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プロボーカルレッスンコースのブログ

Pharyngeal Voice(ファリンジアル・ボイス)について

ネイネイ!

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講師の高瀬です。

Pharyngeal Voice(ファリンジアル・ボイス)とは

Pharyngeal Voice(ファリンジアル・ボイス)とは、発声や音声学、特に歌唱や音声模倣の分野で使われる専門的な用語です。

「咽頭発声」や「咽頭音声」と訳されることもあります。

Pharyngeal(ファリンジアル) は「咽頭」を意味し、「Pharyngeal Voice」は、咽頭部(喉の奥の部分)を強く使って発声する声のことを指します。

これは声道の形状を変えることによって独特な音色を出す発声方法です。

どんな時に使うの?

Pharyngeal Voice(ファリンジアル・ボイス)を練習・使用する目的は、主に声の響き・抜け・パワーを高めるためです。

高音を出すときに、力まずに「スパーン」と通る声を出すのは難しいですよね。

Pharyngeal Voiceは、高音で声が薄くなる・こもる・張りがなくなるといった悩みを解消するために使われます。

歌唱(特にミドル〜ハイレンジ)▼

「ミックスボイス」や「ベルトボイス」を開発するためのトレーニングの一環として「Pharyngeal Voice」を使います。

咽頭共鳴を利用して、声の明るさ、張り、通りを増すことができます。

模倣・特殊発声▼

アニメ声、キャラクター声などの模倣にも使われ、声に「鋭さ」や「鼻にかかったような響き」を加える効果があります。

特定の民族音楽(例えば中東音楽)では、咽頭発声が文化的に重要な役割を持ちます。

Pharyngeal Voiceはミックスボイスの安定にも役に立つ▼

ミックスボイスは「地声と裏声の中間」で、これを安定させるのが難しい人が多いです。

Pharyngeal Voiceの練習は、中間域の声を太く・明るくするのに効果があります。

注意点と練習方法

「喉を締めて出す声」ではない無理な咽頭の締め付けは声帯を痛めます。

正しいフォームでは喉の奥が開き、共鳴を意識します。

鼻声と混同されがち:実際には鼻腔ではなく咽頭を使って共鳴させています。

「エ」や「イ」のような明るい母音で練習する

→ 咽頭共鳴しやすい母音から始めると効果的。

声を「上あごの奥」や「鼻腔の上に飛ばす」イメージで出す

→ 声を前に出そうとしない。奥に集める感覚。

鼻にかかったような音色をあえて作ってみる

→ これはあくまでトレーニングであり、実際の歌では自然に戻してもOK。

Pharyngeal Voiceは、声の通り・明るさ・抜けを高めるためのテクニックであり、特に高音域での発声やボイスコントロールに効果的です。

ただし、無理な使い方をすると喉を痛める可能性があるため、プロの指導や慎重な練習が推奨されます。

なので皆さん ZIGZAG MUSIC SCHOOL に通いましょう。

では👋

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