こんにちは!ZIGZAG MUSIC SCHOOLのミズハシです!
こんなふうに思ったこと、ありませんか?
「これは裏声…なの?」
「どうやって出すのかわからない」
生徒さんからこんな声をよく耳にします。
特に、高音になると地声からミックスボイスへ、さらに裏声へ…と声のモードが変わっていく中で、自分が今どの声を出しているのか分からなくなることもありますよね。
でも、実は小さい頃から私たちは裏声を使っていたんです。
” 小学校の合唱を思い出してみて! “
「ほわっとした声で歌ってね〜!」
と言われた記憶、ありませんか?
高学年になると、合唱の時間に「きれいに」「柔らかく」歌うことを意識させられた方も多いはず。
あのとき出していた“優しい高音”こそが、実は裏声なんです。
裏声とは、声帯の振動が地声よりもゆるやかで、息が多めに混じったような声のこと。
無理に張り上げずに、ふわっと出すのがコツです。
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” 裏声が出せているかのチェック方法 “
裏声を出せているかどうか分からない場合は、次の方法を試してみてください。
ため息のように「は〜〜」と高めの声を出す
声がひっくり返ってもいいので、無理に地声で出そうとしない
少し鼻にかかったような、息まじりの高い声を探してみる
「これって地声?裏声?」と悩む人の多くは、地声で高音を頑張って出してしまっているパターンが多いです。
無理に張ると喉が痛くなってしまうので、力を抜いて声を出すのがポイントです。
” 裏声は“技”としても使える! “
実は、私は高音でもミックスボイスで歌うことが多いのですが、あえて一部だけ裏声にして「抜く」「揺らす」などのテクニックを入れることがあります。
例えば、バラードの中で裏声を使うと、儚さや柔らかさが出て感情表現がぐっと深まります。
また、サビの中で裏声と地声を行き来することで、波のような抑揚が生まれるのです。
裏声=弱い声、ではなく、コントロールすれば立派な“武器”になるということなのです!
” ミックスボイスにもつながる裏声トレーニング “
裏声がしっかり出せるようになると、軟口蓋(あくびをして上がる喉の奥のところ)を上に引き上げる感覚が身についていきます。
この動きは、ミックスボイスにも欠かせない!
つまり、裏声を練習することで、ミックスボイスへの第一歩を踏み出せるというわけです。
声帯のバランスが整い、喉の負担も減っていくので、高音がどんどん楽になります。
” 裏声は“もともと出せている”から安心して大丈夫! “
裏声って、特別なものではありません。
実は昔から自然に出していたし、ちょっとしたコツで誰でもすぐに出せる声です。
そして、歌においては繊細な表現を助けてくれる、大切なパートでもあります。
裏声が出せるようになれば、ミックスボイスや高音の課題にもつながっていきます。
そして曲を「グッ」っとよくしてくれる技にもなります!
ぜひ一緒に、自分の声の幅を広げていきましょう!
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