明をしていきます!
今回はリバーブとディレイです。

触る部分が多くなんとなく難しいイメージのある空間系のエフェクトですが、
こちらも大まかに種類を理解し、ざっくりと用途ごとの使い方を覚えてもらえればと思います!

ルームリバーブ(Room)

比較的小さめの空間の残響音を模倣したものです。

自宅の一室や、リハーサルスタジオレコーディングスタジオのブースくらいの広さを再現します。

リバーブによっては、さらにSmall、Medium、Largeといったプリセットが用意されている場合もあります。

あまり単体で大きく出すことは少ないリバーブですが、
あるかないかでトラックの存在感に大きく関わる、なくてはならないリバーブです。

ホールリバーブ(Hall)

比較的大きめの空間の残響音を模倣したものです。

ライブハウスコンサートホールなど、数百から数千人以上のキャパシティがあるような広さを再現します。

リバーブによっては、さらにSmall、Medium、Largeといったプリセットがある場合や、
ホールよりさらに大きな空間の「チャーチ(Church)」、逆に少し小さい空間の「ステージ(Stage)」といったタイプが用意されている場合もあります。

より奥行きや広がりの感じるリバーブになります。

プレートリバーブ(Plate)

プレートリバーブという機械的な仕組みを模倣した残響音です。

残響音の密度が濃く、上品な質感があるのが特徴です。

定番の使い方としては、ボーカルに使用されます。

鉄板を用いて響きを得ていた元の仕組みの通り、明るく抜けの良い音が得られ、ボーカルが引き立つ効果があります。

スプリングリバーブ(Spring)

スプリングリバーブという機械的な仕組みを模倣した残響音です。

独特の金属的な響きを感じさせます。

ジャンルにもよりますが、エレキギターオルガンの音作りの一環として使用されることがあります。

参考画像のようにギターアンプに搭載されているものが有名ですが、最近はスプリングリバーブのみのプラグインも出てきており、
この独特なリバーブも飛び道具として重宝されています。

サンプリングリバーブ(コンボリューションリバーブ)

これはリバーブの仕組みの種類の一つで、

実在するホールやガレージなどの残響をサンプリングし、忠実に再現するリバーブです。

有名なスタジオの部屋鳴りを再現したものなどがよく販売されています。

ディレイ

ディレイは、リバーブと同じく「空間系」と呼ばれるエフェクトの一つです。

その仕組みの根幹は音を「遅延」させることにあります。

サウンドを遅延させ、原音と混ぜ合わせることで、やまびこのようなエコー効果を付加するのが基本的な使用法です。

ディレイの使い道はこれ以外にも多岐にわたります。

例えば、音にステレオ感をプラスしたり、ディレイタイムの短いディレイ(ショートディレイ)を利用して
リバーブのような余韻を作ることも可能です。

最後に

空間系は一つだけを使うのではなく、RoomとPlateを併せて使ったり、
ディレイの後にセンドでリバーブに送ったり、オートメーションでセクションによって空間を変えたりなど、

使い方の部分でも多くの工夫があるので、いつか使用方法も説明できたらと思います。

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