こんにちは!
ZIGZAG MUSIC SCHOOL 講師の堀山です。
担当コースは、ボーカルコース、ミックスボイスコース、アコースティック・エレキギターコース、弾き語りコース、DTM・作詞作曲コース、レコーディング・エンジニアコース、Youtuber・動画編集コースなど、主に活動を実際にしている方や、これからしていきたい方を中心にレッスンを行なっています。
乾燥する季節にオススメのケア
寒さがそろそろ本番を迎えて、我々にとって大敵の乾燥が本格的にやって来ました、、、!
今日はいつもと嗜好を変えて、乾燥する季節に声を使う人にオススメするケアを紹介します!
乾燥の季節に声を守るポイントは
「湿度管理」×「鼻呼吸と鼻うがい」×「早めの水分補給」
① 湿度管理
湿度管理と「鼻を使う呼吸」― 喉ではなく“鼻”で守る
乾燥した空気が直接喉に触れることが、炎症や声枯れの大きな原因です。
喉を守る第一歩は、空気が喉に届く前に湿度を整えること。
加湿器は「部屋全体の湿度」を整える。
ポイントは、加湿器を顔の真正面に置かないこと。
一時的に潤っても温度差や風が刺激になり、逆に喉がヒリつくことがあります。
部屋全体を50〜60%の湿度に保つように設定するのが最も効果的。
また、乾燥する季節ほど口呼吸はNG。
鼻呼吸を習慣づけると、空気が鼻腔で温められ、湿度も足されてから喉に届きます。
②鼻うがい
僕のオススメは鼻うがいです!
鼻が乾燥したり詰まると口呼吸になりやすく、喉の乾燥が一気に進みます。
就寝前や収録前の鼻うがいは、鼻腔を潤し、ホコリや花粉も洗い流して呼吸がスムーズに。
怖くないようにぬるま湯+塩の正しい濃度で行うのがコツ。
痛くない鼻うがいのコツをご紹介します!
1.生理食塩水を正しい濃度で作る(これが一番大事)
鼻うがいが痛い最大の理由は、塩分濃度が合っていないこと。
生理食塩水の作り方(家庭で作る場合)
•ぬるま湯200mlに、食塩 1.8g(小さじ1/3くらい)
•温度は 35〜37℃(体温くらい)
塩が多すぎても少なすぎても痛いから、このバランスが命。
僕はお風呂に入る時に鼻うがいをしてますが、専用のコップに鼻うがい専用の容器を決めていて、そこに適量の塩を入れてお風呂場でお湯を入れて作ります。
少し舐めてみて美味しいと思うくらいの塩味になっていれば、ちょうど良いと思います!
※初めのうちは市販の鼻うがい液を使うとラクで安心です!
2.顔を“まっすぐ前に傾けすぎない”
よくやりがちなのが、顔を横に倒しすぎたり、上を向きすぎること。
鼻の奥の構造上、正しい向きじゃないと耳に水が入ったり、痛くなったりしやすいです。
◯ベストな向き
•顔を やや前に倒す(軽くお辞儀する感じ)
•そこから ほんの少しだけ左右に傾ける
•真横や真上は絶対NG
3.勢いは弱めでいい(強く押すと逆効果)
勢いよく入れる必要はまったくなく、ゆっくり一定の圧で入れてあげるとスムーズに流れる。
特に“耳に圧がかかる感じ”がしたら強すぎ。
耳が弱い人は、ほんとにゆる〜くで大丈夫です。
4.片方ずつ丁寧に、最後は優しく鼻をかむ
左右どちらもやると鼻腔全体がクリアになる。
ただし、終わったあとに 思い切り鼻をかむのはNG!
勢いよくかむと耳に逆流して中耳炎の原因になりやすいから注意です。
③ 水分補給
水分補給は“喉が渇く前”に ― すぐには潤わないから
よく勘違いされるのが、水を飲めばすぐ喉が潤うというイメージ。
実際のところ、飲んだ水が粘膜まで行き渡るにはタイムラグがあり、
喉が乾いた瞬間から粘膜はダメージを受け始めます。
ベストなのは、“喉が乾く前”に少しずつ飲むこと。
30分おきに一口飲む習慣をつけるだけで、声の安定が全く変わります。
温かい飲み物は○、熱すぎるのは×
ぬるい白湯やハーブティーは粘膜がリラックスします。
ただし熱すぎる飲み物は逆効果なので避けましょう。
カフェイン・アルコールは乾燥の原因になります。
利尿作用で体内の水分が奪われるため、飲む場合は同量の水を追加で。
僕のオススメは特に鼻うがいです。
元々副鼻腔炎になって、それの予防に始めたのですが、これをするようになって本当に風邪をひかなくなったし、鼻水も出にくくなりました。
副鼻腔炎も鼻うがいを始めてから発症してません。
乾燥ケアだけでなく、風邪をひかないケアにもとっても効果的です!
今回は【乾燥する季節にオススメのケア】についてお話しました。
練習法だけではなく、音楽に関する全て考え方や、活動の仕方についても一緒に考えてアップデート出来たらいいなと思っています!
一緒に理想の音楽ができるようがんばりましょう!
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