吉祥寺のボイストレーニングスクール
ZIGZAG MUSIC SCHOOL

ミュージカルレッスンコースのブログ

楽譜を眺めてみよう

皆さまこんにちは、zigzagミュージックスクール講師の永岡愛実です。

さて、私はソルフェージュが好きです。音楽高校、音楽大学で学び、専攻していたわけではないですが、もし子育てがひと段落したら何を学びたい?と考えたらソルフェージュ!!と答えるくらいにはまだまだ興味があります。

録音技術が上がり、楽譜無しで演奏している方、なんなら読めないというプロの方もいるくらいですが、楽譜って文字とは違った絶妙なバランスだし、作曲者の意図が隠れていたりするので、楽譜じたいが芸術品だなと常々思っていて、食わず嫌いせず気軽に触れていってもらえたら、と個人的には思います。

なので今回は、実は楽譜って苦手意識があるけれど、今さら初歩すぎて他人には聞けない…という人の助けになったら、というつもりで超基礎的なところを絡めて書きました。楽譜なんて問題なく読めるし!という方は最後の方だけお読みください(笑)

楽譜を読む際のポイント

まず、ピアノ以外の楽器を弾く人や歌を歌う人、楽譜が読めてもそれはあくまで「目安」が記されているものです。

楽譜が読めたら良いよとか言っておいてそれか?!と思うかもしれませんが、今回お話すること、特に後半の内容に関しては楽譜には「こうしてください」という記載が無いので、知識として身につけておくと視野が広がるかな、と私は考えています。





もうすぐやってくるお正月には日本独特の音楽が流れたりもしますが、今の世の中で流れている音楽は、ほぼ西洋音楽をもとに流作られています。なので、楽譜も西洋風に書かれます。 5本線にト音記号や数字やオタマジャクシみたいなのが並んだ、アレです。

ト音記号の意味




今回私の手描きですみません。
楽譜は左から右へ進みます。
1段目の1番左に書かれた曲線的な記号、例えばこの場合ト音記号が、この楽譜の「基準」を表しています。ト音とは日本音名で、イタリア語音名の「ソ」です。『この楽譜では、このクルクルの真ん中が「ソ」ですよ』
と飾り文字で示しているのです。
音楽の授業でそんな風に習ったかもしれませんね。

音階の種類

そしてオタマジャクシが音の高さや長さを示しています。もし楽譜が苦手だと言う形でも、五線の下の方は低くて上の方は高い、ということは何となく分かるのではないでしょうか。





これは音階といって音を下から順に並べたものですが、実は音と音の間は均等ではありません。

広い、広い、狭い、広い、広い、広い、狭い

の順で規則的に並んでいます。これが明るい方(長調)の並び方、もうひとつ暗く聞こえる方(短調)の並び方もあります。短調は、

広い、狭い、広い、広い、狭い、広い、広い

が基本になります。(なぜ「基本」と言うかも今回は割愛。ごめんなさい)どちらかにのっとって曲が進みます。曲の中でこの規則からあえて外す場合は臨時記号という♯、♭などの記号をつけて記します。日本のポップスすら、ほぼこの法則で作曲されています。違う並びを用いた音階は「民謡」などが該当しますが今回は割愛します。

ピアノの調律方法の弱点

音階の高さが変化して、長調短調合わせて24種類の、さっきの広い狭いの同じ規則に則った調が存在します。
ピアノは平均律といって、音と音との間を数値で均等に割って、24調どれでも同じ楽器で(1台のピアノだけで)弾けるようにした調律方法で調律され、演奏されます。数値的には均等で、だから現代の電子機器などとも相性が良いわけなのですが、実は欠点もあります。
それは、均等にしたことで、和音など音を重ねた時に本当はもう少し高い方が(低い方が)よく響き合う、などの矛盾が出てしまった事です。
ピアノの場合は調律(とても繊細で時間のかかる作業です)を変えない限り平均律以外の演奏はできませんが、歌含め楽器は少し高く、少し低く、の選択ができます。合唱や2重唱(奏)、3重唱(奏)などは純正律でも演奏できますし、歌なんかは実はこの平均律の楽譜では書けないちょっと高い低い、結構あるよなー、と感じます。


楽譜の限界

楽譜には「よく響き合うように純正律で歌ってね」とか、「この曲はピタゴラス音律でみんな演奏してます」とかは書いてありませんし、平均律で演奏されているカラオケなどに乗せて純正律で全て歌いきることは困難です。たぶんムリです… でも、楽譜には限界がある、ピアノの音には合理的に音を合わせたことによる矛盾がある、という知識を持って楽譜を読むことができたら、ただの白黒の規則的で単調に思えた譜面が、なんだか違って見えてきそうですよね。実は物語の「行間」みたいなものが、楽譜にも存在するんです。

まだ長くなりそうなので、また次の機会に楽譜についてお話しできたらなと思います。(需要はあるのでしょうか。汗)





それではまた!

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