吉祥寺のボイストレーニングスクール
ZIGZAG MUSIC SCHOOL

DTM・作詞作曲コースのブログ

2本でどこまでやれるか #11

どーも。

久々に真面目に書いてみようと思います。
真面目に書くリハビリの開始です。
この間、ついに都内でも初雪が降り、そろそろタメになることを書いた方がいいぞという声が、天から降りてきたように思えました。適当な日記ばっか書いてんじゃねぇぞと。

2024年、最初のMIXはzigzagの講師でもある高瀬先生のラウドアコースティックユニット、高高-takataka-のファンクラブ特典としてリリースされる「Crack in the Crock」でした。いやーかっこいい。なんとかして聞いてもらいたい。
歌1本、アコギ1本、シンプルにして至高。
書いていいとの事だったので、丸裸にしたいと思います。





最初の処理【Voのピッチ修正】

私はAuto Tuneを使います。他にもメロダインとか色々ありますが、音が気持ち悪いのでAuto tune一択です。
通常、アコギのチューニングは440Hzですが、-高高-takataka-のアコギは444Hz。そこに合わせて直していきます。なんとまぁ、脳みそがかき混ぜられます。

ボーカルの直し。本当はこの処理はすべきではないと考えてます。
嘘偽りの音で紡いだ言葉が誰かに響くのか。そう考えれば、いつもより少しだけ良いテイクが録音できるんじゃないでしょうか?
まぁ聞く人の耳はそこまで聞き分けられないことが大半だと思いますから、多少直します。
Auto tuneの操作に関しては、自分で調べてください。
直しましたら、そのトラックのアウトを空いているBUSへ送り、新規トラックを作成、新規トラックのインプットをそのBUSにし、録音し直します。

声の音を作る方法

今回、歌の録音に用いられたマイクはMXL V67G。
高瀬先生の声は、ハスキーで中音域の塊。最高にロック。このマイクではかなり物足りないです。
まずは、これを使える音にしていきます。
普段は
コンプ(Rcompresser)で音量差を叩きます。

EQ(SSLEQ)で定位を決めて声の正しい響きを作ります。

サチュレーション(Lo-Fi)これは味の素みたいなもんです。使わない時もあります。

マルチバンドコンプ(C6)帯域別でコンプをかけます。

コンプ(CLA76)音量を突きます。一段階目。

コンプ(CLA76)こちらは二段階目。





をかけることが多いですが、今回の音は中々、音が決まりません。曲者です。
どこかを上げるとどこかが足りない。どんどん足してどんどん引いて、拡声器みたいになったり、元の音よりしょぼくなってしまったり。故に、このままではアコギの高音域も切らざるを得ない。

さぁ困りました。

録れ音そのものを変えちまう必要がありました。
そこでプラグインの順番でいう、ど頭にJJP Vocalsを突っ込みます。これで応急処置ですが、高音域の解像度が良くなり、要らないとこがかなりいなくなりました。





よしっ。

AUXトラックを2本立ち上げて、リバーブチャンネルとディレイチャンネルを作ります。
リバーブは
1枚目がショートプレート(valhalla vintageverb)

2枚目がルーム(valhalla room)

そして最後にイコライザー(Q10)低音域と高音域をCUT。

ディレイは
Extra long deley

そして最後にイコライザー(Q10)低音域と高音域をCUT。

リバーブとディレイは聞こえないか聞こえるかでいったら、聞こえない。くらいのレベルを狙うのが良いんじゃないでしょうか。








次はアコギ。
こっちは画像だけ貼って置きましょう。
ドン!!











そしてマスターに、リミッター3発ドドドン!!!





良い音=綺麗な音っていう耳が、全滅してくれることを願っているよ。
良い音っつうのは、優しかったり楽しかったり悲しかったり寂しかったり、演奏者の感情や境遇を切り取ったもんだ。
それが見えたり想像出来る音こそ、良い音であって欲しい。


それには年間2000曲以上は聞いた方がいいです。


また。

DTMコースの特徴


・業界での経験豊富な講師がマンツーマンレッスン!!
・作詞作曲をしてみたい気持ちを一からサポート!!
・必要な機材はスクールに完備レッスン代だけで利用できます!!

DTMコースの詳細はこちら
無料体験レッスンはこちら