こんにちは。
ZIGZAG MUSIC SCHOOL講師のながおかめぐみです。
W.S.ご参加ありがとうございました!
7月にまたミュージカルワークショップ開催させていただきました。ありがとうございました。
参加できなかった方も、ご検討くださりありがとうございました。スクールや私の都合で予め日程が決まってしまっているので、また都合が合った時にご参加くださいね。
日本語を明瞭に客席に届ける練習
今回は日本語上演ミュージカルの根底にある、日本語を明瞭に客席に届ける方法について、色々お話し、実践していきました。そして、後半に発表を行いました。
参加できなくて、でも内容に興味がある、という方のために今回ブログに文字にして書いてみたのですが….難しい_φ(・_・
伝わりにくいかもしれませんが、よろしければ読んでみてください。
手話をヒントに、歌い出す時に言葉を発想する癖をつける
ワークショップの中で「友だちはいいもんだ」という楽曲を使ったのですが、振り付けというほどではありませんが
みんなはひとりのために
ひとりはみんなのために
みんなはひとりのために
ひとりのために
という歌詞に手話を参考にした振りをつけました。
この時、ただの振り付けではなく手話を用いたのには理由があり、手話は音が聞こえない、聞こえづらい方のコミュニケーション手段で「言葉」だからです。
その動作が始まった時に、手話をされてる方は言葉が頭に浮かんでいるはずです。仮に歌ったり喋ったりしながら行うとしても、その「単語」が出たときから動作が始まっているのが自然かと思います。
手話は動作をすることが伝える事なので、通訳などで音声と動作が多少ズレていても、手話をしている方が言葉を「発想」する時は動作が始まる時なのです。
では、皆さんは歌う時、必ず言葉のイメージを単語を発するその時に行っていますか?
してるよ、当たり前!と思うかもしれませんね。
ただ、歌には「リズムや音程」があるため、またブレスのタイミングの都合もあり、十八番的な慣れた曲こそ、自分の歌いやすさ、思いに引っ張られて発想するのが遅れたりしている事が良くあります。
例えば友だちはいいもんだの冒頭、
目と目で ものが言えるんだ
という節がありますが、この最初の「目と〜」からは音楽的に弱起、4拍子の4拍目から始まります。
西洋音楽の特徴として1拍目が強くなる、重くなる。4拍目は逆に軽くなるという傾向があるので、言葉としては最初の「目と」だって大切だし、ここに手話をつけるなら、4拍目から始めるべきなのですが、曲の流れを知っていたり歌い慣れていると、歌い出す前に発想しなくても歌えてしまう
でも手話は咄嗟には出てこない(何故ならイメージが追いついていないから)という状態に陥りがちです。
次の小節の1拍目、「目でものが〜」から体が反応する、考えが働き始める、というように。
これだって歌ってるご本人は至って真面目に(とか気持ちよく)歌っていることがほとんどで、適当に歌っている、なんて一言で片づけちゃいけないんですけど、ミュージカルの「人に伝わる歌い方」からは離れてしまいます。
発想するのが、正直遅くて間に合っていない。
コツが掴めればできます!挑戦してみて!
そこで。
手話に明るい方なら、ぜひ1曲手話が自分が言葉を発した時に同時に出てきているか、やってみてください。
私みたいに手話は興味があるけど完全には分からない方は、正式な手話が先ずは全部できなくても良いから、この単語はこの手振り、というものを仮で決めてその単語の発語が始まった時に体が動き始めているか、やってみてください。
拍に関係なく単語の初めから動くことができていたら、脳の反応と体の反応が一致して歌えていることになります。
その他にも脳の反応と体の反応が繋がる練習方法はあるので、知りたい方はぜひ体験レッスンにいらしてくださいね!
今回のまとめと大募集!!
今回様々な年代の方々が参加され、本当に真剣に取り組んでくださり、グループ発表の方もソロ発表の方も練習の成果を存分に発揮されていました。
グループダンス以外、基本マンツーマンレッスンを皆さん受けていらっしゃるので、普段校舎では他の生徒さんとはすれ違うだけかと思いますが、ミュージカルが好き、興味ある、続けていきたい!という仲間と交流している姿を拝見し、私も嬉しくなりました。
そして、今後こんな内容のワークショップ開催してほしい!というご要望がありましたら、ぜひスクールや担当の先生を通してお知らせください!
私もチャンスがあればまた担当して、たくさんの仲間とお会いできることを、楽しみにしています(^^)
ではまた♪
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