ZIGZAG MUSIC SCHOOLで、ボイストレーニング、ボーカルトレーニング、ギターコース、弾き語りコース、ベースコース、ドラムコース、DTMコース、作曲コース、作詞コース、動画制作コース、レコーディングエンジニアコースを担当しています、安田周平です。
間違いなく今年で一番忙しい期間に突入しております。
そこにダブルパンチでSSDがぶっ飛び、大切なデータが消え、良くないことはまとめてやってくるなぁと思いつつも、バックアップを取っていなかった自分に落ち度があったわけで、いつだって原因は自分にあるわけで、なんとか復旧したデータで巻き返しを図ろうとしている今日この頃でございます。
心拍数が下がらない。やるしかない。
今回は脳味噌を切り替えられないので、
ミックス時の低音の音像の作り方
に関して、私がいつもやっている手法を書いてみます。
まず、ここでいう低音は200Hzより下の事を言っています。
ほとんどの音源には150-200Hzくらいはいることが多いです。
声やギター、ピアノやシンセ、こういった音の低音は迷わず切ってしまいます。
全くいなくてもいいと思われるものはイコライザーで。
ハイファイな楽曲ではデジタルなイコライザー(pro-QやQ10など)、温かみが欲しい楽曲ではアナログなイコライザー(SSL-channelなど)を使う事が多いです。
いたら邪魔だけどいないとしょぼい音になる場合はマルチバンドコンプレッサー(C6など)で不要な周波数以下を叩きます。
低音はキックとベースで作りたい私の場合、干渉してくる音は邪魔になるので、こういった処理をまずは施します。
そしてキックとベース。
録音環境や使用する音源によりますが、低音はほとんどの場合、「足す必要」があるでしょう。
プラグインを順を追って記載いたします。
まずはキック。
打ち込みであれば必要ないですが、最初にゲートが来ます。回り込んできてる他の音やキック自体のサスティーンを切って使いやすい音にします。
そして、次にかけるのはコンプレッサーです。

この1枚目のコンプレッサーでは、ボリューム差を調節します。私はR-compを使う事が多いです。
これで大きい音量の部分を叩きます。目安は大体、小さいところとのボリューム差が5-6db、割としっかり叩きます。
次にかけるのはイコライザーです。
前述したSSL-channelを使います。

ハイパスフィルターを80Hzあたり、ローパスフィルターは8-10kHzあたりでかけます。
音源にもよりますが、4kHz〜300Hzくらいにかけてはごっそり切ります。
次にかけるのはmaxx bassです。

こちらはウルトラローからローを持ち上げるのに使います。
100Hzより下の耳を押すような低音と100-180の耳にぶつかるような低音のバランスをとります。
キックがトントン浮き上がるようにしたければ150-180あたりを強調。
グッと鼓膜を押すような音にしたければ60-100Hzあたりをピークとしておくといいでしょう。
そして最後に再度コンプレッサーをかけます。

打ち込み系の楽曲であればR-Voxを、バンドサウンドなどであればCLA-76を使う事が多いです。
1番大きい箇所のボリュームを-6dbあたりを狙って、浅くコンプをかけつつ音量を持ち上げます。
おっっっっっっと。
1000文字超えちまってるので、勿体無いから後半と分けます。
次回はベースの処理。
また。
吉祥寺のボイトレスクール「ZIGZAG MUSIC SCHOOL」の無料体験レッスンはこちら!