こんにちは、ZIGZAG MUSIC SCHOOL講師のながおかめぐみです。
3月が終わり、さぁ新年度です!
ワークショップと公演について
まずは、ワークショップにご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
悪天候の中たくさんの方にお集まりいただき、自分にとっても学びがたくさんありました。
久しぶりすぎるバレエは、生徒さんのおかげで私の「これじゃダメだ」精神を呼び覚ましました(笑)
そして、私事ですが子どもの卒園式(大雪でした、皆さん大丈夫でした?)初挑戦のジョージア語の公演など、本当に目まぐるしく過ぎていきましたが、振り返るとどれも自分の全力で取り組めて楽しかったな、という印象です。
久しぶりに仲間と会って感じたこと
さて、今回は公演に関わって、久しぶりに元劇団員の仲間に会って、そうそう、こういう人を集めた集団だったんだよね、たぶん。と思ったのでシェアしますね。
受験を考えている人も、劇団四季に興味ある人も、気軽に読んでみてくださいね。
声が似てきたのは、ミュージカルの経験を積んだ結果なのか
まず、一緒に歌った友人たちは、自分含めて一般部門でヴォーカルクラシック部門で受験した同期たちでした。
団員時代はワイヤレスマイクを使うことがほとんどだったので、ハンドマイク使いについてはすごく上手いわけではないですが、3人ともマイクに乗りやすい声で、しかも音響さんが上手いこと調整してくれて、よくホールに響いていたようです。
もちろん3人ともクラシック声楽を学んでいたので、最初からマイクに乗りやすい声だったわけではなく、現場で学んでいって今の声ができたわけですが、声質はなんとなく似てるかなと思います。
劇団四季のオーディションは、一般部門(年齢制限なし)と研究生部門(年齢制限あり)がありますが、年齢制限に引っかからない方の場合は、よほど舞台経験が豊富でなければ、研究生部門を受験されるのが良いかと思います。
一般部門にも舞台経験少ない私のような人間も、年齢の関係で受ける人はいますが、既に舞台を経験していて現役で俳優活動をしている方も受験していたりするので、気遅れしないように。
練習やレッスンを積んで自分に自信をつけてから挑戦されることをおすすめします。
劇団四季のオーディション部門について
さらにオーディション受験となると、ヴォーカルクラシック、ヴォーカルポピュラー、ジャズダンス、バレエ、演技の細かいコース分けがあります。
言わずもがな、ご自身が1番得意な部門で受験することになりますが、理想としては、1番得意なもの、加えて2番目に得意なものを持っておくことはとても有意義です。
私は仕事として舞台で歌が歌いたくて受験しましたが、演技もダンスも素人レベルからだと、入ってから苦労します。
劇団では無料でダンスレッスンがありますが、プロレベルで、バレエコースで合格した人と一緒にレッスンを受けたりすることになりますし、ワークショップの時に少しお伝えしたのですが、公演前のウォーミングアップでセルフでバレエのバーレッスンのような事はよくあるので、例えばバレエのスキル関しては、バレエコース以外なら上手い云々よりも、最低限の名称やどんな動きなのか言葉を聞けばわかる、という状態は大きなアドバンテージになります。
運動神経が良い方なら2番目の得意なものにジャズダンスを置くことにして、ダンスヴォーカルグループのダンスを完コピできる程度には踊れるようになったり、お芝居が好きならストレートプレイを観るようにしたり、戯曲(台本のようになっている本)を読んで一人芝居でも良いから声に出して練習したり。
お芝居、四季の呼吸法や母音法、フレージング法については、またワークショップを開催する機会があったら触れたいなとは思っていますが、いつになるか分からないですし早く知りたい、体験してみたい!という方はぜひ体験レッスンを受けてみてくださいね。
自分にはちょっとシビア。でもまわりへの気配り半端なかったです
そして、団員の人達って、やっぱりみんなちょっとの事では動じないし、パフォーマンスに必要なら何でもやっちゃう。
今回参加していた元劇団員の人たちにもその性質は大きくは変わらず。
演出もですし、衣装も普通の既製服を見事な衣装に、我が友人が仕上げていました。
繰り返しますが、声楽を学んでいた人で、服飾学校は出ていません(笑)
ダンサーの主催者君も、実は途中怪我してしまったのですが、怪我しちゃうくらい自分のギリギリを攻めるし、その時は辛かっただろうけど、意地でもやり通す強い心で挑んでいました。
そして、集まってきている共演者の方々の人となり。
もちろん当日初めましての方が多く心の奥底までは正直分からないけれど、例えば有名バレエ団に所属していたり、芸歴がすごく長かったりするような方々が多いのに、みんな協力し合っていてとてもあたたかい。
礼儀正しい。
劇団でもそうでしたが、年齢経歴関係なく、尊敬できる人がまわりにたくさん居る環境って素敵ですよね。
久しぶりに触れ合ってみて、やっぱりみんな自分のスキルにはシビアだし多少無理してもがんばってやり切ってしまうけど、まわりへのきづかいや思いやりはまだまだ私も見習いたいと思いましたし、そういう人のまわりにはあたたかい人が集まってくるんだなと感じました。
生徒さんは、自分を追い込む必要は必ずしも無いですし、まずは自分が楽しかったり心地よい歌を目指して欲しいですが。
何でもやり切ってしまうスーパー人間に触発されて、私ももっと頑張れるんじゃない?と思った年度末でした。
それではまた新年度に!